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zoom RSS 金魚っ!

<<   作成日時 : 2018/05/14 17:25   >>

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5月も半ば、いよいよ新緑が眩しい季節・・・
のはずが、毎日気温の変動が激しすぎて、
毎日5〜10℃は変わろうか、どころではなく、
1日のウチでも気温差が15℃もあったりする、
という、いよいよ本格的な異常気象か?
と気になってしゃあない今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

変動がでかい、と言えば。
ウチの会社、なにやら悪質なM&Aにやられたようで。
正確にはそうじゃ無いんですけどね、
事実上、乗っ取られた、って社員一同
春なのに日々不安、ちうか、日々暗澹とした、
っていう、困った状況なんですが・・・

他方、乗り込んできた側はめちゃはりきって、
「大改革のはじまりぢゃぁ!」と、
まるで草刈正雄気分で叫ぶのはいいんだけれど。

そういう人って、尾木ママが言ってたんですか?
「そういういじめっ子、って国語力が極度に低い。」っての。

「読解力」がないから人の気持ちを読めない、
とかいう「説」。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、なんだかそういう「気持ち悪いにほひ」って
ここ数年「嗅がされてる」ような気が・・・

と、ふと思えば、隣町じゃないですか?
「大改革」を旗印に世間に大暴風雨を巻き起こして、
結局残すべき者を全部根こそぎ取っ払って、
浮いたお金で自分達がやりたいこと(しかもしょぼい)を
堂々と屁理屈つけて実施する・・・

結果・・・いま、あの街はどうなってるでしょうね?

そんな風に、スポーツ、美芸、そういったあたりを
冷たくあしらうと、「街の品格」ってのがどんどん落ちる一方だろ?
って思うのですが・・・

「自分こそが常に正しい」と信じ切ってるお方には
好き放題できる環境がたまらなく甘美なようでして・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、そんな、最高気温がラクに真夏日を超えた先日、
連中が「お腹がいっぱいにならない」という理由で
ぶっ壊そうとしていた?美術館に
またまたカミさんのお供で出かけて参りました。

行ってきたのはこれ!

江戸の戯画
〜鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで


いわゆる鳥獣戯画、ってやつですか?
面白おかしくいろんな比喩例えとか、
擬人化された動物たちが繰り広げるお話、
情景、などなど。

特にこの展覧会では擬人化された金魚たちが
とにかくユーモラスでかわゆい、
金魚づくし、
これが全9品、勢揃いで見られる、
ってのが一番のウリでした。
当然、それ目当てに出かけたんではありました。

* ちなみに、全部そろって、ってのは5月13日でオシマイだったそうです。

まず、ざっと見終えて。
こういうユーモラスな絵、って
大坂で描かれた、って説明でしたが。

そう言われて、なーんとなく、ですが。
こういう精神がやがて手塚へと昇華していくのかなぁ?
と、ふと思ったり。

社会風刺もあれば、擬人化された動物による
面白おかしい情景画もあったり。

なので、どの絵を見ても、殆どの絵の前で
「クスリ」
と笑ってしまったり。
こっそり微笑んだり。

殆どの作品がそんな感じでしたねぇ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初の方に出てくる地獄絵図なども、
なかなかのもの。

いや、地獄絵図と言うと
おどろおどろしい感じもしますが・・・

大根と一緒に焚かれる「歌舞伎役者の地獄」とか。
自分が的になってしまってる「射手の地獄」とか。
自分が人形になってしまっている「人形遣いの地獄」とか。

また、浪速・大坂故?
なんとなく、いわゆる下ネタ?お下品?な作品も
あったりしますが。
それらも、この鳥羽絵にかかれば
いかにもお上品な感じすら。

そういや、こないだTVで放映・録画してた
「地獄八景亡者戯」のお話でしたか。
上方落語の超大作の、米朝師匠の、あれ。

これ、江戸で取り上げるときは、
お客さんが引いてしまうので
あまり下ネタは入れないのだ、とか。
でも、上方でやるときはどんどん入れちゃうのだ、とか?

なんか、それに通じるものでもあるのかな?
とふと思い起こしたりもしました。

だってねぇ。。。
タヌキの八百畳とか。
いやいや、男子たるもの、ただただ憧れる?へ?
放屁で周りの人々が吹っ飛ぶ様とか。

それから。名所巡りの図。
名所巡り、って、それこそ浮世絵なら
「まぁ、キレイ〜!」って絵柄なんでしょうが。

それが鳥羽絵にかかれば、
住吉大社の橋から転げ落ちるお嬢さんと
下敷きになった下郎?の
思い切りベタなドタバタとか。

折角のキレイな場所で、
船から転げ落ちるお姉さんとか。

でも、背景・風景は、いわゆる「名所」。

そういう精神ってのも
なにがどう、ってんじゃないけれど、
脈々と受け継がれてる・・・のかな?

