京の年中行事 當る子歳 吉例顔見世興行/東西合同大歌舞伎

昨日は1年で夜が一番長い日、冬至、
ちうことは、これから先はだんだん昼が長くなっていく、
という「冬」のはずなのに、
なぜか今年は「秋」を感じる暇が無かったのは
やっぱり温暖化のせい?と短絡的に思ってしまう、
でも多分当たってはないにせよ、外れてはなかろう、
と妙な自信を持ちつつ、今年も残す所あと1週間少々ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

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俺のいる あまおけ もメモリアルな回が終わり、
年次総会も終わった、というのに。
ますます分裂を呈するのは、やっぱり船長に
人望がないからか、それとも自分達が権威者であり
船長は下僕にすぎない、という考えが横行してる
からなのか?道理でとあるセンセの指摘するように
「なんか、仲悪いのー」という言葉を頂戴するハメになった・・・
というのは、本当に当事者しか知らない、
でも愛のあるお言葉。

いいね、責任感じずに言いたい放題騒いで
モノを欲しがる「お子ちゃま」は。
単に羨ましーなー、とだけ。
でもワタシャ異星人とは話でけへんので・・・

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ということで。疲れ切った心身を癒やすためにも、
また異星人とは言語・思想体系が違うから
ただただ疲れ「させられる」だけだけど、
まだ「古典芸能」ならわかるのさっ!
と勇んで、いや、癒やしを求めて?

この冬も例によってカミさんのお供で行って参りました。
京(みやこ)の「冬」の風物詩!

南座新開場一周年記念/京の年中行事
當る子歳~吉例顔見世興行・東西合同大歌舞伎


いわゆる令和元年の南座・顔見世興行ですな。

実はこの公演、本当はもう少し先・昨日の
日曜日に行こうか?と言っていたのですが、
カミさんの都合が急遽悪くなって、平日公演に。

でもこれが結果オーライだったり。
タイミングがよかったわ。ホント、日にち変えてて良かった。

で、日曜日のチケット・・・?
これがまた、今やすっかりネットっちうもんで
便利になったもんですわな。
ダフ屋さんで売り買いするのはとても勇気がいるし、
公演当日、劇場前やその近くでチケットを直接
やりとりするの、って確か今や禁止?

でも実際「むかーし」はそうやって
劇場の近くで「チケットいらんか~?」みたいにするしか
手段がなかった・・・と思うのですが。

今や、いや、とっくにネットの世界。
オマケに、ジャニ?のチケット高額転売が社会問題になって。
(それでⅠ枚百万も儲けられる?だったら色気出す人は
後を絶たないよねぇ。)

その「おかげ」なのか、チケットのネット上での取引、
ってシステムが出来てた!というのにび「つ」くり
するのと同時に、あら以外?こうも簡単にチケットを
希望する人にお渡しできるようになっていたのか?と。

それでもまあ、やっぱりドキドキしましたねぇ。
こっちの情報ばっかりが漏れるんじゃないか?とか。
ネットなだけに=顔が見えないだけに、本当に大丈夫か?
この人にお譲りして?ってのもありましたが。

手元のチケットは日曜日の昼の部。
今回は昼の部の方が人気あるらしくって、
松竹さんのHP見ても、土日昼の部の安い席はとっくに完売。

だから絶対お客さん、って来るだろうな、とは思っていましたが。

いや、掲載してたったの3日で「2枚恵んでくださいな」という
ありがたーいメッセージ。

ちょっとこっちは定期公演とその後始末、総会屋対策で
ドタバタしてたので発送が遅れてごめんなさい、でしたが。

昨日かぁ・・・楽しんでくれたらいいなぁ!

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ということで。
今回の演目、4題のインプレッション、です。

1) 信州川中島合戦/輝虎配膳

これは要するに川中島の戦いの前に設定されたお話。
(実話なんだろか?)
武田信玄と上杉謙信が川中島の戦いを前にして、
聞こえに知れた山本勘助を取り合おう、というお話。
ですよね?

