ウェストサイド物語~いちどは「演奏体験」してみたいミュージカルナンバー

確か・ついこのあいだ、
高気温が20℃になったかならなかったか、
とか言ってる合間に、今度は最高気温が10℃に届かない、
ってな具合に毎週・週替わりのように天気の上下動が激しいなぁ、
と思ってたら、株式市況まで思い切りの乱高下、
一体全体、天気と景気はどうなるんだか?
と思いつつも、決して我が社の業績と給与は
「あのお部屋の方々」が居座る限り、
もう絶対に良い方向に変わることはないのだ、
と、最近の灰色の冬空のような気持ちを送る今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか。

ガンバレ、メインバンクっ!
きちんとメスを入れる場所にメスを入れる、
「そこだけ」は応援するぜっ!

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さて、今日はネタ枯れ?な合間の備忘・・・
というと身も蓋もないのですが(爆)・・・

先週、ヨソ様のオケの本番で、ウェストサイド、
やったんですよね。
それでふと思い出したこと、など。。。

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こないだやった曲。(俺は出番ナシでいたが)。
これ、このメドレー。
よーく考えたら。
多分。はるか昔?十数年前?いや、ン十年前?
俺のいるアマオケでも、
ポップス系なコンサート(昔はそういうのやってたの)で
取り上げてたかも。。。

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俺は(佐渡さんじゃないけれど・・・)
物心ついて、クラシック、ってのを知り始めたとき、
最初に親父に買ってもらったのが
カラヤン・ベルリンのべー5だったけれど。
(そこは定番。)

なぜか、高校時代からそうだったのか、
人と一緒じゃおもろくない、
なにか一ひねり違うのがいい、
って性分だったから、なのか?(爆)

自分で最初に買った「LP」(えるぴー、ですよ、えるぴぃ!)
レコードが、バーンスタイン/NYPの「巨人」!

まぁ、後付けの理由なのでしょうが。

当時の「レコード屋さん」(れこーど、ですよ、れこぉど!)
でクラシックのコーナー、って見れば、
どのジャケットも「まっきっき」で、
どの指揮者も「カラヤン」って。

で、どこで仕入れた知識なんだか、だったんだか。
カラヤンの「ライバル」ってことで「バーンスタイン」って名前を知って。
んで・・・うーん、その辺細かいのは覚えてないけど。

手にしたLPが、タイタンだった・・・

でも、これがまた(やっぱ・佐渡さんじゃないけれど)
「こんな「クラシック音楽」がこの世にあったのか?!」
ってなくらい衝撃的で。

で、それから色々な雑誌で見聞きして。
(「ネット」じゃないんですよねぇ。
時代はまだまだアナログでしたねぇ。)

バーンスタイン、って人はとてつもない天才で。
カラヤンとは全然毛色の違う天才で。

そして、この人、指揮だけじゃなく、
ピアノも弾くわ、作曲もするわ・・・

ってことを知って。

そして、作曲も単にクラシックだけじゃないんだよ~、
ミュージカルだって作曲してるんだよねぇ~!

ってのを知って。

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そこで探して聞いたのが
「ウェストサイドストーリーより~シンフォニックダンス」
だったんですよね。

んで、また、これが猛烈に衝撃的で。
だってねぇ。
どう聞いてもフルオーケストラの演奏なのに、
なぜか、サウンドは「クラシック」。

なのに・・・

なに?このノリのものすごさ?
この刺激のものすごさ!
でもすんなり、ノリノリで聞ける?!
やっぱ、やんきー、いや、
アメリカンな人達だからなのかっ?

とまぁ、ただただ驚き!
そして、これ、元ネタがミュージカルなの?と。
一体全体、どんなミュージカルなの?と。

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・・・とまぁ、前振り?が猛烈に長かったですが。
こういう経緯で?
「ウェストサイドストーリー」ってミュージカルの
存在を知ったんですよね。

でもまぁ、田舎育ちな俺としちゃ、
都会でミュージカルの生舞台を見るなんてことはとてもとても・・・
だから音楽を聴くだけ、だったんですよねぇ。

そのミュージカル。

そもそも、そのジャンルの初めての作品は
「サウンド・オブ・ミュージック」でした。

これはいつぞや書いたかも?ですが。
親父が俺に買い与えてくれた、
所謂「サウンドトラック」でしたが。

* 当時は「もっと別のやつがいい~」ってだだ捏ねて
両親を困らせた覚えがあるけれど・・・

今となっては猛烈に感謝するばかり。
そういう世界を見せてくれた、
導いてくれたわけですからねぇ。

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でも、その後・・・
サウンド~を知って・・・
「ミュージカルって?」って思って・・・
次に接したのが「ウェストサイド~」・・・

ちと一足飛びでしたかね?(汗)

