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zoom RSS 夏の終わりの「怖い絵」

<<   作成日時 : 2017/09/11 13:48   >>

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例年だと9月の10日を過ぎても「酷暑・真夏まっただ中」ってのが
常識だったのに、どういうわけか、今年は幼少のみぎりを思い出すような、
「秋の9月」といった感じを覚える今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いや、ホント。
むっかしむかし、そのまた昔の大昔?
8月は熱いから1ヶ月まるまる夏休み。
でも最後の土日は24時間チャリティTVがあって、
その頃には、朝晩は結構涼しくなって、
でもって、9月になったらいよいよ秋本番、
でもって、9月末か10月上旬に「運動会」・・・
って図式だったのに。

もうここ十数年?
9月に運動会・体育祭は「暑すぎて危険」って理由で
そういった諸々は5月とか6月とか、になったんすよね。

でも今年は皮肉なもんで?
5月・6月はすでに酷暑、ってのがこの数年の常識?
なのに、9月はしっかり「早秋」?

なんだか、全部を俯瞰すると
いよいよ地球の環境がおかしくなってるのかなあ?
と、うっすら怖く思ったり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで。
そんな早秋に、またまた?カミさんの推薦・お供で
美術鑑賞会、してまいりました!
なので、今日はその備忘、です。

行ってきたのはこれ!

怖い絵展

いやいや、もう活字とか絵とか、から離れてン十年?
「怖い絵」って本の存在って知らなかったのですが。

本展、この本が刊行されて10周年、ということで
本の作家・中野京子氏が展覧会の監修に関与してる、
とのこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーん。
「こわい え」ですか。

てっきり、最初は、浮世絵のお化け猫、巨大骸骨、とか。
西洋の、おどろおどろしい髑髏の絵、とか。
そんなんばっかり集めた展覧会なのかなぁ?と。

だって、開催が夏休みだったしー。
なので、お化け屋敷な趣の展覧会かなぁ?
って思ってたんすよね。

でも。
ぜーんぜん、それ、大間違いでしたしー・・・
(はずかしー。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

怖い絵 の 何が怖いか・・・って。

それ、絵画の背景を知れば「恐ろしくなる」ですよ、
というコンセプトの絵画を集めた、ってことだったんですよね。

まるで、去年の大河の「ナレ死」?みたいな?

今、目の前で大暴れしている「○○」は、
この後、国に帰る途中で謎の死を遂げる・・・

みたいな、死を淡々と読み上げるナレーション。
その刹那、さっきの大暴れがフラッシュバックして、
思わず「こわー」って感じる・・・

・・・のとはちょっと違うかな。

でも、やっぱり「この後に起きる悲劇」を示唆する絵画、って
示唆だけじゃなく、実際何が起こったか、ってのを知ると、
やっぱり「怖い」と思うパターンはあるわけで。

大体、人生なんて(って大上段かっ?)、
所詮、数分先には何が起こるかわかったもんじゃなし。

でも「後世」から見れば「歴史」はわかってるわけで。
それを知った上で「悲劇が起こる前」を眺めれば
ある意味「怖さ」が出ますよねぇ。

「怖い」まで行かずとも、「背筋が寒くなる」とか?

映画「タイタニック」もその系譜?
見てる人は、この後この豪華客船がどうなるか、を知ってて。
で、その知識の船上で、架空のカップルのラブロマンスを見てる・・・

あぁ、この後、あの大悲劇が起こるのに・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ともあれ、そんな切り口で集めた絵画の展覧会。
この視線はとても新鮮でしたね。

展覧会自体は
「神話と聖書」 「悪魔、地獄、怪物」 「異界と幻視」
「現実」 「崇高の風景」 「歴史」
の6部構成でした。

「怖い絵」の「怖い」の意味をかみしめて、
この6つのタイトルを見たら、やっぱり「怖い」もんはありますよねぇ。

特に  「現実」 !

