東欧文化の中心地・その歴史に触れる

あっという間に夏至も過ぎ、
これからはただひたすら夜が長くなる日々、
けれどもだからと言って
相変わらず新コロの野郎がそこらへんを
うろついているせいか、
神経過敏な人々は
なんだか必要以上に恐れてる?
でもそこまで萎縮しちゃうとなんもできへんし、
結果、対抗薬とかワクチンとかが
さっさとできへんかな?
と、今まで以上に毎日が色々と気になってシャアない今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

なんでも、表向きには出てないみたいだけど、
今年は「コンチキチン」の音色もしないと思っていたら、
山鉾巡行はおろか、山鉾建てすらヤンピになった、
という「ご町内さん」のお知らせ。

なんと!
そもそも平安の時代から?
疫病退散、流行病退散、という目的で始められたはずの
祇園祭。
今年は目一杯規模を縮小、本当に神事の根幹に関わる部分だけ
ひそかに行う事になったのだ、とか?

そういえば?なんでも?シベリアで38℃を記録した、とか?
それも「マイナス」じゃなく「プラス」?
で、溶けた凍土からトナカイの死骸が出てきて、
その死骸から炭疽菌が出てきて・・・って。おいー?!

炭疽菌とcovid-19が合体したら・・・ってするのか?
あたかも「物体X」さん、なのかっ?
MM-88となってしまうのかっ?

そんなこんなを気にしてたらもうキリがないので、
長期間精神的に閉じ込められた上、
我が社も輪をかけて上の方がハチャメチャになって、
あとはいつ氷山にぶつかるか?みたいな今日この頃・・・

規制緩和で一斉に行きたい美術展が「クローズ」になったまま
「期間終了」で「作品は帰国しました」・・・
ピカソとかも見たかったなぁ。京都市立のコレクション展は
延期になったらしいけれど、神戸に来るはずだった大英博物館?だっけ?
それもひっそりとお帰りになった・・・

なので、カミさんと一緒にため息ついていたら・・・

なんと!国立近代美術館!規制緩和で入館OKになって、
オマケに展覧会もそのまま会期延長!

素晴らしい!ありがたい!
せめていっこくらいは延長にならんかな、と思ってたら。
ありがたし!ただただありがたし!

ということで、色々と日々荒みきった精神のお洗濯に
出かけて参りました。

行ってきたのはこれ!

チェコ・デザイン 100年の旅

文字通り、これはチェコのデザイン界を100年分振り返ってみよう、
それが現代にどのような影響を与えたのか見てみましょう、
ってコンセプト。

まず見終わって。
ただただ、ため息(っていつもそうか・・・!)。
今回は「デザイン」がコンセプトなので、絵画のみならず、
家具、彫刻の他にも、「いかにも東欧」なオモチャまで。
ホント見飽きない、じっくりと味わえた展覧会でしたね。

この100年間を、大体10年事にまとめて見ていくわけですが。
チェコと言えばボヘミア?
ボヘミア?といえばアルフォンス・ミュシャ!

またまたお目にかかりましたなぁ!ミュッシャさん!
(なんとなく、よく行った展覧会の半分近くで見かけてる気も?)

そもそもこの100年間の始まりがミュッシャというのも
いきなりの「チェコ/ボヘミア」の底力、って感じかな。

もうミュッシャの美しさ、独自さは言うまでもないですが、
ここからチェコ独自の美術が発展していくんですね。

西欧で発生して大きくなった「キュービズム」も
チェコに入って「チェコ・キュビズム」という独特の
形態を持った形になっていく様とかも、
やはりチェコの持つ文化の奥深さかな、と。

年表見ても、オーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあったりとか、
ロシアの影響を受けたりとか、色々あった土地みたいだけど、
その分、溜め込んだ思い・遺伝子ってのがあるんだろな。

それにしてもその多様さにはホントに驚きましたね。
デザイン展と言うだけあって、絵画以外にも彫刻、
家具、ポスター、挿絵など、多種多様。
しかもどれもこれも手に取れそうな(んなわけないけど)
作品?商品?ばっかり。

上手くは言えないけれど、
ぱっと見たら「あ!いかにも東欧70’s!」って感じを
受けるような作品も多かったですね。

まず最初の区画では、いきなりのミッシャ!
もう説明不要でしょ?!ただただ、ため息。
でもこれ、ポスターなんっしょ?1枚100円で、とか?
(んなワキャないって。)

