今改めて見る「コナン」

まいとし梅雨時期とは言え、
俺様生誕月間の6月は
1年で一番大好きな季節だというのに、
今年はやれ新コロだ、オリンピック延期だの、
無観客なんちゃら、いやいや言い方がよくないので
リモート試合だ、だのなんだの、
で、挙げ句ようやく始まったプロ野球で
今年も期待に違わず我がトラさんチームは
まだ「シーズンイン」してるのにきがついて
ないんじゃなかろうか?
と思わざるを得ない、今日この頃・・・・

俺の6月を返せー!

と叫んでしまいましたが。
もうこの時期、だんだん昼が短くなってきてるんですよね。
でも偉大な宇宙・大陽はそんな1日・一月単位で
動くもんじゃナシ。
もう異常気象がどうのこうの、というレベルを過ぎて、
実は地軸がとっくに歪んだんじゃなかろうか?
という日々激動のお天気状態。

毎日のお天気お兄さん、お姉さん曰く、
「今日の明け方は4月並ですが、お昼には7月頃まで急上昇」だの
「昨日の最高気温は7月上旬並みですが、最低気温は5月上旬並みまで冷え込みます」だの。

毎年毎年、異常気象だとかなんだとか、言ってましたが。
ホント、こうなりゃ地軸が歪んで、日本は亜熱帯入りした、と思うしか?

だってさー。
たしか先週だっけ?
シベリアで38℃?いや、マイナスじゃなくプラスで38℃?
しかもそのせいで溶けた永久凍土から炭疽菌が這い出てきて・・・

おいおい。それがcovid-19と合体したらどないなるねん?
と、素人丸出しの疑問におびえるハメになったではないかっ!?

行政府も堂々と「規制解除」を言うのはいいけど、
解除するたびに、気のせいか東京での感染者が再び増えてない?
いやいや、センセ様の解説を聞くと、まだ安心理論でちゃんとわかるけれど。

なんですか、行政府、あれだけ自分達の盾になってた
専門家会議を何も言わずに突然「解散!」って、それどういうことっすか?

3月から6月にかけて、どれだけ助かったと思ってるんだろ?
医療従事者のみならず、社会を動かす人々、
サービス業、エンターテインメント、
それら全ての人々が行政府に求めたのは
「スピード感を持った対応」だったろうに。

どうも永田町での「スピード」は「時間空間のひずみ」が存在しとるんかな。

でも今の俺はただ一つ。いや、二つ。
はよ金くれ、そしてはよ安心させてくれ、ですな。

そんなこんな、のパンデミック月間?
アニメ製作が間に合わない、という理由で
急遽準国営放送で始まった「コナン」をみて、
いろいろ思い出したので、今日はそのインプレッション。

「未来少年コナン」

これ、準国営放送局(当時は国営放送局?)が
局史上初めて「アニメーションに乗り出す」ということで
すごい注目が集まった作品だった、と思います。

でも放送局上部は「どうせすぐコケるだろ」と思ったのか、
総監督・演出に起用したのは当時新人?だった「宮崎駿」氏。

この時点で見てる側は「勝ったで」やったんでしょうが。
(いや、まだ当時は今のような著名度はなかったはず。)

でもこの作品から実に色んな人が旅だって、
それぞれのジャンルで自分の色を出している、ってんだから、
やっぱり「アニメの歴史」でのマイルストーンな作品なんでしょうね。

そしてなによりビックリなのが。
これ、1978年放送?だったんですよね。
で、時代は2008年の最終戦争が地球の破局を迎え、
それから約20年がたった後の世界・・・じゃなかったかな?

それ、2028年?もうすぐそこじゃん?

別な見方をすれば、これ、32年前の作品?
30年ほど前から見た21世紀初頭、ってことですよね。

となると。。。
1980年代(前後)の世界世相と言えば、
米ソ冷戦まっただ中。レーガン・ゴルバチョフの会談はまだまだ先。
2次大戦が終わって、キューバ危機があって、
それからベトナム戦争で米軍が史上初めて負けて、
で、アフガニンスタン戦争でソ連軍が史上初めて負けて、
いよいよ米ソが深刻に争ってた時代?