ちょうどその頃、バーンスタインを初体験して、
だったので・・・
たまたまそれらが「重なって」
俺のミュージカル2本目がウェストサイドだった、と。

これも、確か「サウンドトラック」ってのを探して
LP買ったんだっけね。
(今だとDVDとかで映画本編を探すんだろうけれど・・・)

そして・思った通り?!の、
ただただかっちょええ楽曲ばかり。
サウンド~とは正反対の?
とっても刺激的な、
「アメリカン」ってこういう音楽なのか?
って、ただただ思うだけだった・・・なぁ。

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となると、次は映画そのものを見たい!・・・
なんですが。
さすがに映画を見たのは、
それからものすごく時間がたってから、でしたね。

だってねぇ。当時はDVDを買う時代じゃないし。
映画そのものは俺が生まれる前に封切りされてたわけで。
しかも俺の高校時代なんて、「映画は不良の見る者」っていう
風潮な進学校だったしー。
近くのまともな映画館なんて、
「国鉄」で1時間くらいお出かけしなきゃいけなかったしー。。。(涙)

だからTVの「洋画劇場」くらいしか
見られるチャンスはないけれど、
なかなかそこでも見られるもんじゃナシ・・・

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で、ようやく結婚前後ぐらいだっけ?
衛星放送?かなにかでオンエアされて。
ビデオに撮ったっけ(ってそのあたりもまだ「時代」ですね)。

そっか、ミュージカルと映画と、じゃ
やはり筋書きをちょっと変えたり、
音楽に手を入れたりしてたのね。。。

でも。
映画のウェストサイド~」は、やっぱりなんといっても
オープニングシーンでしょう!

噂に違わず、オープニングのダンスシーン!!!

ただただ、ひらすら!ジョージ・チャキリス!

歌って踊れる街の不良!
踊りながら走り去る・逃げ去る不良!
警官はマジ走りしてるはずなのに、
くるくる踊って逃げるチャキリスの方が早いのかっ?!

って、おいっ!(笑)

いやいや、あの
ダンスシーンは強烈でしたもんね。

これ、ロビンスが振り付け、でしょ?
音楽のかっこよさと相まって、もうそのオープニングが
全部を持って行く、そんな映画でしたね。

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* そういや、改めて調べてびつくり、のお話。

トニー役をやってた人は、
その約30年後、
ベンジャミン・ホーンとしてカムバック!

・・・って、わかります?
トニー → リチャード・ベイマー
→ ベンジャミン・ホーン @ 「ツイン・ピークス」!!!!!
(これ、マジびっくりした。)

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そして、ウェストサイドの舞台そのものを生で見たのは
1990年代だったかなぁ。。。

確か、旧・フェスティバルホールで、
ブロードウェイの引っ越し公演で。
だから、当然全部原語(英語)だったのですが。

ただ、確か音楽が「テープ」だったかな。
それだけが猛烈に残念。

でも、もう音楽の歌詞は対訳も頭に入っていたし。
(当時はまだ舞台上に字幕なんて、
技術的にできなかったらしい時代・・・)

つまり、俺にとってのウェストサイド体験って・・・
これ、ミュージカルなんだけど、
最初に「音楽」、次に「映画」、でもって
オリジナルのステージを体験したのが一番最後・・・

って、今考えると結構いびつな経緯の体験だったのかも。

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で。
肝心の音楽、ですが。

よく、ね。英語と音楽の関係、って聞きますが。
ポップス、ジャズ、ラップ、
そのあたりは英語が一番はまるけれど。
いわゆるクラシック、舞台音楽系、そういうのには
英語はなかなか「音楽的な言語」とは認知されないそうで・・・

* でも、ブリテンの作品(真夏の夜の夢とか)なんて、
どれも言葉の響きが綺麗になるような音楽、
って印象ですけどねぇ・・・

このウェストサイドの音楽。
音楽もそうですが、歌詞も!
ソンドハイムの歌詞と、バーンスタインの音楽!
この2つの結びつきが、他のミュージカルにはないほどに
完全に融合してる、って感じがするんですよねぇ。

俺の中じゃ、サウンド・オブ・ミュージックと並んで
東西両横綱、としか!

ファントムですら
「ちょっとその音楽と歌詞は安直?やすっぽくない?」
ってナンバーがちょいとあるように思うのですが。

また、サウンド・オブ・ミュージックは、ある意味「ちょっと卑怯」(笑)。
ファントムも同様、ですが、舞台背景に「音楽」って要素があるから、
どんなシーンに音楽を挿入させても不自然じゃない、はず・・・
なんですよねぇ。

でも、このウェストサイド。
確かに「踊って逃げる街の不良」ってのは「不自然そのもの!」ですが。
それを音楽とバレエで見事に消し去ってる(って俺は思う)のは
天才のひらめき、としか!
なので、冷静に考えたら「あれ?」なんですが。
画像・舞台を見ている時は全然そんなの感じない!
それ、って。作品・音楽・バレエのパワーなのかな?!