地獄から現世に来た悪魔が
現世を体験して、
「現世の方がよっぽど怖い」と怖じ気ついて
地獄に帰っちゃう・・・

そんな小話、なかったっけ?

で。
絵画全般ですが。
これはもう、どの作品も特徴あるもの、美しい物、
細部まで描き混まれたもの、エッチングの数々・・・

しかも、選ばれている画家の中には
「セザンヌ」「モロー」「ターナー」「ゴヤ」「ルドン」など・・・

ある意味、「今までの総復習」みたいな感も?!

確かに見たことある絵の「再履修」もあったもんね。
ルドンの目玉?蜘蛛?とか。
「クリンガー」の手袋の連作とか。
最近だと、オランダのボス流の絵画とか。

だから、「あぁ、これ、この感じ、どっかで見た!」
って絵画も結構あったのですが。

でもやはりそこは「怖い絵」。
セザンヌが「殺人」を描いている、とは!
ターナーの風景画にも、そんな見方があるとは!

確かに、「知ってしまうと」どれもこれも怖いかも。

例えば。
ウォーターハウスの「キルケー」。
めちゃ美しいし、堂々としている美女だけど、
足下には・・・ブタ?
え・・・杯呑んだらブタにされちゃったの?・・・
このあたりは神話だから・・・でもね・・・うむむ。

ファーブル「スザンナと長老達」
まぁ、じぃさん、スケベなこと。これは違った意味?での「怖さ」?

フューズリの「悪魔」・・・?え、これ、そういう絵なの?
仰向けに眠っている女性の腹の上に、って・・・
夢の中ではきっと美男子?が腰揺すってるんだろうけれど、
現実は「悪魔」、でも女性は恍惚状態で分からない?・・・

うへー。

それから、オスカーワイルドの「サロメ」の一場面?
これ、銀の盆を載せてる黒い棒は燭台か、と思ってたら、
首切り役人が差し出した腕だった・・・?

うきゃー!?
この絵は「再履修組」ですが、それは知らなかった・・・

確かに、サロメ・・・
生首に「せっぷん」する、という、聞いただけでもおぞましい・・・

それから「現実」セクション・・・
セザンヌの「殺人」・・・?
セザンヌ、ってこんな絵を描く画家だとは全然知らなかったですねぇ。
思い切り感情むき出し?で荒々しい・・・
なんでも、30歳あたりまでは取り上げてた物の、
その後敢えて自分でも遠ざけてた、という感情を描く行為。
いや、全然知らなかったですねぇ。

自殺者の遺影を描いたものもあり、
自殺中の家族を描いたものもあり、
また、貧民層で安酒かっくらいまくって、
多分この人々・街はそう遠くないうちに滅ぶんだろうな、ってのもあり。。。

いやいや、現実、恐ろしい。怖いね。

「風景」のセクションには、「ターナー」だけではなく、
あの「ムンク」まで?
森に消えて行こうとするカップルの後ろ姿・・・?
ここは富士の樹海だろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして「歴史」のセクション。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」(ドラローシュ)。
これ、なんとなく知ってはいましたが。
レディー・ジェーン、という、事実上・ホントは、
最初のイングランド女王、でも政争のせいで?
たった10日足らずで首切りの目に遭った、とかいう・・・?

大画面に精密な描写、とにかくドラマチックな表現、
そして大迫力。

楽屋話じゃ、この絵画をかり出せたのは、
この展覧会の直前だった、とか。
そりゃ、国宝級の絵画、ともなれば、ね。
でもそれだけの価値はある、と見た!
(って素人が言ってもしゃあないけれど。)