そんな時代に「滅びた後の世界」をアニメにして、
しかも確か夜7:30、今はもう言わないか?ゴールデンタイムで
家族そろって見る冒険活劇。

最初から宮崎さんはやっぱり冒険活劇が似合うってことだったのかな。

まずはその国営放送局の英断。
子供だからわからなかった、というのは言い訳だけど。
なにげに「あぁ、自分が40~50歳の頃、下手すりゃこんな世界に
なってるのかなぁ」とペシミスティックになってみたり。

でも作品そのものは宮崎氏の温かい眼差しが随所にベースとなって
見え隠れしてる気がしますね。

それと、やはり作品の構築力が今見ても立派なんだな、と。
今や全26話、でのストーリー割りができるドラマなんて
そうそうないんだろうけれど。
ワンクール13話、って定義になってから余計なんだろうけれど。

いえ、ですね。

作画が追いつかず「総集編」的に穴を埋めたことが初回放送にはあったと思うけど。
改めて見たら、「全26話」で大きな話の括りはきちんと起承転結ですっぽり
収まってるし。
(最近のアニメ・・・はよくわからんけど、中途半端に打ち切りになったり、
ヘンに話を水増ししたり、要するに全放送の中で綺麗に回収もできて
エピソードも解決できてる、っての、今やすごい稀じゃないっすか?)

やっぱり力量・素材、その他諸々、民放とは一桁違うバックボーンを持つ
放送局なだけあって、「今」見ても全然色あせないんですよねぇ。

なんでも、現在放送中のアニメが新コロ対策で中断、
だからそこを埋めるために、昔の名作を4Kでクリーニングしてリメイクした?
コナンを放送してるわけですが。
だから、画像が今のセルアニメと全然遜色ないくらいに美しい。

でも実際、今の中高生がこれ見て、どう思うのかなぁ。

これもある意味パンデミックなお話っしょ?
エヴァンゲリオンじゃないけれど。
セカンドインパクトで地軸が曲がって、日本は常夏の国に?
でもにア・サードインパクトが起こって、海はずっと赤いし・・・
って説明もなんか端折ってる、っていうか、
「もう知っているでしょ」的な振り切りだし・・・

そう思うと、未来少年コナンには最新鋭で、キレッキレのデザインの
兵器・武器やメカがでるわけではなく。
むしろ、ユーモラスなロボノイドが実は良い味だしてたり。
滅びた後の交通手段・移動手段としての「船」も
そこらヘンの残骸を集めてなんとか船にしました、って感じで。

だから、これ改めて見てる人はともあれ、
新しく見る人は「宮崎駿だ」だけじゃなく、
ちゃんと「作品」を味わって欲しい・・・って思ったりしますねぇ。

それにしても。
一度滅びた世界で生き延びた人々が再構築した世界。
対照的なインダストリアとハイハーバー。
大らかな自然で豊かに見えるハイハーバーも、裏へ回ればごろつきがいたり。
全てがシステム化され管理されてる社会のインダストリアも、
下に潜れば「反抗勢力」の「善人」がいたり。

やっぱり世界が一度滅びても、憎悪は滅びることがないのかな。
善対悪というのは、やはり人が背負って立つ業なのかな。
そんなことも「たかがアニメ」で思ったり。

こういう中で、コナンとラナは、思い切りアニメな活動
してるけど、思わず見入ってしまうんですよね。
コナンのアシとか、バカ時からとか。ラナの「気の強さ」とか。
こういうのこそ、「アニメの真髄」かと
トシとって思ってみたり。

ボーイ・ミーツ・ガールとか言うンでしょうが。
別にそんなこたぁどうでもいいさ。
ただ、純粋な男の子が初めて見る女の子を大好きになって
女の子のために尽くす、それがやがて周りの人も巻き込んで、
一つの大きな「社会体」になっていく。

今、この路線でアニメを起こしても、きっと「こっぱずかしい」
とかであまり受け入れてはもらえないのかも知れないけれど。

今、パンデミックに揺れる世界の中で、
これが日曜日の深夜に放送されている、というのは
なんというか、どういうか・・・

(まだ「復活の日」を引きずってますが)
原作はこれとは全然違う、もっと陰々滅々としたもんじゃなかったっけ?

最後は再び地殻変動に襲われて、
なんか「異形のもの」がコナン達に迫ってくるけれど、
なんとかそれを押し戻して、これからもガンバロー、
みたいな終わり方?
うーん。あまりハッピーエンドじゃなかったような気が。

でもこちらは・そこは宮崎アニメ。
インダストリアがとうとう終末を迎えたあたりから、
全部にケリがついて、最後にロケット小屋に戻ってみたら・・・
!!!

