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zoom RSS 文明の発達と旅行〜旅するフランス風景画

<<   作成日時 : 2018/09/24 10:24   >>

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なんだか?いつの間にか?一気に?
世間は「秋」って装いになりつつある気がするけれど、
けど、けどね、まだ台風も来るし、まだ夏日にもなるし、
でももう9月もオシマイなのに、この天気は一体どうしたものよ?
と嘆きつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎度毎度の天気イントロで。
毎度毎度の異常気象ネタ。

毎度毎度、同じセリフなのは承知だけど。
「今年は例年異常におかしい」って台詞。

四季の国、ニッポン・・・ってホントになくなるんじゃなかろうか?
もう9月も終わり・・・で、今になって秋めいてきたけど。
この調子だと、関西の平地で10月なのに初雪、なんて
ニュースが流れても、もはや驚かないのかも。

そうなると、少しでも良い景色眺めて、
季節を感じたい・・・

でもオイラの会社さんは最近なんだか
タイタニックごっこしたいのか?みたいな
危険度レッドゾーンへ直滑降中・・・

あぁ、せめてカミさんと2人でどこかに行きたい、
どこかに連れて行ってあげたい・・・

でも¥が・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、そんなワタクシにぴったりな絵画展を
「カミさんが」発見!

ちうことで、出かけて参りました。相も変わらず平日に!
とても気持ちよく「旅行」出来ました。

なので、今日はその備忘、例によって美術展備忘、です。

行ってきたのはこれ!

「プーシキン美術館展〜旅するフランス風景画」

コレ、ホントは9月4日(火)に行くつもりだったんですよねぇ。
しっかり有休もとって。

だって、美術館展、って、今や我が家では平日に行くもの、
土日なんて、美術じゃなく、だべりまくるオバハンの山を
見に行くようなもんだもんね。。。

神戸はまだマシですが。
大阪だとオバハン、京都だと、絵の前でじっとしてる、
いや、実は微妙に動いているジィサン・バァサンの山・・・
なんだもんねー。

でも・・・
9月4日・・・

台風21号のバカ。我が家のTVアンテナ持って行きやがってよー。

ま、おかげで有休消化が抹消されたからよかったけれど。

でも、俺はと言えば、駄々っ子のように「今なら絶対館内ガラガラだからさー」
「JRはコンジョなしで止まるけど、阪急は大丈夫だからさー」
って、前日夜までジタバタ、ヤダヤダ、って駄々こねてましたが・・・
(軽くカミさんにあしらわれた。「明日無理やって。」)

で、4日、結果といえば・・・・
結局美術館も臨時休館だったしねー。

* 被災された皆様には、1日も早くもとの生活が戻りますように。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちうことで。
先日出直し、だったわけです、はい。

あ。ちなみに。金土の夜だと、館内で撮影OKだったそうで。
ヨーロッパだと殆どOKなのに、なんで日本はまだダメなのかな?
やっぱり高額支払ってお借りしてるから、少しでも絵画を痛めちゃダメ、って
ことなのかなぁ。。。

あぁ、十枚ほど、撮りたい絵がありましたねぇ・・・めっさ、残念!

さて、この美術館。
館の名前からすると、当然ロシア系?
でも、宣伝ポスターはモネやルソーの作品とか、フランス絵画だらけ。

あれ?亡命ロシア人がスポンサーになったフランスの美術館、かなぁ?
(素直に受け取らないのが、ワタクシが359°性格捻くれている所以?)

いやいや、ホントはソビエト時代も含むロシアの美術館だそうで。
なんでも、個人コレクションだったのが、ソビエト成立とともに国営になって、
それがまたソビエト崩壊に伴い・・・

という、なかなかな歴史をたどっている美術館のようです。

コレクションから始まっているせいなんだろか?
美術館の存在すら知らなかったですが、フランス絵画のコレクションが
もう、猛烈にものごつい、ってことだったみたいです。

そこで、今年、日露交流記念だかなんだか、で
文化交流のために(ここ数年はそういうパターン多いですね)
大挙してフランス絵画が来日した、という仕掛けだそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この美術館展。
改めて。

