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zoom RSS 人を人たらしめるもの

<<   作成日時 : 2018/04/16 16:10  

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4月も半ば、例年だと桜も散って
新緑の時期に・・・ってはずなのに、
一体全体、早くも夏日到来とか、って
どういうことっすかー?!
と思わず叫んでしまう今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例年、この時期、ワタシャ幼少のみぎりから
かかっちゃてる「花粉症」(子どもの頃には
そういう「病気」って周知じゃなかったから、
「季節の変わり目の風邪」って思ってた。)、
今年は花粉が多いぞー、と予報されてたわりに、
案外?去年ほどじゃない、というデータも。

でも花粉、結局一発やられたらオシマイなのね。
でも時期が時期だけに、やっぱり今年も
「それ、風邪?花粉?」ってビミョーな雰囲気。

そのせいか、最近再び?悪霊が取り憑きだしてる?
悪霊退散!どうか、今すぐ、ただちに、ぜひに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで。
今日は「今更ながら」の映画備忘録、です。

今日のネタは、これ。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」(実写版)

そう、いわゆる攻殻機動隊。
しかも、あれの「実写版」。
しかも、あれの「ハリウッド版」。

製作発表を聞いたとき、「あぁ、またか」って思ったです。
ハリウッドでのルパンの実写化、ガンダムの実写化、
エヴァンゲリオンの実写化・・・
あぁ、ホントにネタないんだ、と思いつつ、
どれもこれも実現しとらんやん?ってね。

* でも、ルパンは小栗旬でやってたっけね。

なのでこの話を聞いたときも「あぁ、またか」って。
どうやって光学迷彩とか、タチコマとか、
公安9課の連中を描写するよ、とか?

ただ、すでに熟し切ったと思える世界でも
(もう25年が経ってるんですよね)
まだまだこんなに派生する、ってのは
よっぽど「好き者」が多いか、
内容・世界観がどっしりしてるか、
ってことなんだろなー。

かくいう俺だって、最初はTVシリーズ、
SACを部分的に見て、それだけでハマってしまって、
あとは順番とか一切ムシで、
どんどん、チャンスがあれば見て行ってた・・・
ってクチですからねぇ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、さすがに「実写」は・・・
しかも、ハリウッド、って・・・・・

あの世界観、複雑な人間関係をどうするよ?って。
それに、そもそも「オリジナルストーリー」って聞いてたので、
あれをどうやっていじくって「オリジナルストーリー」を
作るんだろうか?

って諸々考えてたら、やっぱり
「この話も、きっとぽしゃるんだろな。」
って、ずーっと思い込んでいました。

それが、何の時だったか、ホントに製作されてて、
しかも殆ど仕上がってる、封切りも決まった、
予告編も流れ出してる・・・って知って、
まずはそこで腰を抜かしてしまいました。

マジ?
うそ?
ほんま?
ホンマに作ってしもたんかいな?

しかも、「北野武」が「ビートたけし」で出演?
桃井かおりも出演してる?

主演はスカーレット・ヨハンソン?
彼女、黒髪だっけ?
え?え?え?・・・・・

でも、ポスター見たら、なんか雰囲気出てる。
ビートたけしが荒巻課長って・・・ちょっとごっつすぎる?

ということで、
ただただ、ビックリしたー!だったのですが。

同時に「これ、ホントに大丈夫か?」という思いも消せず・・・

という言い訳たっくさんつけて、
結局(またしても?!)劇場では見なかったんですよねぇ。

で、その後ネット評を見ると、星3つ?
可も無く不可も無く・・・

うーん、それって、結局どうよ?・・・
やっぱり、いつものように、スカパー!かWOWOW待つしか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というながーい前置きの末、
年明け頃だっけ?オンエアされたものを録画して、
それをこないだ、ようやく見た、ってわけです。はい。

あー、長くて中身のない前振りだこと・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて。突然ですが。
見終わっての第一印象。
あ、見たのは「オリジナル(原語)」の方でしたが。

なるほど、確かにこれ、星三つだわ。(星5つ中)

でしたねー。
可も無く不可も無く、って評価は、まさに正鵠を得ている、ってやつ?