という大団円。

国営放送局はいきなり最初のアニメで超名作を生んでしまった?
だからその後のも面白かったけれど、
やがてこの局でもアニメが「普通」の存在になっていって・・・

いやいや。そろそろ。
原作もの、アニメ原作ものでは無く(広義で言えばコナンも原作アリなんだろうけれど)、
この局の持つ総力ならでは、の、
いつまでも老若男女に残るオリジナルの「名作アニメ」、
作ってくれへんかなぁ・・・とふと考える、
もうすぐ水無月食べないと、
と思う、まだ6月の今日この頃、なんではありました。

あー、水無月。
そっかー、実際は京都オンリーな風習だったのかー。。。

東欧文化の中心地・その歴史に触れる

あっという間に夏至も過ぎ、
これからはただひたすら夜が長くなる日々、
けれどもだからと言って
相変わらず新コロの野郎がそこらへんを
うろついているせいか、
神経過敏な人々は
なんだか必要以上に恐れてる?
でもそこまで萎縮しちゃうとなんもできへんし、
結果、対抗薬とかワクチンとかが
さっさとできへんかな?
と、今まで以上に毎日が色々と気になってシャアない今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

なんでも、表向きには出てないみたいだけど、
今年は「コンチキチン」の音色もしないと思っていたら、
山鉾巡行はおろか、山鉾建てすらヤンピになった、
という「ご町内さん」のお知らせ。

なんと!
そもそも平安の時代から?
疫病退散、流行病退散、という目的で始められたはずの
祇園祭。
今年は目一杯規模を縮小、本当に神事の根幹に関わる部分だけ
ひそかに行う事になったのだ、とか?

そういえば?なんでも?シベリアで38℃を記録した、とか?
それも「マイナス」じゃなく「プラス」?
で、溶けた凍土からトナカイの死骸が出てきて、
その死骸から炭疽菌が出てきて・・・って。おいー?!

炭疽菌とcovid-19が合体したら・・・ってするのか?
あたかも「物体X」さん、なのかっ?
MM-88となってしまうのかっ?

そんなこんなを気にしてたらもうキリがないので、
長期間精神的に閉じ込められた上、
我が社も輪をかけて上の方がハチャメチャになって、
あとはいつ氷山にぶつかるか?みたいな今日この頃・・・

規制緩和で一斉に行きたい美術展が「クローズ」になったまま
「期間終了」で「作品は帰国しました」・・・
ピカソとかも見たかったなぁ。京都市立のコレクション展は
延期になったらしいけれど、神戸に来るはずだった大英博物館?だっけ?
それもひっそりとお帰りになった・・・

なので、カミさんと一緒にため息ついていたら・・・

なんと!国立近代美術館!規制緩和で入館OKになって、
オマケに展覧会もそのまま会期延長!

素晴らしい!ありがたい!
せめていっこくらいは延長にならんかな、と思ってたら。
ありがたし!ただただありがたし!

ということで、色々と日々荒みきった精神のお洗濯に
出かけて参りました。

行ってきたのはこれ!

チェコ・デザイン 100年の旅

文字通り、これはチェコのデザイン界を100年分振り返ってみよう、
それが現代にどのような影響を与えたのか見てみましょう、
ってコンセプト。

まず見終わって。
ただただ、ため息(っていつもそうか・・・!)。
今回は「デザイン」がコンセプトなので、絵画のみならず、
家具、彫刻の他にも、「いかにも東欧」なオモチャまで。
ホント見飽きない、じっくりと味わえた展覧会でしたね。

この100年間を、大体10年事にまとめて見ていくわけですが。
チェコと言えばボヘミア?
ボヘミア?といえばアルフォンス・ミュシャ!

またまたお目にかかりましたなぁ!ミュッシャさん!
(なんとなく、よく行った展覧会の半分近くで見かけてる気も?)

