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zoom RSS 「海底二万哩」に見た「現代」

<<   作成日時 : 2018/02/05 13:25   >>

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今年は、なんだか個人的に
1月が色々てんこ盛りで
ようやく2月になったか、と思いきや、
数年に一度な大寒波に襲われる、
という予報を聞きつつも、
それでも日中最高温度が38℃とかいうのに比べりゃ
まだまだマシか、と思う今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この週末は節分。
久しぶりに、週末に節分。
なので、実はまだ言ったことがない
八坂さんの節分ってのを
見に行ってきたのですが・・・

いやいや、これがなかなか神々しい。
地元の松尾大社さんのも
数年前に見ましたが。
こちらは、やっぱ、さすが花街。
「華やいだ」舞の奉納があって・・・

そこまではよかったんですが。
舞が終わって「福はぁ〜、うちぃ〜!」
の声とともに、舞台の前の方に詰めかける群衆。
その上から飛んでくる「福豆」の袋。

うっへー。
まるで「餌を求める鯉」のよう!
しかも投げるのが女性で、
福豆それ自体が軽いから、
もう後の方には飛んでこないし・・・

なので、ちゃんと販売している「福豆」を
頂いてきて、お家でカミさんと
猛烈に、かつ強烈に
厄払いを祈りつつ、しっかり頂きました。

そんなこんなで、しっかり厄払い・・・できたのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それにしても。
去年も正月早々大雪だった記憶がありますが。
今年は、「さっぶー」ってのが
ネチネチ続いていますねぇ。

いよいよ、異常気象が異常じゃなくなってきてるのかな?
科学技術でどうにかしようとするんだろうか?

そんな「気象制御技術が暴走したらどうなる」
ってな映画が公開されているようですが・・・

今日の備忘ネタは、その、只今公開中の映画じゃなくって、
いわゆる昔の「名画」系?な映画の備忘です。

去年の秋、BSプレミアムでオンエアされていたのを
カミさんが録画してくれてて、
それをこの週末、ダラダラと見た、ってわけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見た映画はこれ!

「海底二万哩」

そう!
あの、J・ヴェルヌの原作。「海底二万里」を
あの!デズニー((ーー;)・・・)が映像化した、ってヤツですね。

ヴェルヌ、って、時々H.G.ウェルズと混同しちゃたりするんですが。
「えっと、宇宙戦争もヴェルヌだっけ?」みたいな・・・

いやいや、この年になっても間違える、
ってことは、いかにちゃんと読んでないか?
物忘れが・・・
ってことになるの、かな? (^0^;)

ヴェルヌの作品、って、これと「八〇日間世界一周」と、は
「小学生文庫」みたいなヤツで読んだ記憶があるんですが、
改めて大人になって読んでみても、
結構面白いんですよねぇ。
(といっても、大人になって読んだってのも遙か昔になっちゃったけれど。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で。
八〇日間〜の方はまだ冒険譚、って感じで読めましたが。
海底〜の方は、子供心には「ネモ船長って?」って「???」でしたし、
「ネッド」の○○加減さには、あぁ、北米人ってそういう人種なんだ、やっぱり・・・
って、「純粋無垢」に思ったりしたもんです。

んで。
さてさて、その原作を映画化した本作。
これ、制作されたのがなんでも、え?1954年?
それって、第二次世界大戦が終わって10年も経ってない、ってことっしょ?

大戦中に、「風と共に去りぬ」と、やはりディズニーの「ファンタジア」と、
を見た日本の外交官が「こんな国と戦争s手勝てるわけ無かろ?」
と言ったとか言わなかったとか、ってのは有名な話ですが。

戦後10年でこんな映画作れる、って。
やっぱり「昔」はデズニーもよかったのよぉ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全編見終わってまず最初に感じたのが、
海のシーンの、なんとも言えない雰囲気。

