大災害が起きたなら?「パラレル東京」を見て

3月も半ばになったのに、いまになって関西でも雪が降ったり、
最高気温も20℃近くまであった翌日が10℃を切る、とか、
挙げ句、新コロ野郎が徘徊し始めて
もう社会もなもかもシッチャカメッチャカだ、ってのに、
ことの始まりにいた人は「ウチのせいじゃないもーん」、
でもってそこからたんまり頂いている国の人をヘッドに抱く
国連組織は「彼らのせいじゃないよー」「まだパンデミックじゃないよー」
と言いつつ、いざ、初動遅れで批判うけてた彼の国での収束が
見られ始めた途端、国連組織のヘッドが唐突に「パンデミック宣言」
「汚染の中心は欧州」みたいなことを言い出して、
まるでわかりやすすぎるその構図に
「なんやねん?それ?」と突っ込みたくなる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

それにしても、この新コロ。
全くの、ホラ、よくあるSNSのフェイクネタですが。
これ、もしも・万が一にも「生物兵器」だとしたら
もの凄い効果てきめんな武器だなぁ、と
不埒なことを考えてしまうワタクシ。

だってねぇ。感染力って強く、ね?
同じ部屋で暮らしててかるく感染、そこでもらってきた人が
違う所で人に感染、って、今や罹患者は1000人を超えた
けれど、その殆どが「流れをたどる」ことができているんですよね?
それも凄いなー、と思うけど。

年末、大晦日ごろ?に武漢発のニュースを見て
即座に交流を全部カットオフした台湾もまた凄いなー、って思いましたね。
で、なんですか?台湾?
IT使いまくって、どこの薬局にマスクがある、って情報も出るわ、
購入時も何枚買ったか、って記録もITで管理して、って。

ある意味管理社会になっちゃったんだろけれど、
そのおかげ?感染者も少ないらしいし、汚染に曝される事態は
避けられている様子。

スマフォで「マスクここにありまっせー!」って出すのは
いいなー、と一瞬思いましたが。
よくよく考えたらそれって管理社会っすよね?

身の安全を考えたらありがたい仕組みだけど、
日常にそういうのを使われると思うと・・・
複雑ですねぇ。。。

さて、そんな社会が大混乱になってしまった先週。

ことしもまた3.11がやって来ましたね。
発震が2011年3月11日なんだから、もう9年も経ったのか・・・

阪神淡路ですら、もう1~2年もしないうちに沈静化して、
喉元過ぎれば熱さを忘れる的な雰囲気になってたけれど。

阪神淡路は「始まりに過ぎない」って専門家が言ってたのを
よく覚えていますが、まさかその10年後ほどに
こないな大震災が起こるとは。

そして、今、これがさらに10年ほど経ってもずっと
日本の中から消えない・離れられない問題になっているのは
ひとえに「原発事故」なんでしょうね。

地震から9年。
つまりは原発事故から9年。
9年たっても「まだ」お家に帰れない人がいるなんて、ね・・・
ようやく帰っても、そこは9年前のまま。
朽ち果ててしまった自分の土地、家、街並み・・・

いくら思いを馳せても足りないくらい、
本当にツライんだろうな、と勝手に想像してしまいます。
生まれた時から仮設で過ごしてもうすぐ10歳、って
子供もいるんだろうなぁ。。。

もう想像のしようもないけれど。
ただただ、一刻も早く平穏な日々が戻りますように。
そう願わずにはいられません。

さて、そんな震災。
1.17の後しばらく言われてて、
でもその時は「これは始まりに過ぎない」と専門家が言ってたのを
よく覚えていますが。
震災は忘れた頃にやってくる、とはよく言ったもので。
そこから15年ほど後になっての3.11・・・

みんな「その日は来る」と「頭で判っていても」
実際、本当になるのだ、という覚悟はできていなかったのだ、わかっていなかったのだ・・・

それを逆算して、いよいよ・もっと身近に考えてもらう為に、ということで
某国営放送が昨年末、えらい思い切ったスペシャルをやってましたよね。

題して「パラレル東京」。

いくらTVでシミュレーション見せてみたり、講演などで「語り継ぎ」をやっても
どこか国民全体が「自分には起こらない」「ウチは大丈夫だろうけれど」・・・
「けど、起こったらコワイよねー」って程度の認識なのだったら、
極端な話ということで「実際に起こったことにしてしまえ」という前提で
作りあげられたシミュレーションドラマ。
この手のドラマ仕立ての教訓めいた番組は色々あったような気もするけれど、
全部架空のお話で、どうにも身近に感じなかったのも事実。