で、武田信玄の軍師の勘助を自分の陣営に引き入れようと、
あれやこれや、の柵を巡らす謙信サイド。
でも、「将軍の服でございまする。差し上げましょう。」
と差し出されても「一度でも袖を通したならばすでに古着。
婆は古着は決して召しませぬ。」とタンカを切るわ、
それならば、と地元の名産を食前に差し出しても
難癖つけて姉妹には足蹴にしてしまう、お婆さま。
とうとう、勘助のことはあきらめて・・・

といった流れのお話、ですかね。

このお芝居、よーく考えたら主役級の謙信の使い、
殆ど謙信はセリフもなく、また女形の2人もさほど台詞hない。
じゃ、だれが?と思ったら、そこはさすがの「お婆」さま。
彼女の台詞量が結構おおいのだ、とか。

ちなみに。この越路という役どころのお祖母様。
歌舞伎の世界でも老女の3大役ということで
「三婆」として有名なんですと。

うーん。さんばば。
確かにケチの付け方は「年輪」を感じさせるものばかり。
中でも最初の「古着は身につけませぬ」はよかったなー。

人に押しつけられても我を通す。立派なり、ばば。
私もトシ取ったらかくありたい(って嫌がられるだけだどうに、ってばさ)。

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(2) 戻駕色相肩

これはちょっとした小品?
江戸出身の籠かきと上方出身の籠かき。
2人で「えっほ」と籠を担いでいたところ、
風景が綺麗、ってことで一旦休憩。
で、「中に乗ってるのはだれだい?」と籠を空けると
「梅丸改め莟玉」さん。
お披露目・口上もちゃんとありましたね。

で、やっぱり昔っから東京と大阪の対立構造?
ってあったのね。
お互い地元の自慢をしあってる最中、
ふと零れたのは羽柴秀吉の香炉。
それを持っていたのは実は石川五右衛門で、
もう一人はそれを採られた羽柴秀吉、
という、、「予定調和」な「あるあるドラマ」な展開。

当然そこで大立回りをするものの、
カゴに乗ってた舞妓ちゃん見習いのたよりちゃん。

まぁまぁ、お二人ともお控えなさんせ、それよか、
はよ、祇園まで行っておくれ、と仲介に入って
その場は収まり、めでたしめでたし、と。

こう書いてしまうと身も蓋もない話っぽいですが。
踊り有り、芝居有り、のちょっとした小品。
だた、小品な上に口上も入るのだから、
もう少し、こう、なんちうか、遊びがあってもよかったかもね。
これ、どっちか勘三郎さんがやってたら、
また全然空気感も変わったかな?

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(3) 祇園祭礼信仰記/金閣寺

さて、事実上の本日のメインイベント?金閣寺。
実は夏の終わり(といっても10がつじゃないっす、文字通り
「暦の季節」としての「夏」ね・・・そういや、秋はどこ行った?)
カミさんが言った。
「今年の顔見世は、絶対昼の部やね!」
俺は聞いた
「なんで?」
カミさんは言った。
「せやかて、あんた、金閣寺は見たことないけど、結構盛りだくさんで
ごっつい歌舞伎って聞いたし、生で見てみたい~。」
かれこれもう20年も?カミさんと連れ添ってお邪魔する
冬の顔見世、南座興業。

まあ、今に至るまで歌舞伎や和事は全部カミさんに教わってばかりですが。
んで、今回も例外なく「お供」だったんではありますが。

なーんと、まだまだ歌舞伎には知らない「大作」もあるものだ、と、
まずは見終えて、クチポカーン、状態でした。

話はまたまたシンプルで。
室町から安土桃山に移行する頃合い。
織田が京にのぼり、天下取り宣言をするとともに、
今で言うマウントの取り合いを激しくやってる最中のお話。

反織田の勢力が金閣寺に著名人妻を人質にして籠城中。
これに対してしゅりゅうはがお門をこじ開け、
婆様をお助けする、というお話・・・・デスヨね?

この金閣寺は実はめったに舞台にかからないのだそうですが。
何でやろ?

それは見終えて判りました。
あたかも
基本男性だけで色々と繰り広げている様は。。。

それにこの歌舞伎、物理的にはまず混あんだろうけれど、ー・・・
ジンガーだらけのフェスのような構成?

出てくる人は片っ端からいたる役に「出来る」俳優さんを
揃える必要があること。

それから、最後の方は合戦?荒事のシーンもあるので、その能力も持った
俳優さんである非梅雨もあり・・・

そしてなにより。舞などの舞、芸(琴など)を演じることでに加えて
今度は舞も必須。芝居だって必要なもののはず。(劇中劇?)