スカーレット・ヨハンソン(スカヨハ、って略号やめてくんないかな?)の
演技は、押井監督絶賛するのもわかる、って感じでしたね。

それから、ベースはその押井監督のゴースト・イン・ザ・シェルかな?
でもそれに微妙に色々な攻殻機動隊のエッセンス・ストーリーを
上手に織り込んで、しかも全然話は違う、という脚本。
これ、SACでしょ?とか。2nd Gigでしょ?とか。
いやいや、ここはイノセント?とか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2時間でまとめるなら、公安9課全体を描く訳にもいかず、
いきおい、素子とバトーと課長と、相手役(犯人?)と、に
フォーカスされるんだろうな、と思ってたのですが。
そこはやっぱ、その通りでしたね。
欲を言えば、タチコマが出て欲しかったし、
トグサにももう少し何か役どころがあってもよかったかも。

映像での世界観・・・
これは、正直ブレードランナーを連想しましたね。
攻殻機動隊をハリウッドのエッセンスで実写化したら
街並みはブレードランナーになる・・・
そんなあたりでしょうか。
ブレードランナーよりもう少し健全な街並み?って所?

義体の調子がなにやらおかしい、とか。
相手役?犯人役?が「クゼ」だったり、
「クゼ」と「少佐」とは実は恋仲だった、とか。
ラスト、少佐の義体がボロボロになりつつも
多脚戦車と対峙して破壊して、
そこにバトーが助けに来て、とか。
ホンコン?の街中、水たまり?の中での
格闘シーンとか。

映像で見れば「そうそう、あのシーンを実写化したらこうなる!」
ってのを見事になぞってるし、
いろんなパラレルワールドで出てくる攻殻機動隊の
ワンシーンが上手く織り込まれていたり。

これ、脚本はかなり練ったんだろうな。
そして、この世界に嵌まってる人達なんだろな。

その「愛」は充分に感じられました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、肝心の映画の中身そのものですが・・・

これまた可も無く不可も無く・・・
刑事物?というにはチト違うし。
恋愛物でもないし。

サイバーパンク、SF・・・ジャンル的にはそうでしょうが、
話が進むにつれて「私とは一体なになのか?」
という、ある種普遍的な、哲学的テーマに
邁進していってる、という、ね・・・

なんか、このあたり「100分で名著」みたいな感じ?

攻殻機動隊はどの作品でも、
SF、近未来、義体、というアイテムを通じて
「私を作り出すものは一体何か?」
「人を人たらしめるものは何か?」
というテーマをほんのりと、
でも深みにはまるとますますどっしりと、
見ている側に浸透していく、と思っているのですが。

そこはそれ、やぱりハリウッド?
これまでの作品以上にダイレクトにそこへ訴えてるなぁ、
って思いました。

「義体であれ、生体であれ、記憶がどうであれ、
結局、その人はその人の行動によって定義される」
的な結論・・・だっけ?

率直に、最後はそれかいっ?!って思ってしまったのですが。

結局、映画で哲学を語ろうとしていたのかな?と。
でもそれとエンターテイメントとの両立、って
実はめちゃハードル高しなんじゃ、ね?
だから、その分、星がへっちゃった・・・かな?
(押井氏の手にかかると全てそういう系統になっちゃうけれど。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は(俺も好き者だねぇ)、オリジナルの他に葺き替え版も
録画してたので、そっちでもう一度見たら、
なんとなく、より一層「なるほどねー」感が。

だって、この葺き替え版、ファンサービス?で、
SACでの声優さん達が声を宛てているんですもんね。

少佐の声はやっぱりこれじゃなきゃね、と思ったり。

でもその分、少佐がアニメよりもより一層深く「お悩み」
してる、って部分がよく伝わっただけ、「少佐ってもっと
ハンサムウーマンじゃなかったっけ?こんなに女性っぽかった?」
って風にも思ってしまいました。