これ、もう60年ほど前の映画ですよねぇ?
明らかに特撮、ってやつなんだろうけれど、
なかなか良い感じがします。

それから映画の終わりの方での
「巨大イカ」の襲撃と、その戦い。
このイカ、もしかして「ダイオウイカ」です?
1954年に、もうダイオウイカ、って有名イカだったのかっ?
と思ってしまったり。

それから海、と言っても、海上だけじゃなくって、
海中のシーンも、なかなかうっとり魅せる、って感じでしたが。
もう60年以上も前の映画なのに、
ちっちゃいTVで見たから、なのかな?
多分、「合成」でしょ?ってシーンも
なかなか幻想的だったり。
印象深いものではありましたねぇ。

それから、ノーチラス号のデザイン。
なーんとなく、戦後の「効率・合理的」主義?を感じさせる、
鋼鉄製の「雷魚」のような面持ち。

こういうのデザインしたチームの人、チーフの人、って
実は「ビョーキ」ってやつではないかしらねぇ?
「好きでしょ?こういうの造形するの!?」と
思わず一人突っ込みしてしまうくらい、
ヲタなデザイン。
ワタシャ大好きですねぇ、こういう「マシンデザイン」って。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、肝心のキャスティング。
銛打ちのネッドが「カーク・ダグラス」ってのもなぁ。
あまり良くない意味で(?)
「ステレオタイプ」な、陽気で短絡的で直情的な「あめりか〜ん」を
よく体現してるなぁ、と。
対する教授と助手は、本作では「フランス人」って設定?
そりゃ、確かに「米仏」って、一見相性が良さそうで、
実は思想が根本的に違う、とか?
(Me Too 運動とか見てたらねぇ・・・そりゃ性犯罪は断固許すまじ、だけど。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この3人のキャスティングと芝居もいいなぁ、と思ったのですが。

ネモ船長も、こう、イメージ通りで
なかなかよかったっすねぇ。

どこか「異常者」っぽい所もあるのに、
「理知的」で「冷静に」判断出来る面もあり、
また部下のために勇敢に戦うこともできる・・・

でもって、1800年代にはありえないくらいの
「チョー」天才!
潜水艦もそうだけど、電気とか、動力源とか。
食事だって基本的に海中のもので自給自足。
こよなく海・海中世界を愛し、
こよなく陸・地上世界を嫌悪する、
それ故に、海上の軍艦、軍事関連艦船を攻撃する、
それで軍人が死んでもなんとも思わない・・・

うーん。チョー天才だけど、
こうやって書き上げると、やっぱり複雑な人間なんだろね。

という背景は、映画の中でだんだん明らかになって。
ネモ船長も地上では奴隷として軍事関連のことをやらされてて、
それが原因で地上を心底憎むようになった、と。

でも、これ、厳密に捉えたら、地上の・人間同士の
争いの醜さを心底嫌悪した、ってことなんだろな。

他方、その頭脳。
エンディングに出てくる「基地」ですが。
中身は映らなかったけれど、
外観的には、現代のコンビナートっぽい感じもするし、
よく見たら「パラボラレーダー」みたいなのも。

その天才度、人間性・・・
うーん。ちょいと違うかも知らんが。
ガミラス帝国のでスラー総統、みたいな?

いやいや、全然違いますか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まぁ、このネモ船長とノーチラス号を舞台にした冒険譚、
というのが本作なんだろな、と思います。
それを教授が回顧してる、って図式、かな。

原作と映画とではそのエンディングが大きく違いますが。
原作では3人が「退艦」するのに対し、
映画では3人は「逃げる」んですよね。

で。映画では,劇中、教授は
「私の発明した数々、得た知識、これらはきっと人類に役立つはず。」
「でも今の人類だと全て争いのために使うはず。」
「だから私の知識は絶対に明らかにしない。発明を提供なんてしない。」
というようなこと、言ってましたよねぇ。

極度に・高度に進んだ科学技術は
すぐに軍事に転用されて、
それが人類を災厄へと導く・・・

でも正しく使うならば、
それは人類の幸福に寄与し、
人類のステータスのレベルを上げる・・・

その対立が、ネモ船長と教授との距離感になってる・・・

それ以上に、その葛藤は現代でも鮮やかに生きている、
というのは実は「悲劇」なんではなかろうか?

