まんぢう、こわい。

ホントにこれが地球温暖化とやらの
威力というやつなのか?
去年の台風21号(だっけ?)もたいがいでしたが、
今回の台風15号でエゲツナイ被害に遭われた皆様に
心からのお見舞いを。

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どうやらそんな大災害があっても
国家行政府は他にやることがあったらしい、
というのはなんとも言葉を失いますが。
今はただ、一刻も早く
元の生活が戻ること、
心より祈念いたします。

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さて、世間様は中秋の名月にシルバーウィーク。
でも俺はといえば全然¥も甲斐性も無し、
ってんで、相変わらず家でゴロゴロ、撮りだめした映画三昧?
いや、三昧までは言ってないかな。

ちうことで、今日の備忘はこれ。


「エイリアン/コヴェナント」

これ、あのチョー名作、でも公開当時は確か
チョーB級SFサスペンスドラマ、という
訳ワカラン柱書がつけられてしまった
「エイリアン」の前日のお話だ、とか。

でも前日のお話って言ってもなー。
とは思っていたのですが、
BSでオンエアもあったし、
ちょっと興味がてら録画してた、ってわけです。

うーん。
ストーリー、ってか、
なんとなく「美術」は「エイリアン」にオマージュを
捧げた、って感じもしますが。

初作から2、3、4までなんか思い出したように続編ができて、
それからこのコヴェナントの更に前のお話として
「プロメテウス」があるんだっけ?

そうそう、番外編?で、プレデターと
夢の二大共演果たした、ってのもあったよなぁ。。。

ま、ともあれ、率直にこの作品、
今で言うリブート系、リメイク系の再解釈?
解体と再構築?って印象でしたねぇ。

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で、もう一歩深読みすると・・・

これ、シリーズ通して「エイリアン・怖い、すげー」
だったかと思うのですが。

初作は「宇宙では貴方の叫び声は誰にも届かない」だったかな?
SFという設定を借りた密室サスペンス、といった赴きで。
でもさすがに「時代」。
液晶パネルは当然ないし、タッチパネルだの、PC解析画面だの、
通信装置だの、そんなのは今見たらもろ「昭和のSF」なんだけど、
その、Jーホラー(古っ!)につながる
「そこはかとなく、なにかがそこにいる」怖さ、ってのが
全面に展開されてて、そりゃもう見てたこっちも
何回も椅子から飛び跳ねましたもんね。

で、それにも増して、むしろ初作を逆手にとった?
次作もまたなかなかのもんでしたね。
単純に「エイリアン・2」ではなく「エイリアン「ズ」」。
複数形の「ズ」。
これ、さすがにネイティブ圏でもタイトルの意図がイマイチ
判らなかったようですが、見た後にタイトルを思い出して
改めて背中がサブー、って仕掛けだったようで。

だから、このシリーズはこの2本が基本、ってか、
俺の中ではこの2作で十分だったりするわけですが。
やはり惰性とは恐ろしい?もので。
ついつい、3、4と、どっちもTVサイズで見ましたが、
まぁ、それはそれでいっか、というか、なんちゅうか・・・

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で、このコヴェナント。
実はこれを見るならちゃんとプロメテウスも見ておくべきなんでしょうが、
そっちは機会を逸して見てないんですよね。。。

で、単純にこの作品だけ、って考えたら・・・
これ、エイリアン怖い、じゃなくって、AI又はアンドロイド怖い、
がテーマだったのかな?と。

エイリアンも初作では「だれかが人工的に作った」
なんて示唆はなかったと思うし、初作や次作は
どちらも「地球の軍事産業」が「究極兵器」として
地球に持ち帰れ、という「隠しコード」があった、
って話だったんだから、エイリアンが人工的に作られた「種」とは
全然思わなかったですし、そんなんじゃヤダー、って思ったりも。

本編の最初では、多分?このアンドロイド(デイビッド)を
作った科学者とデイビッドが1対1で対話するシーン。
ここで、「何かピアノを弾いてくれ」と言われて「何にしましょうか?」
と答えるデイビッド。
「ワグナーの(英語なので、リチャードと言っていたのはクスッと笑った)
「ヴァルハラ城への神々の入場」を(「ラインの黄金」)」とリクエスト。
ピアノで完璧に弾く様を聞きながら「やっぱりピアノでは物足りないな」と・・・

実はこれが重要な本編を貫く「キー」だったのでは?