これもまた、ハリウッドならでは、なんでしょね。

結局、シェル=殻=骨格 に入っている ゴースト=能 
って、一体それは何なの?
ってのが、この映画、そしておそらくインスパイア元、リスペクト先の、
押井監督のゴースト・イン・ザ・シェルへのオマージュ・・・

そんな仕上がりの映画だったのかなぁ、
って見終わって感じました。

そうそう、でも、このゴースト・イン・ザ・シェルも、
他の攻殻機動隊のシリーズ同様、1度見ただけでオシマイ、
ってな感じにはならず、何度か(間隔は空くけれど)見ても
いいかもね、って残像も残りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あとは細々、なインプレッションですが・・・

音楽。これ、押井監督のゴースト・イン・ザ・シェルと同じ、よね。
それはそれでいいけれど、押井版のゴースト・イン・ザ・シェルに
菅野よう子の音楽だとどんな世界観になったのかな?って、
そこはちょいと残念。

又はここまでハリウッド化するなら、音楽もあえて非東洋人による
オリエンタルな音楽でもおもろかったかも。

スカーレット・ヨハンソンは(リフレインですが)演技上手かったなぁ。
確かに少佐を実写化したらこうなるわさ。
これは率直に「シャッポ脱ぎます」ってやつ。
聞けば、わざわざ黒髪にして、カットもそろえて、だってねぇ。
アクションシーンも(本人がやったの?)きっちり迫力あったし。
それに何度か出てくる光学迷彩、これ、ファンサービス?
ここまでヌーディーなものかしら?と思いつつ、
しょっちゅう義体を壊すのは「少佐っぽくない」けど、
けど、「私はだれ?」という苦悩はよく伝わったです。
(アニメではそこまでの苦悩とはちょっと違ってたかな。)

ビートたけしは、やっぱりトシ?滑舌が・・・って思う一方、
撮影日程の都合もあったそうですが、
全編日本語で演技してる、ってのは「考えたなぁ」と。

遙か昔?!
小松左京原作の「さよならジュピター」では、
三浦友和と相手役の外人女性とが、それぞれ自国語で自然に会話してる、
ってのが評判になった、と覚えていますが。

確かに、これだけテクノロジーが進んだならば、
無理矢理「世界共通言語」を創設しなくっても、
全原語自動翻訳機能(?)みたいなの、ダウンロードして
脳殻に収納しとけばいいんだもんね。

ただ、荒巻課長は頭脳戦担当、その実行部隊司令が少佐、って
図式だろな、って思ってたので、荒巻課長の
バイオレンスなシーンにはちょい、びっくり。
でもビートたけしなら、それがまたよく似合うので、
ここでも「ああ、これは新たなパラレルワールドの攻殻やな。」
って痛感した次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「人間を人間たらしめるものは」・・・
記憶ではなく、その人が如何に考え行動したか、
それによって「人」は決められる・・・かぁ。

今、俺の周りには「その方法で」決めちゃうと、
もうトンデモな評価の連中ばかり。

俺はそんな風にはなるまいぞ。
為したことで評価されたいし、
それも正当に評価されたい・・・

なんか、中二病かね?(笑)

でも見終わった後に、しんみりしちゃうのは
そういうことだったのかも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで。
押井守の手が入ると、うる星やつらみたいに
単純に楽しめるはずの作品が
いつしか「言葉だらけの」哲学作品になるけれど・・・

それを全て単純に映像化・台詞化すれば
こうなるのかな、って思った次第。

いやいや、ホント、星三つ、可も無く不可も無く、
でもそれなりに楽しめる、
けど「今までの攻殻とは全然別物」というアタマで見ないと
「なんじゃそれ?」になっちゃう・・・

という、成功したんだかそうじゃなかったんだか、
よくわからない、不思議な作品・・・

というのが総評でした。

さて、「次の」攻殻機動隊、って出来るのかな?


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