で、トドメは出演者全員にそういう芝居等がきっちりこなせる人「ばかり」でなきゃ
ダメ、という話。

オマケに、舞台装置もかなり大がかり。金閣寺の2階も途中で降りてくるし。

それだけのモノを揃えなきゃできない・・・
道理で、さすがのカミさんも、粗筋は大体判ってるけれど、だったら
なおさら生で見たいだろうな~・・

このお話もまた結構シンプル。
織田信長が京都を平定して天下取りを宣言したは良いけれど、銀閣寺にこもる
おばあちゃんをあの手この手で引き渡そうとするもんdから。

平家側の人間をそこら中に張り巡らせて、織田・羽柴側の取引条件?
有利に進めるため?という身勝手な人質作戦を展開中。
そこへやってきた羽柴秀吉。色々と一計を案じて
殿のお目にかかり、ついには真相までバラす(バラしてたっけ?)
で、ついに小田川が勝つんだけれど、」、そして人質解放、
落ち延びようとする人を追いかけて、幕。

うーん。歌舞伎の醍醐味が全部入ったお芝居です、とありましたが。
我なりに考えていれば、
これも羽柴秀吉の知恵を試す場面であったり、また役者さん達の掛け合いが
いかにも「歌舞伎」という感じで、意外と?歌舞伎の醍醐味、
確かに圧縮されたお話でしたね。
・・・って、そないな可能でええんかいっ?!私?

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(4) 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
~ 祇園一力茶屋の場


そしていよいよ、本日のメインイベント!ご存じ、赤穂浪士の討ち入り!
さすがに俺でもこの話は元々知ってるし、実はカミさんのお供で
顔見世行きだしてかれこれ20年近く。
実は曽我の対面と同じくらい、一番見てるんじゃなかろうか?

これはもうさすがにお話はいいっしょ。
ただ、演じる人によって笑いが違ったり、涙がボロボロでたり、
とまぁ、知られている作品を再現する難しさ、ってやつなんでしょうね。

誰もクラムの新曲なんて知らないけれど、ベートーヴェンの5番なら
誰でも知っている、と。
でも、べー5にしてもプレイヤーによって当たり外れもあれば、スゲーもあれば
ちょっと・・・もあるわけで。

でも、どういうわけか、顔見世で見る一力茶屋のお話は
どれもそれなりに印象深い、って記憶が。

中でも勘九郎さん襲名披露の時の熱演と来たら!

そしてやっぱり由良之助には仁左衛門さんがめっちゃ華があるのね。
そういや、おかるが玉さんで、もうこの世の話とは思えない、
でもメチャクチャリアルで、ホントに涙出そうになった、
ってのもあったなぁ。

そういや、2つめ、3つめ、もそうなんだけど、
これも含めて3題が全部京都のお話なんですよねー。

一力茶屋はいつも書いてる気がするけれど、
南座から徒歩3分の所で実際にあったお話。
それが「すぐそこ」の芝居小屋でずーっと演じられてる、
ってのも味わい深いものが。

ちなみに。3つめの金閣寺。
よく考えたらこれ、建立されてすぐのお話なんですよね。
放火された後に再建されたあの・今の金閣寺じゃなくって。

うーん。それにしても仁左衛門さんと孝太郎くんかぁ。。。ふふ。

あえて言えば。そろそろ仁左衛門さんや白鷗さんにつづいて、
由良之助が嵌まる役者さんが出てこないかなぁ・・・
(やっぱりこのお二人は別格すぎる!)

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とまぁ、メモリアルコンサートを終えたことへの
お褒めは一切なし、まるで下僕扱い、
その上に悪の権化扱いされたとあっては・・・

ぜひ、歌舞伎の世界から学ぶこともあろうか、と。
そして、ふふ。実は色々あったり。

とかなんとか思いつつ、らぶりんも出てたので、
のりかちゃんも見られるか?と思ったのですが・・・
これはちょっと残念。やっぱり始まる前に余裕を持って行かないと!

これでようやく年末を迎える気分になりました!
・・・って、もうすぐそこにChristmasガッ?!
マイガッ!

あれもほしいよー、これもほしいよー、
でもタイタニックになっちゃっててさー・・・・

さて、来年はどうなることやら。




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