だから、今回もどうせ・・・と思って見始めたら・・・

さすが、某国営放送局。
現時点でできること・判っていること・シミュレーションして新しく判ったこと、
全てを、放送技術の全てをつぎ込んでドラマにしました、というだけのことはあって
猛烈に「リアリティ」がありましたね。
まずはそこにただただびっくり。そして見終わるたびに出るのは「ため息」だけ。

いや~、ここまで「リアルすれすれ」に描かれると、
ホント、色んなシーンに応用して考えてしまいましたね。

震災だけでなく、その後の危機管理、命令系統、真実はなにか?とか。
報道、SNSそのものにも迫った部分もあり、最後まで緊迫感のある
いい「ドラマ」だったと思います。

ちうことで、ざらりと振り返りつつ。

このお話。そもそもの企画が内閣府が出した首都圏直下型地震が発生した場合の
シミュレーションの中で、一番エゲツなさそうなのを取り上げて
それをもとにドラマにした、と。
で、舞台が放送局、ってのもまた上手い設定でしたねぇ。
市井の人達を主役にしちゃうと、災害の全体像が見えてこないしね。
そこへいくと、放送局を主体とすると、いろんなことの表裏も描かれて。
しかも「自然と」あちこちの凄惨な被害状況が入り込んでくる、と。

いや、まずはこのスペシャルにただ脱帽でした。

ドラマは架空の東京で、最悪の状況下で「実際に首都直下型地震(最大震度7)が起こった」
という前提に始まります。
で、ドラマは地震が発生した日から4日間を4日間かけて放映する、と。
ドラマセクションが前半の約30分、そして後半の約30分はドラマの振り返りと
現実における注意すべき事(ドラマに関連して)、をスタジオトーク、という体裁でした。

で。全体を見て、とにかく引き込まれますね。
もういっか、と思いつつ、なんか気になってⅠ日目(DAY1)を見ちゃうと、
どうしても続きを見たくなってしまう、と。

災害が発生した初日はこういうことが起こるかも?起こった場合こんな危険性が?!と。
それを全部CGを使った映像をふんだんに流しながら、ドラマは進んでいきます。
ニュース番組(夜10時からの1時間番組、って設定かな?)を始めようと
ブリーフィングをしようにも、メインキャスターが行方知れず。
他方、放送局制作スタジオ(これも架空の放送局ね)の「オンエア中」画面からは
淡々と「本日午後4時4分頃に起きた地震は震度7を記録し・・・」という音声が
淡々と流れ、また制作スタジオのラウンドテロップには、あちこちの悲惨な状況が
文字情報でどんどん流れてくる・・・

さらにリアルなのが、これ、「架空」といいながら、全部「実存するもの」で
話を進めているんですよね。
某国の某首都圏、じゃなく、はっきり東京23区、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の
1都3県では甚大な被害が発生した物と思われます・・・みたいなナレーション。

そしてビルが倒壊する瞬間の映像(当然CG)、崩落する天井と阿鼻叫喚の悲鳴、
保育園で真剣に怖がる子供達と保母さん達・・・
さらには群衆雪崩れまで再現してみせたり。

もう例を挙げればキリがないくらい、
本当に実存する地名をドンドン使って、
また被災者の状態もリアルに再現してみせて・・・

このドラマは全部で4日間。初日は発震直後はどうなるか?2日目は徐々に
明らかになる被害の全体像、3日目は新たに発生する問題、4日目は想定外の重篤な危機、
という視点で描かれてましたが、これも実際そういう話を現実に行政府が想定してる、
ってことなんでしょうね。

特に目新しい、と感じたのが、SNSと放送・報道との関係。
よく今だとありそうなのが、それこそフェイクニュースやTwitterでのデマ。
最初は面白がってポチッとしただけなのが、それを受けた人が「よかれ」と思って「拡散希望!」って
流してしまう、アレ。

そういや、3.11の時も随分色んなフェイク・デマが流れましたよねー。
一番覚えているのが、被害のなかった西日本で節電すると、それを東日本に回せるから
節電しましょう、ってヤツ・・・
仕組みを考えたら全然そんなのできないのに、震災の翌日くらいに?
とっても真面目な人から「こんなことできょうりょくできるんだって!」って
チョー真面目に情報が転送されてきて、ある意味背筋が凍ったりもしましたもんね。

そういや、今の新コロだって、トイレットペーパーとティッシュの買い占めが起きてるけれど。
それもフェイクが原因なんでしょ?それらの生産は全部中国、でも中国からの
物流が全部ストップしてるから、もうすぐなくなるらしい、、、だかなんだか。

ここで単純に疑問。こういうパニックになった場合、なんで人々はまずトイレットペーパーと
ティッシュの買い占めに走るんだろう・・・(オイルショックもそうだったような。)

ちょっと脱線。

とにかくこのドラマ。本当に「ホンモノ」を作っているから余計に迫るものがあるんだろうな。
地震で崩れたビルから生存者を救出するシーンとか。
自分の子供を失ったお母さんのインタビューとか。

そして俳優陣も演技がよかったなぁ。
特に、「ウソでしょ?いや、ホントにありえるのかも?」と思わされる
室井滋の「シニア・マネージャー」。
並みいる現場の男共をアゴ先で使って、放送の私物化を目論む?