色々ある珠玉のナンバーの中でも・・・

音楽が猛烈にもの凄いな、って思うのは
「トゥナイト」ですね。
あの、激しいけれどなめらかで自然なまでの転調!
そして音楽の性格!

最初はトニーとマリアのデュエットで、
あま~い音楽なのが・・・
後半、決闘直前のシーンで、
今度は激しい5重奏になって再び出てくる・・・

元は同じメロディラインのはずなのに。
こんなに性格の違う曲になってしまうなんて!

それから。
言葉と音楽の融合、ということだと
「アメリカ」なんか、
それ、顕著だと思うんですよねぇ。

あんなに沢山の英単語を並べて。
でもラップじゃなく、
ちゃんと「言葉が乗っかる」音楽が
できあがっている、という印象。

そして俺にとって一番深く刻まれる曲が
「サムフェア」。

「お互い許し合い・認め合える時と場所がどこかにある。
「さあ手を取って。もう道半ばまで来ているんだから。
「さあ手を取って。ボクがそこへ連れて行ってあげよう。

なぜか、神経が参った時にこれを聞くと、
ただただ涙してしまう、っていう、
俺にとってはある種の「バロメーター」な曲だったりもするのですが。

決闘後に一度ほのかに流れて、
最後にもう一度、ワンフレーズだけ流れて・・・

たったそれだけしか出てこないのですが、
シンプルに聞こえて実は激しく、でも自然に転調しまくる音楽、
そしてその音楽とぴったり寄り添う英語の歌詞。

ただただ、ふか~く、瞑想してしまいます。

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そして、ミュージカルとして考えたら/見たら。
これ、夢見つつも銃弾に裂かれる愛、がエンディングですよね。
普通、ミュージカル、ってハッピーエンド、って思うじゃないっすか。
でも、これ、死が二人を分かつ・・・なんですよね。

元ネタが「ロミオとジュリエット」ってのは有名な話。
それを人種差別をベースに焼き直して作った、とのことですが。
今でも新鮮なテーマですよね。
そしてそれが今でも新鮮、という社会は一体それでどうなんだ?と・・・

これはバーンスタインのジレンマだったそうですね。

実際、例えば東欧では、これを現地の人種抗争に焼き直して
「オペラハウス」にかけていることもあるのだ、とか?

へぇぇぇ・・・・・ホント、ジレンマだわな。

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とまぁ、つらつら、ホント、おもいつくまま、のウェストサイドでしたが。

これ、出来るならば一度やりたいんですよねぇ・・・
けど、実はこのオリジナル、って、オケにビオラがないんですってね?
初演劇場のピットが小さかったから、ビオラを入れる場所がなかった、
それが原因なんだ、とか・・・

うーん・・・ (ーー;)・・・

ならば、シンフォニックダンスだけでも・・・
えっ?そういやエレキギターがいるの?
でもって、パーカッションとかエレキのセットだけで1時間もかかるの?

(ーー;)・・・・

やだやだ、やりたいよー。一度で良いから、ダンスだけでいいから、
やりたいよー・・・・・・


ちなみに。
バーンスタインのジレンマはもひとつあったそうな。

特に、5重奏のトゥナイト。
トニー、マリア、アニタ、ジェット団、シャーク団、の5重奏。
真剣に書いたら、モーツアルトのような、
音楽的に複雑な重層構造を持った5重奏になるけれど・・・

どこの街に、そんなオペラ歌手も玄人はだしで逃げるような、
そんな不良団が「掃いて捨てるほど沢山いる」、ってんだろ?

それだけ、スコアは音楽的にむちゃ難しい、
けど、街のにぃちゃん、ねぃちゃん、がオペラ歌手・・・

ということで。かな?だった、と聞いた気がするけれど・・・

キリ・テ・カナワがマリアを、ホセ・カレーラスがトニーを
それぞれ歌う、って企画が出来たのだそうな。
他の役も全員オペラ歌手と違ったっけ?

つまり。
音楽的にむちゃハイレベルなので。
基本、全編オペラ歌手で綴るサウンドトラックにしてみたら?
って企画だった・・・んだろな。
でもオケはスタジオプレイヤーを集めて作って。

このディスクも、なかなかいいな、って思うし,好きですねぇ。
ミュージカルをオペラ歌手が真剣に歌う、とこうなる、ってことで。

おすすめです。
* 特に、収録時にカレーラスは
バーンスタインに結構しごかれた、とか?
(制作ドキュメントで、結構やられてましたねぇ。
俺だけを見ろ~!とかね(笑))

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