そもそもこの100年間の始まりがミュッシャというのも
いきなりの「チェコ/ボヘミア」の底力、って感じかな。

もうミュッシャの美しさ、独自さは言うまでもないですが、
ここからチェコ独自の美術が発展していくんですね。

西欧で発生して大きくなった「キュービズム」も
チェコに入って「チェコ・キュビズム」という独特の
形態を持った形になっていく様とかも、
やはりチェコの持つ文化の奥深さかな、と。

年表見ても、オーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあったりとか、
ロシアの影響を受けたりとか、色々あった土地みたいだけど、
その分、溜め込んだ思い・遺伝子ってのがあるんだろな。

それにしてもその多様さにはホントに驚きましたね。
デザイン展と言うだけあって、絵画以外にも彫刻、
家具、ポスター、挿絵など、多種多様。
しかもどれもこれも手に取れそうな(んなわけないけど)
作品?商品?ばっかり。

上手くは言えないけれど、
ぱっと見たら「あ!いかにも東欧70’s!」って感じを
受けるような作品も多かったですね。

まず最初の区画では、いきなりのミッシャ!
もう説明不要でしょ?!ただただ、ため息。
でもこれ、ポスターなんっしょ?1枚100円で、とか?
(んなワキャないって。)

いきなりテンションMAXで次のセクションにいくと、
そこにはチャペックの本が!・・・えっと・・・「ロボット」?!
え?あの本の初版本?!
挿絵も表紙もいかにも東欧!
西洋のような華やいだものでもないし、かといって
ロシア・ソビエトでの無機質的なものでもないし。

でもそのチャペックが子供向けの寓話も書いてたなんてね。
実はカミさんはよーく知っていて(いつも教わる)、
後で家に帰って、その本見せてもらいましたが・・・

なんか、こう、カワイイ。
というか、子供の頃にこういう「かわいい線画」を
よく見てた気がするけれど。
もしかしたらちゃんと見てたのに忘れてたのかな?

そしてこのあたりから、ガラス製品もチラチラと。
ガラス?!そう、ボヘミアングラスだもんね。
いや、何をもってボヘミアングラスと定義されるのかは
知らないけれど。

さらに歩みを進めて行くとガラス製品の他にも
椅子等の家具、装飾本、花瓶、そういった製品に見られる
「チェコ・キュービズム」の数々・・・

で、ふと見たら「え?お金?紙幣・・・って、ミュッシャがデザイン?!」
いいなー、これ、もらえないかなぁ?だってもう今は流通してないっしょ?
こんな紙幣があるならチェコに行けば良かった。
(って、行く為に聖徳太子さんが沢山旅だってしまう・・・)

そこから徐々に、ポスターとかそこに見られる表現、
タイポグラフィーの多種多様なこと。

「サイケ」ってのをもしかしてアメリカ・西欧より先にやってた?
そんな軽いショックも受けつつ・・・
いやいや、やっぱりガラス製品が独自のデザインで美しいこと
この上ない・・・

やがてはテーブルセットとか家具セットまで出てきたり。
リカちゃんハウスよりももっと高級感漂うドールハウスとか。
それもアメリカーンな「ゴージャス」じゃなくって、
純粋に飽きの来ないデザイン・・
って、これ、もうオモチャですよね?

へー?!いわゆる、ひとつの、玩具、ですね?

はたまたデザインチェア「オオサカ」って・・・?
あ、なるほど、70年の大阪万博に出品した椅子なのね。
ここまで来ると、時代は東西冷戦まっただ中だけど、
必ずしもソビエト万歳だけじゃなく、
しっかりと自分達の価値観・文化を継承してたんやなぁ、
って感じられました。

それに家電類だって、日本はまだまだ「シロモノ」だったのに、
チェコのそれはカラフルだったり、あ、でもやっぱり
西欧みたいな派手なカラフルさ、じゃなく、押さえたカラフル?
実に味わい深い、ってやつですね。色使いがやっぱり独特。

そして実はチェコってアニメーション大国でもあったのね。
古い時代からすごくシンプルな線画でのアニメーションを
テレビで放映してたのだ、とか。
特に「東陣営」に組み込まれてからは
教育的なものが多かったんだろうけれど、
午後5時にはみんなTVの前に座ってアニメーションを楽しんでいた・・・

所は変わってもやっぱり人間の営み、って同じような歴史を歩むのね。。。
ほんのりノスタルジーに嵌まってしまいました。

そんなこんなで、今回はわりとこぢんまりしてるから
90分くらいで見通せるかな?と思ってたけれど、
気が付けばいつも以上に?2時間少々?じっくりブラブラ歩いてたのに
またビックリ!