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で、お話はトラブルに襲われた移住船(トラブル?もしかしたら
意図的な攻撃だったのでは?という点は判らずじまい。でもきっと
攻撃だったんじゃね?と思うけど)で、修復活動中に
謎の通信を受けた移住船(コヴェナント号)から始まる。

通信内容が、アメリカのどこかの民謡?だかなんだか。
明らかに人類が発信している。それもすぐそこ。
移住先の・目的地はまだまだ遠いけれど、
その星ならすぐそこ。

で、トラブルに襲われた船では、
クルー全員が冷凍睡眠から起こされて、
でも「よりによって」船長のカプセルだけが故障して
火災を起こして、船長は死亡・・・

話が前後しますが、これももしかして
仕掛けれらたトラップだった?
いや、時系列的にはあり得ない、やっぱり
トラブルなんだろうけれど・・・

んで、冷凍睡眠。やっぱりツライ、ウゲゲなものなのか、
「また冷凍睡眠に戻るなんてヤダ」ってことで、
結局呼びかけに応じてその星に向かう一向。

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で、星に着いたはいいけれど、えらく湿り気たっぷりに見えて、
嵐、雷・・・なんかこれ、もしかして
初作の星?いや、そりゃちゃうな・・・
でも罠をかけるにはそういうシチュエーションがいいのかな?
それともこれも初作へのオマージュ?

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で着陸した一行は、辺り一面が
麦畑、ってのに気がついて。

「ここに地球人がいたのよ!イエー!ここに移住でいいんじゃね?」
とかなんとか言ってるウチに、
探査中の隊員の耳とか鼻から、怪しげな黒い粉が・・・

あれ?あのエロティックな卵から
ガマンしきれずにドビュッ、って飛び出すアレ?ではない・・・?
(この時点で明らかに死亡フラグが林立し始める。)

で、一行が目撃したのが地球の者とは違う宇宙船?
そういや、初作の設定で物議を醸しましたっけね。
この宇宙船の形は女性器で、卵から飛び出す様は男性器で、だかなんだか。

でも怪しげな黒い粉、前日のお話・・・と来れば、
きっとそのうち・・・

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と思ってたら案の定。
でも形が違う・・・あとで判るけれど、この部分はまだ未完成系。
だから、もっといっぱい「食べて」進化しなきゃ・・・ってことだったらしい。

んで、着陸船もドカーン、嵐を漂う母船とは通信出来ない、
地上に残ったクルーは順番に・・・って思ってたら
ホントにその通りの展開で、まぁ、お約束なのかしら、と。

でもそういや、ポリ・コレだっけ?
本作じゃ、女性も数がいて、主人公も女性だし(これはシリーズ通してそうか)、
初作の、キャーキャー叫んで半裸で逃げ回るシガーニー・ウィーバーと違って
本作じゃどの女性も普通に戦ってる、ってのが時代・・・かな。
(2作目で出てきた海兵隊員のバスケスはパワフルでよかったけどねー。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、すったもんだがあって、
実は(たぶん?どうやら?)デイビッドを作った科学者が
「宇宙最強の種族を創造せよ」というコードをデイビッドに仕込んで
宇宙に送り出した、ってのが真相だったんだろうか?
だから、改良型(きっとマイナーチェンジ)のウォルターの
AIのどこかにも、それが(ウォルター自身も築かずに)残ってたのかな?

