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zoom RSS ヤツ(彼)が帰ってきた!

<<   作成日時 : 2017/08/14 10:59   >>

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世間様が夏休みな今、
俺も同じようにたっぷり夏休みを堪能したい、と思いつつ、
そういう時に限って、いろんな問題が同時多発してるけど、
あいにく俺の手元には
なんでも解決できる魔法の壺があるわけじゃなし、
そろそろ、公安9課に頼んで
連中ドミネーションしちゃろうか、
と腹黒いことを思ってしまった今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういや、先日TVで、池上さんが
陣内に一喝したってね?
「池上さんの意見が一番正しいとボクは思います。」と言った刹那、
「それが一番アブナイ。自分できちんと考えなきゃダメだよ。」的な一喝。

ホント、昨今、自分は安全な場所に逃げ隠れしてて、
でもその自分で築いた(自分じゃ)強固な防御陣(と思ってる)中から、
あーだこーだ、実務者を罵倒しまくる・・・

そんな風潮、広まったのかなぁ。

はたまた、潔癖症?
「私、出来る範囲でお手伝いしますよ〜」と言いながら、
いざお願いしたら
やたらと「なんで自分がそれをやらなきゃいけないの?法的根拠は?」
とかなんとか。
かる〜い気持ちで頼んでも
「なぜそれを頼むのか目的をちゃんと言え。」
「立ち話程度でいいなら、そうと言え。」
みたいな、ね。

赤城博士も言ってたじゃないよ。
「潔癖症はね、疲れるわよ。
それが破られたとき、疲れるだけなんだから。」
ってね。

俺、そういうの、キライ。
上から目線で安全な場所からあーだこーだ、指図はするけど、
一切責任は取らない、てやつね。
権限は寄越せ、でも責任はお前が持て・・・みたいな。

ラインハルト・フォン・ローエングラムが尊敬を集めたのは
そこじゃないのかねぇ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とまぁ、ヲタな話もからめつつ。

只今、夏休み!
って、小売業とか、公務員さんとか、
この時期でも当然働かなきゃダメな人には申し訳ないけれど。
(けど、銀行員は除く。あの業種こそ、土日開店しろ、っての。)

なので、この1カ月ほど、
なぜか重なった「録画した・見たかった映画」を
順番に見てます!

ちうことで。
今日は「夏休み・映画感想文」(その1)ってことで。

こないだ見た(家で見た)映画は、これ。

「ヤツ(彼)が帰ってきた!」

・・・これ、原題の直訳なんですが。
ネット的にヤバイので、この備忘録ではこれで通させて下さいな。
(ワケは・・・そんたく してくださいな。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ま、公開されて1年もたつし、ネタバレ、ってのも無用でしょうが。

これ、原作(小説)もあるんですってね。
映画見た後、読みたくなっちゃった。

で。映画の内容ですが。

人類史上、最悪にして絶対悪と言うしか表現のしようのない、
あのチョビ髭のドイツ人。
彼が主人公。

いや、彼が主人公、という映画は今まで沢山ありましたよね。
総統最後の12日、とか、独裁者とか。

あんなもんじゃないですよ、この映画は。

そういった映画も最初で笑い飛ばしてたりしてましたね。
それがまた強烈な皮肉?

内容・話、としては、至ってシンプル。
彼が1945年から2014年(小説では2011年らしい)に
タイムスリップしてきたら?

ただ、それだけ。いや、ホント、言ってしまえばそれだけ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、ね。でも。。。

映画はいわゆる「セミ・ドキュメンタリー」という手法も
半分混ぜ込んだ、とのこと。
後で調べてわかったのですが。
これ、「街頭インタビュー」で、約400時間もカメラを回した、とか?

ナニも言わず、突然、あの格好をした男性が
大都会・地方都市、その他ドイツの至る所に現れて
彼が街頭インタビューをする!

当然、そんなことをすれば暴動の引き金を引いてしまうかも?
ということで、撮影クルーと、役者さんには
ちゃんとボディーガードをつける、といった念の入れようだったそうですが。

ナニがコワい、って。
役者当人も、スタッフも異口同音に言ってたようですが。

「案外」!!!
抵抗感なく、すんなり受け入れられた、とのこと。

目の前に現れたのが、当然本人じゃない、
当人なはずがない、ってわかりきってるから、
安心して?インタビューに対応してるんだろうけれど。

「ドイツの問題点?そりゃ、全部だよ!」
「難民流入をどうにかしてほしい!」
「なんで難民ばっかり優遇されるの?」
「貧しい子どもも増えてるわ。」
「一生懸命働いてきたのに、ロクに年金もらえず、貧困だよ。」

もう、出るわ出るわ、政府批判。

映画でも冒頭に、彼の独白で
「今のドイツは、あの陰気くさいオーラを発散する
ぶよぶよなばぁさんが仕切っている、なんと嘆かわしいことだ!」
とか。
与党のみならず、野党だって「涙するくらい酷い状態だ。」と。
調べてみると、「緑の党」といかいうのが一番マシなようだ。
我が国を汚染から守れ、と言っている。
ただ、彼らの唯一の誤りは原子力の否定だ。
素晴らしい兵器になるのに!

