STAY HOMEで見た映画

ようやく今日、半ば強引に?
covid-19による緊急警戒態勢が解かれるらしいですが、
それにしても約6週間?
なんだかとっても長かったような、
短いような、
でも桜餅も粽も柏餅も季節まっただ中にいただき損ねて
新コロのバカヤロー、と叫ばずにはいられない今日この頃、
いかがお過ごしですか?

いえね、お餅の類はなんとかクチには出来たのですが。
家の近くの創業130年以上?する団子屋さん(茶屋)、
そこのやつをいただき損ねたんですよね。
まあ、うちは名目上4週間で済みましたが、
やはりイシン府の隣ってこともあって、
随分・今にして思えばコワイ部分もあったり。

で、不要不急の用事で外出したSTAYHOME週間、
ホント、繁華街、と言われるところがガンラガラ、
電車だって、終着駅に降りたら車掌さんが「今降りたの53人やったわ」
って、数えられるほどかいっ?!ってな寂れ具合で、
それこそ「復活の日」の一歩手前?
それこそ、これ、現代に焼き直してりめいくしてみれば?
と思ったりしましたねぇ。

そういや、なんでも書店には「パンデミック」コーナー
なるものがあったりするそうで。
ムビ友曰く、「カサンドラクロス」もお忘れ無く、とのこと。
ううむ。確かにノベライズすればパンデミック小説になるのかな。

そんなこんなで、警戒解除となっても
まだまだ普通にならない今日この頃。
というか、すっかりテレワーク体質になって、
気の触れたとしか思えない上席の相手もしなくて済むし、
これでいけるんだったら、もう少し、真夏過ぎるまで
このスタイルでいいんじゃね?
というか、ぜひやって頂きたい。

でも、やはりステイホームだと気が緩む?
ということで、思わず映画を・・・
いやいや、見てない見てない。ちゃんと休日に見ました。
今日はその備忘です。

見た映画は、「死刑台のエレベーター」。
これ、大分前にBS放送でオンエアしてたのを録画したんですが。
なかなか見る機会もなく。

そう言えば断片的にしか話も知らず。
通しでみたことなかったかも?

・・・てなもんで、時間も手頃(約90分)、
今や一つの教科書とも言うべき名作、
堪能いたしました。

お話は・・・もうええですよね?
フランスのお話。
アルジェ戦争とか言ってるから、1950年代のお話。
だもんで、怪しげな戦争屋とか、武器商人とか、が
まだリアルに跋扈してたんだろな。

舞台はパリ。
主人公のダベルニエはアルジェ戦争の英雄。
皆が知ってる男前。
で、戦後このダベルニエは武器商人の商社で働いてるけど、
その商社社長のカララの奥様とできてしまって
(こういうのはいかにも「おフランス」?
しかもなれそめなんてのは一切無し。)
社長が邪魔だから「プシュっ」。
で計画通りに完全密室殺人=自殺、と見せかけようとして
うっかり小道具を人目につくところに忘れてきたアンポンタン。

で、取りに戻ろうとしたらエレベーターが止まっちゃって・・・

愛人のカララ夫人は「彼はどこ?」って彷徨って
夜の女と一緒くたにされて警察行き。(これも時代?)

また一旦車に戻ったダベルニエはキーも放り出して、
小道具も全部車に乗せたまま(オープンカー。プジョーかな?)、
小道具を取りに帰って戻って来られない。。。

それを見たチンピラのルイと、恋仲のベロニクちゃん。
ダメよ~英雄の車よ~、って言いながら2人でドライブ。

で、なんだかんだで行った先で人殺し。
でも使った偽名が「ダベルニエ」夫妻。。。。。

当然、翌日の新聞トップ。そうと知らず、
結局エレベーターから逃げられなかったダベルニエ。
翌朝電源が入って再び動いたエレベーターから逃げたはいいけど、
カフェで座った隣の女の子が
「パパー、新聞の人だぁ!」って。
それで一巻の終わり。