でも、これ、ホントにありそうだもんね。
崩壊したビルに閉じ込められた女性と電話が繋がっています・・・って中継に
何の意味がある?と問いかける副編集長。
でも相手の女性が大手スポンサー絡み・・・・?

このシーンは「それ、民放にあてこすってるの?」とすら思ったけれど。
DAY4かな。今度はめっちゃヤバイ、ネット情報が一気に氾濫し始めてるのに、
「その写真がフェイクだったら?」と一声。
で、「そんなウラのない情報よりも総理視察をもっと入れなさい!」と。
政権におもねる姿は、今の自局の反省?

これも考えさせられましたね。
SNSで流れるニュース。それはウラが取れてるかどうかわからない。
けど、肝心のTVだって、ウラがとれないウチは流さないとなると、
それが「本当」だった場合、どうなるの?
(実際DAY2で取り上げてましたね。)

ただ惜しむらくは・・・
いい線ついた問題提起だったとおもうんだけど。
せっかくいのっちが振っても「いえ、ちゃんと我々は報道しますから」
みたいに軽く流れてしまったことかな。

こういう場合、報道にどこまでの信頼性があるのか?というのも
この時代、大きな課題だろうに。
特にドラマではリアルに「警察・消防・自治体、全部手一杯でウラは取れない」
でも「ネットでどんどん情報があがってくる」
でも「ウラがないとオンエアできない」
で、挙げ句・・・悲惨な結果が待っている・・・・

こういう所は逃げないで欲しかったな。

それと残念といえば、DAY3あたりから、急に「大げさ」なドラマ展開に
なってしまった感じがしたこと。

そもそも、それだけの大震災で「放送局」そのものが
まともに機能するんだろうか?
いつも思うけれど、例えば国営放送局は全国カバー、
民放は順番に地域を割り振って細かな部分をカバー、
ってことはできないんだろうかね?

そんな最中、シニア・マネージャーの暴言を受けて
「世界中がこの放送を見ている、日本は制御されている、
と印象づけなければいけない。」というシーン。

いやいや、海外放送局だって日本支部からの中継ってアルでしょ?
ここでいきなり話が拡大してしまったのが残念と言えば残念。

それと最後のDAY4のスタジオトークもちょっと残念。
「これってドラマでしょ?せめてハッピーエンドくらいあっても。。。」
と言いたい気持ちはわかるけど、それを否定するために、
又は打ち消すためにドラマを作ったんだろうに。

そして放映後(ラストシーンを受け継いで)
「4日前に戻ったら自分に何というか?」というQで、
いきなり庶民的なレベルの話におちてしまったことかな。

4日前に戻って、逃げるときはこうだ、ああだ、と注意するように言う、
とか・・・きっと制作側はそんなレベルの話を期待してたんじゃない、
って思うんだが・・・

自分なら?
そうは言ってもやっぱり同レベルかも?
いやいや。それ以上に、日頃から何かの時はどうする、ってのを
常に家族でちゃんと確認しておく、ってことではないのかしら?

くり返し、くり返し、お互い話をしていくことでしか
こういう「注意」は散漫になり薄くなり、消えてしまう・・・

そうならないように人々が自分で注意するしか
生き延びる術はないのだ、というのがテーマだったのかな?と思うんだが・・・


あの3.11から9年。
今年は新型コロナウィルスとやらのせいで、
式典も中止・縮小されたのは残念だけれども。

1.17と一緒に、いつまでも語り継ぐこと、
そしてその時一緒に「もしもの時は」を語り継ぐこと・・・

3.11を迎えて、ドラマを何度も見て・・・
そんなこんな、な9年目でした。

地震。やっぱりコワイね。
予知出来ない分、なおさらコワイね。
気をつけてもどうしようもないけれど。
起こった「後」のこと、しっかり決めとこう。

・・・それにしてもこの「パラレル東京」はホントに良く出来てたなぁ。
これ、ドラマ部分を再編成して、2時間もののドラマとかにできないんだろうか?




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