25年目・・・合掌。

1月に入ってこなたもう半分も過ぎて、
それなりに寒いことは寒いけれど、
未だに雪どころかみぞれも降らない、
遠景に見える山々だって真っ白どころか
うっすらとすら白くならない、
という現状はやっぱりどう考えてもオカシイのとちゃうか?
と、早くも未来に心配を寄せる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

なんでもこの地で初雪観測が未だにない、ってのは
観測史上2番目の遅さなのだそうです。

・・・って淡々と言っててええんかい?
オーストラリアじゃ、3カ月以上、あの広大な国土の至る所で森林火災?
と思えば、ようやく降ってきた雨が豪雨になって洪水被害?
確かに、ジョコビッチの言うように、「今、オーストラリアオープンなんて
やっててええんかいな?」と思わないでもないけれど。

そんなこんな、な「異常気象」というのには
ちょいと違うのでしょうが。

阪神淡路大震災。あの日からもう25年なんですね。
年々、「もうそんなに?」という感じが重なる一方です。

95年。ウィンドウズ95が発表・発売されたの、って
この年の末くらいでしょ?
当然、今のようにネットが発達の途上にあった、
って訳じゃなく、何かあったらスマフォにかじりついて
必死に情報を集めようとする、って芸当も当然できないわけで。

そういう時には公衆電話。
とにかく地震が収まって日が高くなってから
当時勤務していた事務所に電話したら
たまたま(近くの所員が)様子を見にきていたらしいけど。
(その事務所は細長いビルの10Fにあった。)
「うーん。今から来られても出来ることはないわ。」
「だってねぇ、書庫から本が全部墜ちてるし、
スチール棚だってねじれて使えるのかどうか、
しかもスチール机にしても文字通りあちこち飛散してるし。」
「だから今日は自宅でしっかりと周りのことを片付けて、
明日事務所に皆集まりましょう。」
ってな感じだったんだそうです。

これを「今の子」に話すると、半分くらいの「若い衆」は
「公衆電話、って何ですか?」なんだそうです(実話)。
だから、公衆電話のかけ方(10円玉入れて番号をスイッチする)なんて
全然知らないんだそうですね。(という若いのが多い、と聞いた。)

そういう非常時に、持ち出せるのであれば「金(それもコイン系が良い)」
「通帳」「戸籍」はあればいい、というけれど・・・
なかなかそうも行きませんよね~。

でも。毎年書いてるかもしれませんが。
この震災を機会に、色んなことが大きく変わった用に思います。
特に火消しね。この震災までは「自分で火を消さなかったから」だと
祝えていたようですが、「あの揺れ」の中、仮に這って行ってたら
自分の身が危ないでしょうし、かといって行かない選択肢ははないわけで。

でも火災直後に各地から巨大な煙・炎が立ち上り、
手前では阪神高速がなぎ倒されている、と・・・

これもいつか書いたかな?
震災が派生したとき(=即ち発災時(今は「ほっさい」、って言うんですって?)
夜のニュース番組でとあるコメンテーターが火災の映像を見ながら
「ダメですねえ。東京は意識・自覚があるから、火災が起きたらまずは
火の元を全部消すのが常識なのに、それができていなかったんでしょうかねぇ。
我々はそうならないように気をつけましょう。」って。
今でもこの発言はムカツクし腹立つのですが。

だったら、あんた、震度7の状態で部屋をよぎってガス栓閉めるよ?
ぜーったい、無理だって。
這って行くことすら出来ないんだって。

だから、その経験から今は「まずは揺れが収まるのを待ってから行動してください」
って呼びかけになってますもんね。

さて。そんな中、思い出して再び見たのが
12月冒頭にオンエアされた「パラレル東京」と題したドラマ。

なぜかは知らないけれど、(準?)国営放送局が突如12月上旬に、
平成25年?に内閣府が発表した東京直下型地震(震度7)によって
引き起こされるであろう災害をもとに、最新情報・知識を盛り込んだ
ドラマを作って、そのオンエアを含む1週間を防災週間にしよう、
ということで製作されたドラマだそうで。

実はそんなオンエアされてるなんて全然知らなくって。
で、留守録チェックしたら「録画容量ゼロ」の表示があって
「え?」と思ってチェックしたら「Nスペ」がⅠ週間分近く
連続して録画されてて。
(その時は自動録画設定で「Nスペ」は全部録画する事にセットされていた。)

で、見たら「震災特集」だの「パラレル東京」だの。

パラレル東京?

そこで、時間の有るときに「プロローグ」見たら、
どうも、「災害はいつか必ず起こる」と頭でわかっていても
どうしても「他人事」としてしか捉えられない。
だから強引に「自分事」として捉えてもらう為に、
架空の町・東京で実際に大規模都市直下型地震が発生した、
という前提でドラマを作って見ました、とのこと。
しかも、できる限りリアルにするため、
R指定レベルの映像も平気で織り込んでいたり、とか。

見た感想?
そりゃもう、出演していたゲストと同じ、ドラマセクションが終わって
スタジオに切り替わったら、ただただ重苦しい無言、そして「はー」の
ため息。

さすが、この局の抱えるアーカイブ、技術力、物量、コネクション、
あらゆるものが他の放送局とは桁違い、世界で見ても同じレベルの局、
ってエゲレスの公共放送局のあそこくらいしかない、ってのは
ホントなんだな、と。

疑似体験をできるだけ・もっとリアルにするために、
ネット上でもイベントが展開していたり、
東京地区では1週間、色んな番組の中で防災に関する啓蒙をしてたり。

そりゃもう、圧倒的だったですね。

なので、あえて、このドラマ・企画にちょびちょびっと。

まず。これ。出演者が行ってたけれど、
「見るに堪えない映像もあるけれど、それでもこれがほぼリアルだ
という認識で家族で見て話合ってほしい」と。
だったら、もっと大々的に番宣すりゃいいのに。

少なくとも、関西圏ではそんなNスペをやる、
防災ウィークにする、なんて知らなかったなぁ。宣伝してた?