もう、すれすれどころか・・・

でも、不満を言う街の人々に「じゃ、どうすればいい?」
とマイクを向けると、だいたいが「・・・・」
でも、「とにかく今のままじゃダメだと思う。」と。

おいおい・・・・
1939年なのか?・・・

それから。
映画のワンシーン。

彼がホテルで見ているテレビ。
テレビという機会そのものの進歩・進化に猛烈に感動するも、
その中から流れてくる低俗な番組にあきれかえる彼。

やがて。
彼はTVショーの中で
「なんでこんなに低俗な番組ばかりを流すのか?」
「世間がツライときこそ、本当に素晴らしい芸術が生まれて人々を癒すはず。」
「見るがいい、1944年には素晴らしい芸術作品が沢山生まれたはず。」
「今はそういうのすら生まれない程に酷いのか?」
「このままじゃいけない。もっとかんがえるべきだ。」
と演説をぶち上げて、
たちどころに人々の心を鷲づかみ。

それからは、朝から夜までTVに出ずっぱり。
挙げ句、インターネットという存在を知り、使い方まで教わって・・・

「これは素晴らしいプロパガンダの装置だ!
アーリア人の素晴らしさの結晶である!」と涙する・・・

確かに瞬間瞬間には「正しい」台詞も聞こえ、
「涙する彼」に笑ってしまうけれど。。。

この映画。
ナニが一番恐ろしいか、って。
そんな風に同感したり、笑えることなんですよね。

そして全編見終わった後、笑ってた自分の背筋が
目一杯凍ってしまう、というオチ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

だってねぇ。
「シェパードとダックスフントを掛け合わせたらどうなる?
その子孫からは、2度と、決して、素晴らしい純血のシェパードは生まれない!」
って彼が言ったら、それを聞いている女性は
「・・・そうね。マッタクその通りだわ。掛け合わせるなんて、ね。」と。

はたまた
「不法移民を笑い飛ばして何になる?ネズミの駆除は駆除係がするものであって、
道化のすることではない。」
とか。
「子どもの貧困、老人の貧困、失業率の高止まり!
こんな国で誰が子どもを産んで育てたい、と思うものか!」
と。

挙げ句、
「今この国に必要なのは変革であって、
変革を責任を持って実行出来る指導者なのだ!」
と。

これ、台詞のごく一部を切り取ってみれば
極めて同感を得る台詞ばかりだ、と思うんですよね。
だって、真実だもん。

でも、それを天才的なセンスで、見事に自分の主張と
合体させてしまう、という、その事実。

それで彼をかばおうとする人は
「彼は真実を言っているのだから」と盲目になってしまう。。。

でも、1939年から1945年にナニが起こったのか、
を知っている我々は、その「真実」にまとわりつく
なにか黒いものの非道さ、をも知っているはず・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なのに。

もう70年も経ってしまったからか?
そういったことを覚えているつもりで、
いざ、今の時代に再び同じ主張をする人が
同じ格好で目の前に現れて、
「自分は正しい」と思い込んで演説をぶち上げる。

断片的には確かに正しいかもしれないし、
共感できるのかもしれないけれど。

だからといって、それを全て鵜呑みにしてしまうと、
歴史の行き着く先は・・・

彼の時代に、今の社会インフラがなくてよかった、
と思わざるを得ないですね。

あのような天才的な悪魔の煽動者の手元に、
「インターネット」「YouTube」「マスメディア」「SNS」
そんなツールがごまんとあれば?

どんな主張でも、そのウラをよくよく考えずに
「おもしろい」「完コピをも超過している!」というだけで
「どうせこれは道化だろ?」と思って接していたら・・・

いつしか自己思考を停止して、
「彼が言うことは正しいのだから、彼が言わずに行動していることも
正しいに違いない」といった、盲信状態に?