まさに処刑される直前の「絵画」。
だから、一番「怖い」絵だったかも・・・

と思って、その隣後を見れば、
もう一枚の絵が。

「メデュース号の筏」というタイトル。
あれ?これ、なんとなく見たことが?いや、知ってるような・・・・

実はこれ、他に作品があって(ジェリコー)、
それがオリジナルで、
この作品はその「模写」ってことだそうですが。

うーん。オリジナル、教科書とかで見たのかなぁ・・・

ともあれ、とっても悲惨な難破のお話。
それも政府の無能さ故に発生した船の大惨事。
・・・って言うと、お隣さん思い出したりもしますが。

結局、船長が能なしの貴族で、その能なし故に
船が難破、救助筏も十数日漂流、
あげく、人肉喰らいまで生じる悲惨さ・・・

そういうスキャンダラスな実話を描いた絵画を
模写した、というのが本作とのこと。

うーん。
模写、っていうと、いつもはもっと違うのを想像するんだけど。
これはこれで、とっても迫力あるし。
絵画(構図)の下の方で横たわる死体なども、死にたて?
みたいな「新鮮さ」もあれば、結構痛んだ状態のものも?

うーん。これもまた「歴史」なんですよね。
ホント、タイタニック的な「悲劇・怖さ」を伝える絵、なのかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで、本展覧会、たっぷり堪能致しました。
めちゃよかったのは、殆どの作品に「怖さ」に関する解説がついていたこと。
なので、この絵は「こういう事が背景にある」ってことを
絵画事に理解して緩衝できるので、
なかなかよかったですねぇ。

これ、いわゆる「音声ガイド」でもいいんだろうけれど。
全部の絵画に音声ガイド、ってのもめちゃ無理もあるしなぁ。

だから、そこはそれでよかったのですが。

実は他の展覧会ではまず見かけない、不快なことも。
これ、こういう文化事業に(多分)不慣れだろう、主催者企業グループのせい?
なのかも?と思ったのですが。
(購買層も関係、してるのかな?(笑))

特に、エッチング系の絵画の前には、
いわゆる「仕切り棒」がなかったんですよね。
「ここから前に出ないで下さい」みたいな、アレ。

なので、展覧会にいて・たたずんでマジ驚いたのですが。
絵画を触ろうとする人、指先が触れんばかりに指さす人、
掛けてある絵画の隣の壁にもたれかかる人・・・

しかも、スタッフさんもそれを注意していない?
いや、あまりに酷いのは注意してるようだけど。

それから、以外と?会期末だったせい?
人混みがめちゃ多かったですね。
行ったのは平日昼過ぎでしたが。
入館チケットを買うだけで10分は並んだろうか・・・

だから会場内も結構ダダ混みだったのですが。

じぃさん と バカップル と オバハン軍団 ・・・
絵のど真ん前に立ちすくんで、動かない。
いや、先が混んでるから動けないのはわかるけど。
見終わったら、他の人に譲ろうよ。。。

絵の前で立ち止まって、「その隣の絵」を肩越しに見ようとして、
人の視界に入り込む・・・
んで、そういう じぃさん に限って
「自己主張」?
「ワシが見とるんじゃから、邪魔するな!この若いノン!」みたいなオーラ?

バカップルは、ガラスカバー付きのエッチング絵画だと触ろうとしてるし。
おーい、触ったらダメだってば・・・いくら仕切り棒がない、と言っても・・・

んで、オバハンは滞留しまくり、下世話な声でどうでもいい話ばっか。
絵を指さして「こんなんでこの後こいつ、死ぬらしいで(笑)」みたいな会話・・・

うーん。主催者とそれを支持する集団と・・・
が遠因じゃないんだろうけどね。

正直、それだけは興ざめでしたねぇ・・・

別に、オケのコンサートと一緒で
かしこまってお行儀良くしてなきゃダメ・・・とまでは言いませんが。

そういう部分に「民度」ってのが出るのかなぁ・・・

と感じて、ふと思いました。
これもまた「怖い」の一種か、と・・・・・・

何事も。
「人の振り見て我が振り直せ」。

でないと、「彼はその後・・・・・で消え去った」みたいなナレ死が・・・

うへー。
夏も終わりだし、怖い話もそろそろシーズンエンド、ってことで・・・
(実は怖いの、ちょっと苦手?かも?・・・むふふ?)

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