ルイが車に乗ってる姿を見たカララ夫人は
あの男・・・ダベルニエ?
と思い込んで、警察に駆け込んで、
あの男はダベルニエじゃないっす・・・

って話ちゃったから、それで一巻の終わり。

ルイとベロニクちゃん。
もう外国人殺しで死刑は決定。
だったら2人で睡眠薬自殺しましょ・・・・

のはずが、「この薬じゃ死ねないわよ」
と部屋に乗り込んできたカララ夫人に一喝。
この2人の行く末は描かれてませんが。
まぁ、台詞から・・・なんでしょうね。

とまあ、「これがフィルムノワールか!」と
ただただ食い入るように見てしまった90分。

ランダムに備忘書いておくと・・・

音楽!
絶対これ!言わずにはいられない。
マイルス・デイビス!!!
もうすっかり有名な話だけど。
彼のトランペットと彼のバンドが
「ラッシュフィルム」を見ながら
「即興で」曲を演奏して、
それが「そのまま」サウンドトラックになっている、
という、「チョーとんでも」な音楽。
しかも、どれもこれもが映像にマッチしているだけでなく、
映像の邪魔をしていない。

すっかり、J・ウィリアムズ以降(彼の功績はたたえられるべき)
ひたすら「音響・音量」でストーリーに迫力を与え
肉付けしようとする手法の、なんと陳腐に見えること?!

そういや、ふっと思い出したのが
「2001年宇宙の旅」。
これも極限まで「音」を削り取って作られた映画でしたよね。

音は、今や日本じゃ至る所で環境音楽とか、
何チャラ音楽とか、ですっかりBGMと化しているけれど。

全く無音な所、って街中にあるんだろうか?
きっと復活の日のように人類がバタバタと死んでいっても
天気予報の電話の声はエンドレスに続く・・・
そんなふうに、BGMも電気が切れるまで、
延々と・・・・・

そんな日常からこの映画を見たら、
ホントに「音」に無駄がないですね。
だから尚更緊迫する。
緊迫するのが頂点に達したところでスッと入ってくる
デイビスのTp!
その逆のパターンもあったかな。
デイブスのTpで緊張感を盛り上げていき、
気が付けば全くの無音。
そこにあるのはただ緊迫した画面。

台詞だってホント、骨組みだけで作ってる感じ。
ほら、よくあるっしょ?
「それ、だれに向かって説明してるんすか?」みたいな台詞。
そんなん、全然ないのね。

ベロニクちゃんとルイ君のなれそめは一切どーでもいいし、
カララ夫人とダベルニエだってなれそめは一切なし。
そんな説明は一切なし。

だからこそ、ラストシーンのオチがとっても強烈に
心に響くんだろな。

そりゃ、戦争終わって12年?
製作が1957年?え?もうできて63年?
全然そんな古さはなし。
むしろ、今の技術でフィルムも綺麗になってるのと違うかな?
そう、モノクロームの映画だからこそ、
この味も出るんだろネ。

だから。
だーかーらー。
日本でなんかリメイクとかアンポンタンなことしたみたいだけど。
これなんか、リメイクする前に「絶対失敗が約束された」作品、
と違うのかな?

今で置き換えようにも、もっとスマートになりすぎて、
言い方ヘンだけど、極めて普通の密室殺人ゲームに成り下がるだけでは?

オマケに、そこに榊マリコさんが「鑑定しましょう!」って乗り込んで
来られた日には。

そりゃ、あっという間にカララ社長は「殺された」ってわかりますよね。
って書いてて思いだしたけど。
結局ダベルニエが「しまった!」って気が付いて
取りに戻ろうとして取り損ねた(改修し損ねた)
屋外のロープ・・・

あれ、パリ警察は全然気が付いてなかった・・・ってわけね。
ピストル自殺でいっちょ上がり、って。

うーむ。
そんなこんな、で今ではない、半世紀以上も昔「だからこそ」の名画?
でもその時代でなければ絶対作れなかった映画なんだろね。

そうそう、もいっこ。
余分をそぎ落としたから?90分少々でオシマイ。
この90分少々で、これだけ濃密な映画、って今、ある?
スポンサーとか、アメリカメジャーとか、なんだかの都合だか
知らないけれど。

だいたい2時間だわよね。
大作で濃密な作品ともなると2時間半とか2時間40分?
そりゃ、風とか、2001年とか、はほぼ3時間だけど、
やっぱり長くても名画は最後まで一気に見せる力はあると思うんですよね。
だからそういうのは除外して。

ホントならこれ90分で終わらない?
ってような作品でも120分になったりしてない?
スター・ウォーズが150分以上?(EP8)・・・

やっぱりボリューミーな中身で見せるのも良いと思うけれど、
こういったコンパクトかつ濃密な内容で見せる映画・・・

最近だと何かな?

引き続き「ステイホーム」して探すしか?・・・

うーん。テレワーク、もそっと続けたいよー。

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