プーシキン美術館のフランス絵画コレクションから、
風景画ばかり65点を選りすぐって持ってきた、とのこと。

メイン?は、モネの若書き、26歳での作品のようですが、
他にも、セザンヌ、ルソー、ゴーギャン、ルノワール、ルソー・・・

もう、どれもこれも「涎モノ」の作品だらけ。
うへー。たった65点?もっと、ないの〜?!
って思わず叫びたくなったり。

で。肝心の「展覧会」。

見終わって、これ、よく出来た企画やなぁ、って思いました。

というのが、最初は「風景画の起こり」、そしてそれが
どうやって発展していくか、と同時に、
パリを中心軸に据えて、最初は市内・近郊の絵だったのが、
時代が進むにつれて移動手段も発達し、
それに伴い、風景画の対象も
どんどんフランス全土へと広がっていき、
最後は南フランス、ニースやモナコ、そこまで行っちゃった、
って流れになってるんですよね。

まさに「旅するフランス風景画」!
これは上手いこと言ったもんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず最初は近代風景画の起こり。

なーんとなく分かっていたんだろうけれど。
改めて言われて「!」でしたが。

風景画、って何も「みたまんま」である必要はないんですね。
こういう風景が「理想だ」とか、「いろんな想い出・想像を組み合わせたもの」とか。

そんなんもアリなんや。
そりゃ、確かに神話の時代の風景なんて、だーれも知らない(見てない)わよね。
でも、あたかも実際に存在する風景のように見えて、
その技巧に、まずはため息ひとつ。

その次は、自然をいかに賛美しているのか、というテイストな絵画群。
確かにここはミレーのアレとか、を思い出す筆が散見されたですね。

そっか、産業革命がフランスにも伝わって
都市が発達すると、いわゆる「田舎の風景」に
ノスタルジーを感じる、ってのは
時代を問わず、のことなんやなぁ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、メインイベント。
いよいよ旅の始まり。

そこから先は、パリを軸に、
だんだん画家達の眼が汽車に乗って
だんだんパリの郊外へと広がっていく様が
見て取れます。

ます最初が、大改造を施されたパリ市の風景。
本格的な土木工事だった、というのは
いろんな歴史の話で聞きましたが。

目の前のパリがどんどん
「メタモルフォーゼ」していく・・・
画家としては描く衝動に駆られたんでしょうねぇ。

ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットとか。
ラファエリが描く、雨上がりのサン=ミシェル大通りとか。
19世紀末のパリの街、って
こんなだったのね、というのが
とてもビビッドに伝わります。

これ、どっちも欲しいなぁ・・・って、そんな¥があれば
現地に見に行く、ってばさ。

そして鉄道網がだんだん出来ていくとともに、
画家もパリの近郊へと出かけていきます。

ここで、モネ26歳若書きの絵。
「草上の昼食」。
本展覧会の目玉作品!

これ、制作過程において色々あったんですね。
なんか、友人に言われたように直すとおかしくなっちゃったから
切り取った、とか?
はたまた、デカいから切った?とか?
モデルが実は全部同じ人だった、とか?
若いだけあって、色々悩んで色々手を入れて・・・だったんでしょうね。

でもこの絵画が後に「蓮」を書きまくる人の絵だ、とは
なかなか簡単には納得できへんかったり。
というか、この絵がやがて「蓮」に繋がるのだ、
と思うと、やっぱり色々なことを重ねて
「蓮」に至るんだなぁ・・・って勝手に思いを馳せたりします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてさらに遠くへ、もはやパリ近郊ではなく、
立派に、他の街・土地へ、と画家の視点が広がっていきます。

セザンヌの作品は南フランス、プロヴァンスを見渡せる
場所に構えたアトリエからのものだ、とか。

山も見えるし、街並みも・・・

でもやっぱり画風がすでに「ああなってる」時代なので、
それまでの風景画とはやっぱり一線を画しているんですよね。
なーんとなく、これが山よねぇ。。。
なーんとなく、これが街並みよねぇ。。。

そんな不思議な画風・作風はこの頃に広まりだしたのかな。
でも、キライじゃないっすよ。はい。

そしてフランス全土にいけるようになった暁には、
とうとう、フランスを出て、遠い土地へ。

ゴーギャンやルソーの絵がここで出てきます。

ルソーは、実際にはパリから殆ど?全く?
出たことがなかったのだ、とか。

でも当時、すでにパリには植物園とか動物園とかがあって、
そこで南の植物・動物を見る事が出来た。
だから、それらの素材を組み合わせて
「想像で」風景画を描いた・・・のだ、とか?

