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zoom RSS 見えないものへの幻想

<<   作成日時 : 2018/09/03 13:18   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

今年もいつの間にか9月になってしまったはずだけど、
7月冒頭の豪雨、それに続く酷暑な日々、
でもって雨が全然降らないと思ってたら、
お盆のあたりには毎日1個ずつ派生して
ダブルで来日する、などという、
もうすっかり季節感もぐちゃぐちゃ、
ふと気がつけばF-1サーカスも夏休みが終わって、
とっととベルギーとイタリアの2連戦が終わり、
そういやもうすぐスズカやん?
などと、脈略も無く、けど、季節感の喪失を嘆きつつある今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いや、ホント、一昨日から「9月=秋」になった、
なんて実感、まーったくないですよね?
そんなこと、ないっすか?

幼少のみぎりは、9月1日、というと新学期、
だったのですが、これも今や8月下旬(8月27日ごろ?)から始まる、
ってパターンもあるらしいし。
他方、9月1日始業の所は、今年は事実上の3日スタート、
だから夏休みの宿題もロスタイムがあっていいなー、
大人になったら、そんなロスタイムなんかないんdぞー、
時間は有効に、かつヘンテコリンなオッサンに
浪費させられないように気をつけなきゃ、
だめなんだぞー・・・

って崖の上から叫びたかったり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちうことで。
季節感喪失?のついで?
ではないですが・・・

ここんとこ、美術展とか、今や古典となったSF映画とか、
色々と見るチャンスがあって。
で、まだまだそのシリーズは続く・・・

ってことで、今日はそんな古典SF映画の備忘。

見たのはこれっ!

「ミクロの決死圏」

このあたりの映画、BSで見てるんですが。
いやいや、BDとかが出てるから、なのかなぁ。
こういうの、午前10時の名画座、だっけ?
でも取り上げてた記憶があるし。
映画館で見るのが正統派なんだろうけれど。

著作権とか、諸々クリアできる時期になったのかな?
ただただ、家でゴロゴロしながら、ご飯たべながら
のんびり見入ることができるようになる・・・

そんな時代に、まずは感謝。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、この映画。
放映前のテロップ見て、まずはさっそくビックリ。

これ、1966年公開、ですって?!
それ、二次大戦が終わって20年ほど後?
ワタシが生まれて・・・・ガハゲヘゴホ・・・

ちなみに。あの!2001年宇宙の旅の映画が1968年、
そしてアポロ11号1969年・・・

改めて。
そりゃ、そんな国と戦争なんかしたって、
勝てるわけないってばさ。。。

で、次にビックリだったのが。

確か、これ、原作無し、オリジナル脚本だったはずですよねぇ・・・
で、英語の現代も「ミクロの決死圏」なんだと思ってたら
あにはからんや。

「Fantastic Voyage」

直訳すると「幻想的な旅」!「ファンタジックな旅」!

これは実は全然知らなかったです。これ見るまで、
全然気がついてなかったですわ。

なんと、邦題の付け方のセンスの良いこと!

この映画、確かにSF仕立てではありますが、
実際にはSF的要素以外にも、サスペンスあり、
ちょぴりお色気見せるシーンもあり、
でもそれが約100分に収まってる、という
「チャキチャキ」した、テンポの良い脚本。
で、それらが「旅」の出来事で、
しかも「ファンタジック」

そこにある種の・今の映画ではあり得ないだろう感動すら
覚えました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話のスジは至って簡単。
時代が時代だけに「ソビエト」とは言えなかったんでしょうが。

ミクロ化技術を東西両陣営とも手にしてたけど、
どっちの技術も似たり寄ったり、
ミクロ化できるタイムリミットは1時間。

で、東側(と明言はしていなかったと思うけれど)の科学者が
タイムリミットを回避できる技術を確立した、
でもって、西側が手引きして亡命させた、と。
(なんでいつもその手の最新技術は「東側」から盗むんだろう?)

でも、空港から秘密基地(倉庫街の地下が最先端ミクロ化技術センターっぽい
研究所になっている)に車で連れて行くとき、
途上で襲撃を受け(!)、科学者は脳に損傷を負って・・・

このシークエンスは、たしか・多分、たったの5分程度?

これを今のハリウッドで映画化すれば、
まず背景の説明、それから亡命手引きのチーム結成、
そして亡命作戦の展開・・・これだけで60分は使うだろうな・・・

そういうのを一切ばっさり切って捨てた脚本の、
如何にシンプルで分かりやすいこと!

ちなみに。この襲撃。そんなごつい科学を有しているのに、
なぜか襲撃はギャングさながらの銃撃戦。
車列に車でカミカゼやって(その衝撃で科学者は脳に損傷を・・・
って、そんな安っちい車で送迎すなよ!)。
後はその倉庫街でドンパチ。

まぁ、そういうかわいらしい話はともあれ。

次は関係者集め。これも、先日の「アンドロメダ・・・」同様、
実にあっさりとしたもの。
一瞬「それ、誰に向かって話してるんですか?}(パタリロ)的な
台詞の応酬もありますが、まぁ、シンプルに紹介があって、
わかりやすくてよろしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、いよいよ話の本題。
科学者チームをミクロ化して脳の損傷部に行って、
レーザー光線で腫瘍を焼き切って治療する、という
言えばシンプルなもの。

でもその時代に「レーザー光線」!?
しかもライフル銃みたいなサイズ?
それが1970年の少し前の「オリジナル脚本」の映画で?!