1945年よりも2017年の今の方が
はるかに簡単で、遙かに広範囲に影響を及ぼすことが出来る・・・

でも。
映画ではそれらを全てびっくるめて「笑って」しまう。
「この映画・笑うと危険」というコピーはまさにその通り。

最初は単純に「あぁ、騙されてる。バカだねぇ。」と思いつつ、
映画の最後の方では「なるほど、こうやって人は盲信してしまうのか」
と考えさせられ、映画を見終わった後で
「笑ってた俺は本当にマトモなんだろうか?すでに毒されていないか?」
と考えてしまった・・・ですよねぇ。

そういうデマゴーグを盲信しちゃったら、
その他が一切目に入らない、そして暴力・暴言に走る。
でも自分は「それが正しい、彼が正しい」の一心で、
なんら心に曇りがない・・・
そういうのが広まるからこそ、世界は何度も滅亡の渕に立った・・・
けれども、歴史は繰り返す?

それを思うと、笑ってたはずなのに、なぜか恐ろしい、としか。

セミ・ドキュメンタリーということで、
インタビューもそこかしこにまぶしてあるのですが。

これはホントだったのかな?
彼がネオナチに襲撃される、と。
ネオナチ、って「彼」の思想に完璧に賛同してる・・・てはずでしょ?
その彼らの前に「彼本人」が現れて「彼の思想」を説明しているのに、
「お前は偉大なドイツを冒涜した!」と言われて暴力を受ける・・・

これ以上の皮肉、ってある?

それから、同じく、「彼」の思想を受け継ぐ、と自称している政党への
突撃インタビュー。
(これは本当に「政党本部」にノーアポイントで突撃したみたい。)

彼を崇拝する政党に、彼本人が現れて、
責任者と対談する。
でも、あまりにも「彼」の「思想」とかけ離れている様が
浮き彫りにされ、彼に党首は論破されまくって・・・
挙げ句「ちょっとカメラを止めてくれ。」とのこと・・・

それから。
最後に「彼」自身がたまりかねて自ら親衛隊を再び組織しようとするけれど、
集まった若者は、どうみても、引き締まった凛々しいアーリア人の若い男子・・・
とは対極にあるかのごとき若者達。

彼がプロパガンダを広めても、それを信じる若者は
「そんな感じ」の人しかいない・・・これもまた強烈な皮肉、批判でしょうかね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、最後の最後。
ここはもう小説と映画とでは全然違ってるそうですが。

映画では、「彼」を見いだしたプロデューサーが、
あまりにも「???」が多すぎるので、
耐えきれなくなってもう一度最初に戻って調べて推理して・・・

そして、プロデューサーはとうとう
「彼は実はホンモノだった!」という結論に至るのですが。

その結論に至った瞬間、パニックに。
「アレはホンモノだ。今すぐ捕まえて牢屋に入れろ!死罪にしろ!」
って叫びまくって暴れ出して・・・

でも周囲は「完全なものまね芸人」としか見ていない・・・
だれも「彼」の本当を知らない、
彼の本当を知った人は精神を病んでいる、と診断されて、
最重度の病気になっちゃった、ということで
世間から隔離されてしまう・・・・

そして、TV局の美人局長とふたり、
オープンカーにのって、ベルリンの街を走り去っていって・・・エンド。

美人局長、ってのは、あきらかにリーフェンシュタールのこと。
美人でドイツ人で切れ者で、メディアをものの見事に彼の意志にしたがって操る・・・

そんな人と手を組んだ彼の未来は・・・?

「彼」は、最後・自殺するとき、
「自分は死ぬが、自分の思想は100年後に蘇るだろう」
と言ったのだとか、言わなかったのだ、とか。

そろそろ100年。
思えば、外国のみならず、我が国でも、
しかもあろうことか、
すぐ近くで同じようなことをしているようにしか見えない集団も
あるような気がします。

やっぱり、何事も自分で考えないと、ね。

今の政権への不満を聞いて回っていた彼の結論は
「ヤツらは無能だ。でもそういうヤツらを選んだのは国民だ。
このままじゃ、この国は奈落へまっしぐら。
でもだれもその奈落を知らない。だから・・・」

池上さんが言うから正しい・・・ってのは根っこは同じことなんだよね。
そして自分で考えずに、○○さんが正しい、って盲信しちゃったら・・・

この映画。笑うと危険。

でも、笑ってしまいます。
なので、今、この国の、特に大都会に住む有権者には
ぜひ見て欲しい、と思う次第。

「彼が帰ってきた!」
確かに、今この世に帰ってきたら・・・・・

怪談話よりも、ある意味恐ろしい。

自分で考えなくなった組織、
全てを人任せにして、自分はただ評論家に徹して
上から目線で強欲に「奉仕」を求める人々。

そういう組織の行く末ば・・・

笑うなキケン。笑うとキケン。

下手な怪談話よりもコワいかも。。。

とにかく、彼の繰り出す理論、部分部分に正論をちりばめた
デマゴーグ、主張、そういったものに、
熱情だけで流されないように、騙されないように。

気がつけば、俺の身の回りにも、たっくさん・・・


気をつけよう。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




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