いきなりテンションMAXで次のセクションにいくと、
そこにはチャペックの本が!・・・えっと・・・「ロボット」?!
え?あの本の初版本?!
挿絵も表紙もいかにも東欧!
西洋のような華やいだものでもないし、かといって
ロシア・ソビエトでの無機質的なものでもないし。

でもそのチャペックが子供向けの寓話も書いてたなんてね。
実はカミさんはよーく知っていて(いつも教わる)、
後で家に帰って、その本見せてもらいましたが・・・

なんか、こう、カワイイ。
というか、子供の頃にこういう「かわいい線画」を
よく見てた気がするけれど。
もしかしたらちゃんと見てたのに忘れてたのかな?

そしてこのあたりから、ガラス製品もチラチラと。
ガラス?!そう、ボヘミアングラスだもんね。
いや、何をもってボヘミアングラスと定義されるのかは
知らないけれど。

さらに歩みを進めて行くとガラス製品の他にも
椅子等の家具、装飾本、花瓶、そういった製品に見られる
「チェコ・キュービズム」の数々・・・

で、ふと見たら「え?お金?紙幣・・・って、ミュッシャがデザイン?!」
いいなー、これ、もらえないかなぁ?だってもう今は流通してないっしょ?
こんな紙幣があるならチェコに行けば良かった。
(って、行く為に聖徳太子さんが沢山旅だってしまう・・・)

そこから徐々に、ポスターとかそこに見られる表現、
タイポグラフィーの多種多様なこと。

「サイケ」ってのをもしかしてアメリカ・西欧より先にやってた?
そんな軽いショックも受けつつ・・・
いやいや、やっぱりガラス製品が独自のデザインで美しいこと
この上ない・・・

やがてはテーブルセットとか家具セットまで出てきたり。
リカちゃんハウスよりももっと高級感漂うドールハウスとか。
それもアメリカーンな「ゴージャス」じゃなくって、
純粋に飽きの来ないデザイン・・
って、これ、もうオモチャですよね?

へー?!いわゆる、ひとつの、玩具、ですね?

はたまたデザインチェア「オオサカ」って・・・?
あ、なるほど、70年の大阪万博に出品した椅子なのね。
ここまで来ると、時代は東西冷戦まっただ中だけど、
必ずしもソビエト万歳だけじゃなく、
しっかりと自分達の価値観・文化を継承してたんやなぁ、
って感じられました。

それに家電類だって、日本はまだまだ「シロモノ」だったのに、
チェコのそれはカラフルだったり、あ、でもやっぱり
西欧みたいな派手なカラフルさ、じゃなく、押さえたカラフル?
実に味わい深い、ってやつですね。色使いがやっぱり独特。

そして実はチェコってアニメーション大国でもあったのね。
古い時代からすごくシンプルな線画でのアニメーションを
テレビで放映してたのだ、とか。
特に「東陣営」に組み込まれてからは
教育的なものが多かったんだろうけれど、
午後5時にはみんなTVの前に座ってアニメーションを楽しんでいた・・・

所は変わってもやっぱり人間の営み、って同じような歴史を歩むのね。。。
ほんのりノスタルジーに嵌まってしまいました。

そんなこんなで、今回はわりとこぢんまりしてるから
90分くらいで見通せるかな?と思ってたけれど、
気が付けばいつも以上に?2時間少々?じっくりブラブラ歩いてたのに
またビックリ!

東欧の他の国とは違い、ドイツに占領され、ソビエトが進出してきて、
でも首都プラハの名前を聞くと、古くはモーツァルトに始まり、
演劇でも数々の名作(ロボットも演劇だったのよのぉ)、
そして俺の趣味からすれば弦楽器の国、ビロードの弦を持つチェコフィル、
そしてボヘミアングラス・・・

かくも蹂躙されながらも、
やっぱりしっかりした民族の文化、
ってのを持ってる民族は
何があってもちゃんと伝承できているんだなぁ・・・

そぼ降る雨の中、そんなことをほんのり感じながら、
の美術展でした。

ホントなら会期は5月の連休明けまでだったんだけど、
例のcovid-19のせいで・・・

だから諦めていた分、なおさら感動も大きかったです。
あー、チェコ。行きたいなぁ。でもやっぱり¥が・・・(T-T)








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