というのは深読みしすぎかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも。繰り返しますが。
この作品、原作それ自体は 1870年 に発表されてるんですよね。
つまり、19世紀の段階で潜水艦、電気・・・そういった発明を
予言しているヴェルヌ、って、
それ、単純にすごくない・・・っすか?

そして映画。これまたリフレインですが、
映画は1954年のもの。
1954年ですら、こんな潜水艦は存在しないし、
現代でも存在しないのでは?

だってねぇ。
船内,船長室にはパイプオルガンもあるし、
船内で喫煙はできるし、
噴水まであるし!
大面積の透明窓が何カ所かに設けてあって、
ってな「潜水艦」ですもんね。

人の高さと同じくらいの直径の「窓」がある潜水艦。
これ、観光用のチョチョっとしたもんじゃないっしょ?
深海に潜れる船で、こんなに立派な窓があれば、
そしてパイプオルガンまであるならば、
ぜひ、乗ってみたいもんだ、と思わずには?!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ、いやいや、ちょびっと脱線。
この1954年。
映画界では「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「ロミオとジュリエット」の他にも
「君の名は」(アニメのあれじゃないっすよ)「七人の侍」「ゴジラ」といった
実は名作が豊作だった1年。

でもって、この1954年って、
確か最初の水爆実験が成功した年だったんじゃ?
それまでにも、各国では核爆発実験が何度か起こされ、
広島・長崎で実戦投入され・・・

そんな背景もあったから、かな?

ドリームワークスなデズニーの良心として、
原作にはなかった、科学技術の進歩と戦争と、を結びつけた
シナリオ、って体裁にして、
本作を作ったんだろうか?

原作では、確かに地上を嫌悪してはいるものの、
そこまで軍事に対する嫌悪感を見せてたっけ?って思って。

確かに、核爆発・連鎖反応等を人類が制御できれば
それは夢のような話になるんだろうけれど。
(映画ではノーチラス号の原動力を明示してなかったけれど、
なんとなく、原子力っぽいのを想像してたのかなぁ、って
勝手に思ってしまった。)

あれから70年以上たった今でも、それらは主に兵器としての開発だったり。
民間用、即ち発電、で使おうとしても
今の技術であっても、まだ「人の手に余る」状態・・・

そんな、オーパーツ的な技術が、倫理観の未熟な人類の手に渡ったら・・・

そういう「隠れテーマ」みたいなのも
この映画にはあるのかなおぁ?

っていうのは本当に深読み過ぎるのかも知れないけれど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あくまでも謙虚に、そして過信せずに。
そして自己を制御できる、そんな日が来れば・・・

きっと「私の発明はきっと世界に役立つはず」・・・
というネモ船長の言葉がリアルになるんでしょうね。

さて、世間ではいよいよ、今週末からオリンピック。
でも、なんだか妙に・肝心の主催国が「政治」に絡めようと
へんな動きを見せてるような印象もありますが。

まずは平和に、お互い尊重しあって・尊敬し合って。
まずはそこから色んな事を始めるのが、きっと「大吉」なんだろな。

まるで・自分こそ、いや、自分だけが常に正しい、
周囲は我の言うことを聞くべし、みたいな、
そんな態度で高圧的な言動を許す・甘やかすと、
とんでもないことになる。

だから、もっと謙虚になって、
お互い耳を傾け合って、
そして平和を希求するべし・・・

そんなメッセージもあるのかな?
と、身勝手に、
身の上に現在進行形で発生している
 めんどー「ズ」 を思いながら、
結構オモロイ映画やったなぁ、
と思った、海底2万哩、なんではありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いっや〜、それにしても。
カーク・ダグラス。
脂のり切ってるし、格好いいなぁ。
でも役どころが、いかにも典型的・ステレオタイプ的な
「マッチョで短気でご陽気なあめりか〜ん」」ってのが、
また、なんとも、だったなあ(笑)。





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