うっわー・・・

でも、そこまで人間と潜航艇と、をミクロ化して体内に送り込むと
白血球とかが「異物侵入」と見なして攻撃してくる・・・

なるほど、このテロップは考えたなー、って思ってましたが。
改めて映像で見ると、それこそ「ファンタジー」な体液内部の様子。

当時の科学で想像した「人間大」の「血小板」とか「細胞壁」とか、
心臓の中身とか。

確かに、心臓から送り出される血流の早さ、って
大型台風どころじゃないんだろね。
そういう描写も実にマメにしてる、っていうか。

酸素ボンベが壊れて空気が無くなりそう・・・
でも今、俺たち、肺の前にいるじゃん?
そこに酸素、たっぷりあるじゃん?
みたいな発想。

そして、紆余曲折あって耳に入った一向。
コントロールセンターから
「今、耳にいる。実物大の人間には些細な音でも、
中では猛烈な大音響と音圧が発生するから、
全員そのまま、指示あるまで動くな!」って言ってるのに、
そこはそれ、お約束。

ちょいとアンポンタンっちい看護師さんが
「あら、汗が・・・」ってナプキンを取ろうとしたら、
なぜかそのナプキンは「はさみ」にくるまれた状態で・・・
(そんな状態でオペルームに器財ならべるのかっ?!)

案の定、それが落ちてガッシャーン。
耳の中は大音響と音圧で死にそうな目に遭うのに、
耳を通過して「リラックスして良し」って指示が出たとたん、
かる〜く「さっきのはさみ落とした時はどうしようっておもっちゃったぁ〜」
みたいなお気楽さ・・・

うーん、なんか、こう、そういう気の抜き方。スキかも?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、実は同時にサスペンスも潜航艇で進行中。
まぁ、なーんとなく分かってはいたけれど。

(多分)東側とつるんでる博士が、
潜航艇の中で破壊工作を。

レーザー光線銃(!)を破壊したり、
いよいよとなると、メンバー道連れで自爆しようとしたり。

で、圧巻だったのが、「潜航艇ごと白血球に襲われて滅びる」ってネタ。
これはなかなか考えたなあ、って妙に感動。

最初から張っていた伏線もきちんと回収出来て。

でも、全部終わってさあ帰ろう・・・にも
潜航艇も無い、でもあと数分でタイムリミット、
そしたら、治療中の体内で巨大化して・・・

って煽っておいて、最後の最後の素晴らしいひらめき。

涙!

脳から一番近い外世界への脱出口は「涙腺」ってのに気がついて、
おおいそぎで「体液」の中を泳いで。

同時にコントロールセンターでもそれに気がついて、
涙をスライドグラスで拾い上げて、
ミクロ化の部屋=元に戻る部屋に静置したら、
あらふしぎ!

時間とともに、ぐんぐん、って生き残った博士達が元通り。

そして、シンプルに「ジ・エンド」。

ここでまた、この潔さに感動。
これまた、今の特撮映画だったら、5分くらいエンドロールが流れるだろうし。

それに、治療を受けた博士がその後どうなったか、
ってエピローグも延々とあったろうし。

まぁ、実際、議会秘密公聴会で「この技術の今後」について
議員と検討しているシーンは、瞬間寒さを覚えますが・・・

とまあ、余分なものをそぎ落とした、
でもちゃんと緊張感を維持したまま最後まで楽しめる映画、でしたね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で。最初に戻って。
一応?SFのジャンルになるだけはあって、
数々の特撮もありましたが。
確か、これ、実寸大の模型をふんだんに使った、ってことだったような話も。
つまり、人間大、実寸の潜航艇で役者は演技をして、
それに、「その大きさ」に併せて巨大化して作った細胞壁とか、血小板とか、
そんなのをフラフラ浮遊させてたり、とか。

で。確かにBDレベルになっちゃうと、
「嵌め込み」っちい部分は分かってしまうのですが。

この映画全体の質の高さを思うと、
そんなのは「時代よねぇ〜」って程度で全然邪魔にならないし。

そしてこういう技術が爆発的に進化したのが、
きっと2001年のキューブリックだったんだろな。
(その次のビッグバンは、ルーカスフィルム・スターウォーズでしょうね。)

それらの特撮が、人類がまだ月面に到達していない、
その時点で作られている、ということを思えば
改めて、その技術にも感動してしまいました。

2001年なんか、その後のアポロの船員が
「あの映画と全く同じシーンを今見ている。キューブリックは正しかった。」
ってメッセージ出してるくらいだもんね。
* 冒頭の、月面からの「地球の出」と、さらにその向こうに「日の出」が見える、
あのシーン。当時宇宙物理学者の中には「あの構図はあり得ない」って
嘲笑してた人もいたのだ、とか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに。
便利になった今の世の中。
ちょっと調べると、これ、やっぱり出来が良いから?
アイザック・アシモフがその後「ノベライゼーション」してるのね。

そういや、最初この作品を知ったとき、
「アシモフ作品の映画化」って思った覚えがありますわ。

最後に。ちなみに。
この「ミクロ化」系なSFサスペンス。

先日備忘した「アンドロメダ病原体」(映画「アンドロメダ・・・」)は 
小説は1969年、映画化は1971年。
(監督は「サウンド・オブ・ミュージック」!のロバートワイズ。)

アポロ11号が1969年。

このミクロの決死圏は1968年。

で、この作品は1966年。

やっぱり「見えない・宇宙からの脅威」ってのが
アポロ計画と並行してSFネタになりやすかったのかなぁ・・・

と思って更に調べたら。

小松左京 小説「復活の日」は、なんと1964年!
やっぱり小松左京は偉大なSF作家だったんだ、って思った次第。

ちなみに。
第11使徒「イロウル」なんてのもおりましたなぁ。

目に見えないものの恐怖・・・
現代ではなかなかそういう設定、やりにくいのかな。



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