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zoom RSS 昔話。(その1)

<<   作成日時 : 2010/01/18 11:28   >>

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この週末、柄にもなく?
2題ばかり。
しんみりと考えることがありました。

その1)

1995年1月17日。
もう方々で書かれてるし、言われ尽くしているのだろうけれど。

あれから15年。
俺の人生の三分の一。
直接災害に遭われた方々に比べればまだマシだろうけれど。
やはり、一番大好きな街がああなった、という衝撃だけは
まだ感触として残っている。

子供の頃に育った街。神戸市。
1995年ともなれば、もう俺を知っている・覚えている人も
俺がすごしたあたりにはいなかっただろうけれど。
けれども、子供の頃・1970年代に見て覚えている風景が
全て瓦礫と化している姿は、やはり辛かった。
あの無残にのたうち回って倒れたであろう高速道路の下を
無邪気に行き来していた、と思うと、何とも言えなかった。

社会人1年目、訳あって、一人暮らしの安宿を
神戸に借りていた。1990年のころ。
結局1年そこそこで、即座に会社を辞めてしまい、
その後転職先の関係で大阪の茨木市に移ったけれど。

丁度、窓を開けると阪神電車・石屋川車庫が見えていた。

翌日から毎朝、新聞の「名簿」を食い入るように見ていた。
誰も載っていない。安心する。けれどもその刹那、
知らない人でも、こんなに沢山の人が・・・と絶句する。

前日。1月16日。友人の結婚式が大阪であった。
結構「飲む」連中の集まりだっただけに、深酒をして解散した。
当日、午前5時30分過ぎ、目が覚めた。
(なぜかこの時間はしっかり覚えている。)

「飲み過ぎた〜。今日、商標の会議があったっけ・・・。」

気のせいか、地鳴りがした。空気がざわめいた気がした。
次の瞬間。

茨木あたりはたしか震度4か5くらいだった?
俺は反射的に寝床の隣のこたつに頭を突っ込んだ。

どれくらい時間がったんだろうか。
気が付くと、こたつの上に本棚が崩れ落ちていた。
CDも散乱しまくっていた。
TVやスピーカーは足元に転がっている。。。
楽器は??無事だった。。。

何が起こったのかTVを見ようとしても停電?何もつかない。

ラジオ!
ひたすら、延々とラジオを聞いていた。
ただ、ただ、神戸で何かが起こった、としかわからなかった。

1時間ほどたって、いきなりTVが音を立てた。
あとは食べることも忘れてずっと見入っていた。

TVから倒壊した高速の映像が見えていた。
子供の頃に通っていた小学校の近くの家がドミノ倒しに
なっている映像を見た。
石屋川車庫も無残になっていた。
文字通り呆然としていた。

翌日、勤務していた特許事務所に向かう途上、電車内は
とても思い空気だった。
梅田のターミナルも、不気味に静かだった。

そして数ヶ月後、ようやく交通網も復帰し始めて、
気になる場所を歩いてみた。

報道では撃滅・壊滅ばかりが言われていたけれど。
意外と?なったもんはしゃぁないよ、という空気が流れていて
妙に安心した。

偶然、知った顔・覚えていた顔とも出会って
「大変やったな〜!」「お元気そうでよかった〜!」

やっぱりもともと「明るい」土地なんだ。
嬉しかった。

そして。必死に立ち直ろうとする神戸の姿を見て。
嬉しく感じると同時に、なぜか妙な怒りも覚えた。

こういう時のために「税金」を国に払っているのではないの?
と、なぜか怒りを覚えたことも、忘れずにいる。
被災した人を優遇すると「不公平だから」という理由で
金銭的援助を個人に対して行わない、という話があった、と
覚えている。

被災地には総理大臣・政府関係者よりも先にスイスの犬が来た、
ということ、なぜか怒りと共に今でも覚えている。

先例がないからわからなかった、というのは主要閣僚のコメント。
けれども先例が無くとも、「人として」考えれば自然と答えは出せるはず。
情けない。

それから、今まで。

特に何ができる、というものはないのかもしれないけれど。
やはり忘れずにいる、ということは大切なんだろう、と
俺は思う。
忘れずにいる、ということが人の繋がりとして大切なんだろう、と
俺は思う。


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