それだけ舞台は「パラレル東京」と称呼される
「もう一つのリアルな東京」でしたが。

これも番組中で呼びかけてましたが。
ドラマでは一応(?)東京が舞台だけど、日本にいる限り、
どこの街でも同じ事が起きてもおかしくない。
桁は違うかもしれないけれど、考え得るパターンとして
こういうことが起こる可能性がある、と思って見て欲しい・・・

だったら、なおさら、全国でもっと積極的に番宣すりゃいいのに。

それから、これは「番組」の特性上しかたないんだろうけれど。
日本国民全員に「とことん「自分事」として捉えてもらおう」
ってなら、全放送局横断的にできなかったのかな?

これ、災害報道の時にも良く思うのですが。
(実際、ドラマでも瞬間揶揄するような表現があった?)
リソースとしては、圧倒的に準国営放送局があるのだから、
全てをそこに集中して、民放は各ネット事にローカルに専念する、とか。
例えば、東京オンリーでこの局、千葉オンリーでこの局、
埼玉オンリー、神奈川オンリー・・・って分散すれば
もっと細かく情報提供ができるんじゃないのかな?

そういう協定、ってないのかな?

阪神淡路の時、そこら中から全国ネット中継のために
報道ヘリが飛び交って、よくぞまあ衝突事故にならなかったこと、
でもローターの爆音のせいで、がれきの下の声が聞こえなかったこと、
そういう反省って、未だにないのかな・・・

ちょっと逸れました。

このドラマ。もっとリアルに作り込むなら、BGMは一切無し、
ってトライもしてほしかったなぁ。
でもBGMがあるから「かろうじて」これはドラマなんだ、と
思えるから、線引きができた?のかな。

それからそれから。
確かに冬の夕方、という時間帯が一番被害がデカい、
という想定で放送日程も決まったんだろうけれど。

でも続編でも番外編でもいいし、可能なら本編を、1.17と3.11
にぶつけてオンエアして欲しかったな。
そっちの方がもっとインパクトあったんじゃなかろうか?

ドラマの舞台に架空の放送局(民放?)を選んだのは
被害の様子を自然に掴める、ということでよかったけれど、
その反面、災害報道の在り方を自問してる、って気概も
感じたので、そこはよかったのですが・・・

確かに、編集長のジレンマはもの凄いもんだろうね。
実際「あんな災害」が起きてしまえば、自分の指示1つで
パニックが発生するかも知れないし、防げた事故を
防げなかった、という責任を瞬時に判断することが求められる。

うーん、なんか最近の俺の立場みたい。。。

ああいう瞬時の判断は必要なんだろうけれど。
せっかくいのっちが小野アナに「そういう時あなたならどうする?」
って振ったのに、なんか、やっぱり「デスク・編集長を無視して」
なんて言えなかったのかな?妙に答をはぐらかしたように
思えたのは残念。

このドラマ。番外ネタですが。
室井滋がめちゃくちゃ良い。こういう憎まれ上司、って
絶対どこにでもいるもんね。
でもステレオタイプに「こいつ、何?」って思った瞬間、
確かに「報道で日本のパニックぶりを世界に知らせたらどうなる?」
という考えも生じないわけではない、と。
忖度する部分がメディアにだってあるのかも?
と考えさせられましたねぇ。
それにしても、あまりにもこのリアルな演技。素晴らしいとしか。
当然、他の出演者もリアルに演技してるので余計に迫ってくるんですが・・・

だからこそ、BGMを抜いてみて欲しかったかもね。

とまぁ、阪神淡路大震災から25周年、ってことで。
実際、大規模都市直下型地震が繊細に映像記録として残っているのは
これが世界で最初だ、と聞きますが。
3.11の分は、確か国営放送局でまとめサイトでニュース映像を公開してたと
思うのですが。
25年たって、なんで1.17にはそれがないんだろう?
ってずーっと不思議でした。
著作権?放映権?んなもん、そんなチマチマした考え捨てて、
それこそ「自分事」で捉えやすくするために、
ぜひドメインフリーで、映像とか情報とか、
そういうものをデジタルで残せる時代なんだから、
どこかやってくれないんだろうか?

・・・と思ってたら、ようやく?大阪ローカル局ですが、
アーカイブをまとめてHPにアップしましたね。
今更感はあるけれど、こういうページは公的に維持してほしいもの。

チラリと見てみましたが。
見てみたら、やっぱりドラマはホントに良く出来てたな、という印象と、
95年、そうそう、こんな悲惨なことになってたよね、という記憶と。
それらが蘇ってきました。

最近「震度3」とか「震度4」で「慣れてる自分がいる」けれど、
本当はそれだけでも「充分コワイと思える感覚を持たなきゃダメなんだ」
とは、Nスペの出演者のコメント。

確かに、地震だけは予知不能だもんね。
とは言っても、きっと明日になればまた忘れて日常に戻るんだろな。

だから、年に1回?2回?それだけでもいいから
何が起こったのか思い出すこと。
それを忘れずにいること。

そして、とにかく気がついたらできることはやっておく、
単純だけど、これに越したことはないのかも。

ドラマを見て、そして25年を迎えて今、
改めてそう思った今年の1.17でした。

ドラマの話はまた機会があれば。



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