そっか!そこが最初に繋がるのね。
見たまんまじゃなくっていい、想像でもいい、
そういうのも風景画なんだ、って話。

でもパリから全然出ずに、南の・亜熱帯の「風景」を
描く、なんてね。。。

そして、ゴーギャン。
なぜか展覧会では「ゴーガン」となっていたから、
もしかして別人?・・・ってなわきゃないか。

この人はルソーとは違い、ホントにフランスを飛び出して、
南太平洋だっけ?タヒチ島に移り住んで、
そこで原始的な風景画を沢山描いたんですよね。

この展覧会でもその中から1品出ていますが。
すでに「原色」を使う、という印象をうっすら感じますが、
まだ移住し立てのころなのかな?
あの野性味溢れる印象ではなかったなぁ。

でも、ゴーギャン。やっぱりこうやって「フランス絵画」の一連に
加えようとすると、なんだか「独自路線でーす」って感じがします。

うむ。6月7日生まれは「そういう人」が多い、と
過去ここの備忘録でもなんどか「自慢」しましたが・・・

そっかー、独自で独特で、我を確立してる、か・・・
(と、何気に自慢を差し込んでみる?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうやって見た絵画群。
最初は全65点、と聞いて、案外少なく、ね?と思いましたが。

その65点全てが、どれもこれも好物なフランス絵画・風景画、
だったせいでしょうかねぇ?

たーっぷり、脳みその洗濯が出来ました!
(とは行っても、現況があまりにも酷いので、
翌日にはとっとと汚濁させられてしまいましたが・・・トホホ。)

そして改めて、
絵画展のサブタイトル。「旅するフランス風景画」!
今まで数多くの展覧会に行きましたが、
(その9割以上がカミさんのお供!カミさん、ありがとう!)
今回ほど「ドンピシャ」なサブタイトルはなかったですねぇ。

会場の途中、「章」が代わるあたりで、当時のパリ市街地図とか、
やがてパリ近郊に地図が拡大し、
最後はフランス全土の地図に・・・

そうやって、産業革命で鉄道が発達し、
どんどん視野が遠方にまで行くようになった・・・

その時代とのシンクロを存分に楽しめる
展覧会でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

* そうそう。全然ちがいますが(また備忘しますが)。
先日録画してみたスカラ座のドキュメント。
パリを大改造して、ガス塔を通りに配して、
一気に夜景が華やかになって、街の雰囲気も変わり、
夜遅くまで・・・という風習が始まった、ということでしたが。
(そういう風景画もありました。綺麗な街の夜景!)

実は同時期、すでにスカラ座では「電気」を使ってた、とのこと!

願わくば、旅の最後は現代まで来て欲しかったなぁ・・・
でも、コレクションの都合もある、か。

それにしても。最後に。改めて。
これが「ロシア・ソビエト」の美術展のコレクション、とは!

見終わった時も「ホントにこれ、ロシアの美術館なの?」
と言いたくなるくらい。

まるで、我が国の総理大臣が(勝手に?)
オソロシアの「あの人」に、浮世絵コレクションをたんまり寄贈して、
「ナンチャラスキー美術館」ができて、一大浮世絵美術館になってる・・・

いや、全然ちゃうか。
でも、ロシアのフランスへの憧れ、というものも
垣間見えた気がしました。

あ〜、やっぱりフランス絵画。風景画。いいなー。
好き。フェルメールも好きだけど、レンブラントも好きだけど。
こういう風景画も好き。

会期が終わったら、抽選でどれか1枚、くんない?


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