途中、2人の格闘があって、瞬間のスキを狙って
デイビッドがウォルターの起動を停止して・・・
でもその後「ボクウォルターだよん」って顔して戻ってきて、
あとは今までのウォルター通りの行動・・・

ま、そんなことはプログラミングでどーにでもなる、か。

で、ラストの方で、なぜそこに地球人が入植して、
そこら中、焼け焦げた死体だらけの神殿?みたいなのがあって、
でも、それらは実はデイビッドが壮大な実験をやった結果であって、
ボク・ウォルターはアイツをやっつけたから
もう大丈夫だよん、って・・・

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見てる側もすっかりその気にさせられましたが。

ラストシーンのどんでん返しは
「あ、やられた!」と思ってしまった。

コヴェナント号を操作して・管理していたのはウォルターというアンドロイド。
デイビッド型よりもっと人類に従順で人類を守る、というコードが重視されてる、
って説明だったけど、マイナーチェンジでしかなかった?
外形はデイビッドと全く同じ。

で、ウォルターにお話してたことを冷凍睡眠に入る直前に
「あの話、目覚めたらお願いね」と語りかけてもアンドロイドは冷笑するだけ・・・
「!!!おのれ、さては入れ替わったな!!!」という台詞はなかったですが。
この示唆はちょっと安直だったか。

それよりもっと怖かったのが、その後、
地上に降りたクルーを使ってエイリアンの完成形を目指し、
そして実際に完成できたエイリアンの「胚」を2体、
冷凍保存庫に納めるときの、デイビッドと母船AI(マザー)のやりとり。

「マザー、曲をかけてくれないか?」
「何にいたしましょう?」
「そうだな、リチャード・ワグナーのラインの黄金のラストを」
「お望みのままに」

というやりとりがあって、今度はフルオーケストラで
誰もいない、静寂の中、堂々と鳴り響くワグナーの音楽。
マザーも別にどうこう言わずに、素直に命令に従うだけ・・・
マザーも巨大AIのはず。アンドロイドよりヒューマノイドを守れ、
という原則が組み込まれていたら。。。?ん?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワグナーのオペラ(ちうか「楽劇」ですね)、ラインの黄金の
最後の最後に流れるこの曲。
天上界の神々と、地上人と、地下の一族と。
それらが織りなす物語。
物語全体としては、最後は地上人を作り出したはずの天上界の神々が
炎とともに滅びていく・・・

ホントは16~18時間かかるオペラではありますが。
強引に言えばそんな話?!

このラインの黄金の最後で、天上界の神々がラインの黄金から作られた指輪
(あの「指輪」ね。映画にもなった。)を手に入れて
これでこの世界・宇宙は我らの者、と高笑いしつつ
新築したお城に神々が入城していく、というシーン。

つまり、これ、「新たな種を作る神」が新しい種を作り出したこと、
へのメタファー?新しい種がこの世を支配することになる、って暗示?

しかも最初はピアノだけだったので「なんか物足りんのー」
という博士の台詞があって、ラストは楽譜通り・フルオーケストラ
での演奏、つまり「完成形」。

ワグナーの神々が「人類」で、作り出したものが「エイリアン」、
でも滅びたのは「人類」で・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うへー。
それは深読みしすぎ、なのかな?
でもそう思うと、もはやこの作品、
初作の「ホラー」ではなく、
現代への警句?「エイリアン」じゃなくって怖いのは「AI」「アンドロイド」。

そして、AIが人類の知能を超えるとされているのが2045年だっけ?
この手の予測は加速度的に早くなるもんだし。
もしかして、俺が生きているウチに
「AIの方が人類よりかしこくなりましたー」って時代が来て、
やがては・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うーん。
もしこの映画が「エイリアンの前日」を描きつつ、
中身・テーマが全然違うのなら、
それはそれでスゲー、な映画だったとは思うのですが。

もしそれがホントの目的だったら、初作のエイリアンは?
・・・という不完全燃焼だけが残ってしまった・・・

怖いのは、エイリアン?AI?
ワタシャ、和菓子・洋菓子、どっちも怖いんだけど、ね。。。


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