そういった鳥羽絵。
絵の特徴ってのも定義付けがあるそうなのですが。

俺は単純に、
あの日本酒のCMに出てくる河童たち・・・

あれが鳥羽絵の鳥獣の「末裔」なのかな?
って思いましたねぇ。

うーん。
でもよく考えたら、タイトル通りこれらの絵って、
「江戸の戯画」なんですよねぇ。
でも、なんでこないに「浪速」にぴったり
当てはまる、って印象なんだろね。

やっぱり批判?反中央?
いやいや、そんな小難しいのはどうでもいいや。
とにかく、オモロイ。
ひたすら、ユーモラス。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で。
メインイベントの金魚。
金魚づくし。

歌川国芳が描いた、全9品の
金魚の金魚による金魚のための・・・?!

いやいや。ひたすら「オモロ」かったです。

百鬼夜行なんかだと・・・
金魚が怖い話を聞きに集まってる、その上から
水槽をのぞき込む猫=オニ、とか。

にわか雨が降ってきた!?
傘の代わりに「蓮の葉」を指して
走り(?)回る金魚たち。
でも降ってるのはよく見ると「雨」じゃなく、「あめんぼう」?!

八岐大蛇を退治する金魚・・・
って大蛇をよくみたら「ウナギ」?!

そんな金魚たちの表情が
どれもこれも「人間くさい」のがまたなんとも言えず、
「ふふふ」って笑ってしまったり。
その仕種も同じく「人間くさい」のがたまらなくかわいかったり。

見ようによると・・・
さっきは「手塚」に繋がる?って書きましたが。
ニッポンのポップカルチャー、<KAWAII>に
繋がるのかも、これ?!

そしてこの作品。
俺も「金魚づくし」って名前と、
どれか1〜2枚は「写真で」
見たような覚えがあるだけでしたが。

全部で(今の所確認されてるのが)9作品、
そしてそれらが一同に介して見られるのは
今回が世界初めて、とのこと。

いやいや、作品そのものはそんなに大きくないサイズなので、
小部屋?に9枚ぐるりと掲げてあったのですが。

ホント、ある種の贅沢、って感じしましたね!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、なんで会期半分だけ?って思って
コレクターをよく見たら
「ベルギー」の美術館が殆ど。

そういや、他の鳥羽絵も、
ベルギーの美術館からの貸与(ジャパンツアー?)
のようでしたが・・・

よくぞまぁ、皆さんご無事で。

ベルギーに渡った経緯はよく知らないし
分かりませんが。

二次大戦のナチスからよくぞ
これだけの作品が逃れたのだなぁ、
って思っちゃいましたねぇ。

いや、戦後に移ったのかもしれないけれど。
それに当時、日本はナチスと同盟組んでたから?

いやいや、理由はこの際どうでもいいや。
なにはともあれ、
目の前にそういう貴重な文化財がまとまって存在している、
その事実に、ただただ感謝・感動、です。

こういった鳥羽絵、北斎、国芳の他にも、
暁斎の描いた、幕末・明治維新の戦争の絵?
ホントなら結構悲惨な絵にもなりかねないのを、
登場人物(?)が全部カエル?

ってのが、またなんだか和らげているような。
まぁ、作品それ自体が、明治維新直後だろうし、
そこで生々しく描くと、
それはそれで、「色々と」あったんでしょうねぇ。

でも、何らかの形で歴史は記録された、
ってことなのかな。

洋の東西を問わず、
風刺をする時には人間じゃない「もの」「どうぶつ」
を用いることがあるのでしょうが。

これだけ絵画文化に
そういった系譜があるの、って・・・
珍しいのかな?

でも、そんな難しいこと考えずに、
ただ単純に「あはは」「うふふ」って
楽しめる、
こういう絵画って、いいなー、
ずっと大切にしてほしいなー・・・

そんな思いを最後に抱きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それから。
オマケのインプレッション。

今回の展覧会会場は大阪市立美術館。
これ、HPで見たら「住友家」が寄付した建物
なんですってね。

道理で。
ここに入った・行ったのは初めてでしたが、
入り口付近からえらく気品もあって。
中に入ると、立派な吹き抜けとシャンデリア。
そしてステンドグラス。

よくぞまあ、大阪大空襲でも
生き残ったもんだわ(なんでしょ?)。

そりゃ、住友家の持ち物。
建物それ自体にも「風格」「品格」を感じました。

でも・・・「お腹いっぱいにならない」ってことで、
あんなのイラナイ、って一派がいるんでしょ?

それがどうにも・・・ねぇ。
ちゃんとみれ見ればそんなこと思わないだろうに・・・

やっぱり「ああいうもの」を残してこそ、
浪速の商人だろな、って
帰り道思いました。

やっぱ、文化ってのも大切ですよ。ね。





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