東欧の他の国とは違い、ドイツに占領され、ソビエトが進出してきて、
でも首都プラハの名前を聞くと、古くはモーツァルトに始まり、
演劇でも数々の名作(ロボットも演劇だったのよのぉ)、
そして俺の趣味からすれば弦楽器の国、ビロードの弦を持つチェコフィル、
そしてボヘミアングラス・・・

かくも蹂躙されながらも、
やっぱりしっかりした民族の文化、
ってのを持ってる民族は
何があってもちゃんと伝承できているんだなぁ・・・

そぼ降る雨の中、そんなことをほんのり感じながら、
の美術展でした。

ホントなら会期は5月の連休明けまでだったんだけど、
例のcovid-19のせいで・・・

だから諦めていた分、なおさら感動も大きかったです。
あー、チェコ。行きたいなぁ。でもやっぱり¥が・・・(T-T)








上野星矢フルートライブ&オンラインハイブリッドコンサートを聴いて(その2)

新コロ騒動もとりあえず一段落?
って勝手にマスコミは流しているけれど、
東京のあの様は一体どういう意味だろな?とか、
オーサカの発表、ってホントにそうなの?とか、
とまれこの手の情報発信はどこまで信じるのか、
そう思うと、諸外国と違うのは、圧倒的に政府・
政治家への信頼度なんじゃないか?だから政府が
右と言えば下々は「なんかヤバイ予感がして左に行くと、
実はそちらが正解だった、みたいな?
そんなこんな、な素人予想なんかじゃ当然この先のこと
なんてわからないし、二次感染が始まっている?と言われても、
二次感染なんて一次感染が終わった後に始まるもんじゃね?
と心配してたらキリの無い今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、先週ご報告(なのか?)をいたしました
マイ・Birthdayコンサート、いやさ、
上野星矢フルートライブ&オンラインハイブリッドコンサート。

先週も書いたけれど。
これ、いつも俺がお世話になっている大阪のドルチェ楽器さんのサロン
で開催されたのですが。
このサロン、いつもキッチキチにつめると100席くらいの所を、
1公演30人、で仕切って、ホントに「ソーシャルディスタンス」をキープした
ライブ演奏会、って感じでしたね。
見た瞬間、「なるほどなー」って思いましたモンね。

そしてオンライン。
演奏会は3部制(!全部で十数曲だっけ?さすが「若いっ!」)、
でライブは1部ごとに総入れ替え、でもオンラインチケットは
「ライブ」を貴方のお宅で視聴できて、しかも一週間はアーカイブとして
何度でも視聴可能?!?!?!

「えらくまたドルチェさん、デカく出たなぁ。
「ライブ」をする上野星矢クンもすごいなぁ、と思うけれど。
楽器屋さんも!
そしてこの手の企画でありがちな問題が、
・独りよがりな?ワンカメの映像
・音質が聞けるギリギリの質
ってのは通り相場でしょうが、これがまためっさ綺麗。
音(笛の音も当然だけど)は臨場感たっぷり、
画像も目が細かくてキレイ!(
だから星矢クンってホント髭生えないのな、と思ってしまった。美肌。)

このあたりは「結果論」ではありますが。
最近は日本のオケでも研究が急遽進められて、
結局昨今の日本の状況とデータを信頼する限り、
そこまで神経質にならんでもいいのかも。
ってな感じだったので、なおさら、飛沫対策することなく、
自然に登場して自然に笛吹いて自然に音楽に身を任せて・・・

ホントに心地よい時間でした。
(なので、結局3リサイクル、聞いてしまった!)

ということで、久しぶりの?インプレッション!

第1部
・テレマン 無伴奏フルートのための曲第1番・第2番
いわゆるソロ。どソロ。センスと音質とがモロバレになるのですが、
初っぱなから星矢クンの「美笛」がもう爆裂。
通奏低音と旋律との吹き分けがまたセンスがいい。
うちのオケのご年配さんなんか、これ見よがしに「テヌート」を
通奏低音にヌベーとつけて吹くから、もう気持ち悪いったりゃありゃしない。
でも彼のテレマンは、初っぱなから
「あぁ、彼は心底笛が大好きなんだ」と思いましたね。
この曲が彼のイラストと一番ぴったりしてたかな。

・ゴーベール ノクターンとアレグロスケルツァンド
まずテレマンで「ハコ」暖めて、ここからはピアノ(内門氏)との「デュオ」。
彼のピアノは「伴奏」ではなく「ソロフルートのパートナー」という
体裁・感じ・センスなどがすごくよかった。
楽曲も星矢クンのセンスとテクニックが満載で、もうこのあたりですでにお腹いっぱい。

・シャミナーデ コンチェルティーノ
これ!俺はレッスンの最初の頃に吹いた記憶がとってもあるのですが。
(で発表会でも吹いたけど、面白みが全然分かってなかった。)
だから、単純にレッスン曲って捉えがちでしたが。
こんなにしっとりした「揺れる」佳品だとは!今度はピアノとのバランスが絶妙。

・ヴィドール 組曲
逆にこっちはレッスンの発表会で上級者がよく吹いてますが。
彼の手(指?)にかかれば、なんとメロディアスで滑らかな、哀愁のある曲になるんだろ!

第2部
・テレマン 無伴奏フルートの為のソナタ第3番・第4番
じつはテレマン。最初に「教育テレビ」(今で言うEテレ)での
フルートレッスンの中で(!昔はピアノとフルートが30分番組でやってた!)
確か有田さんだったと思うけれど、第6番をレッスンしてて
中坊だった俺は「あぁ、なんて良い曲なんだ」と思ったはいいけれど、
楽譜買っても6番以外は楽譜は「眺めて」だけだったんですよねー。
これまた星矢クンの「歌心」が高音質&高画質で存分に堪能。

・パラディス シチリアーノ
今回のコンサートでの一番の発見!
本番前日、インスタライブでも聞かせてもらいましたが、こんなに良い曲が
あったなんて。気分としてはこの段階ですでに「アンコール」。
これならすぐにできるかな?

・グルック 「精霊の踊り」より
これもよく発表会などで耳にするけど、こんなにたっぷり歌い込んで
でもアクが全然ない、素直な音・曲・・・素直・・・俺には無理かな?

・ドップラー ハンガリー田園幻想曲
ご存じドップラー。どうも第2部は発表会系でまとめた?この時の演奏が
ピアノと実に息の合った演奏。これも聞いた直後に「もいちどさらって
みようかな?!」と思わされた名演。でもピアノがしっかりフルートに
答えているからこその「音楽」かな、と思いました。
聞けば、内門氏と上野氏が幼なじみ(なの?)で、最初に二人でやったのが
この曲で、二人とも思い込みがある、とのこと。
なーる。二人の友情にBRAVO。

・タファネル ウェーバー「魔弾の射手」の主題による変奏曲
これはもうひたすら星矢クンの「テクニックを感じさせないテクニック」が
もうただただ素晴らしい、としか。俺もそこそこレッスンの年を重ねて
師匠に「そろそろこういうのやったら?」と言われて、真っ黒な楽譜を見て
「いやいやいや、私ごときには、まだまだ・・・ほほほほほ」と逃げてしまった曲。
あ~、やっぱり不思議やなぁ。彼の演奏を聴くと、なんだか自分も吹きたくなってくる、
という残像。

第3部
・テレマン 無伴奏フルートの為のソナタ第10番・第12番
そういや、彼はテレマンを全部レコーディングしたんだっけ?
第1部からの合計6曲。どれもすっぽりと彼の手に入っている、
いや、体の中でちゃんと消化されてそれが自然にあふれ出ている。
いいなー。あれだけ吹けりゃ楽しいだろうな~。
(と自分のサボりを棚に上げてみる。)

・ユー ファンタジー
これ、一時期めちゃくちゃ流行りませんでした?
流行り物には背中を向けるヒネクレ者のワタクシ。
でも実際「綺麗に演奏しきったライブ」って、そう記憶にないんですよね。
でもこれまた彼の手にかかれば。
そしてやっぱりピアノとの会話が。
いくら幼なじみでも、ピアノがなんであんなに出入り自由にできるんだろ?
「あうんの呼吸」と言えば簡単だろうけれど・・・

・ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
これも大好き。ちうか、発表会系で2回もやってしまった。
元ネタだって大好き。だからいつの日かオケで吹きたいけれど、
いつの間にか、弟@オケがヨソで吹いてきた、とか・・・
(マジ、プッチン?俺様の気も知らずに。)
この曲は「オケ吹き」もやってた(今もリヨンで吹いてるのかな?)
彼の経験が存分に反映されている気が。
(そのオケ吹きは、テレマンの無伴奏でもしっかり現れてたですね。)
とにかくもう夢心地。

・ビゼー/上野星矢編 カルメンファンタジー
最後の最後、目玉中の目玉。まさに自作自演。
笛では「ボルン」が有名で、それを聞いたサラサーテが
弦楽器でも同じ主旨のアレンジ・変奏曲を作った・・・んだっけ?
とにかく、マジで「聞いたことがない」カルメン。
でも楽しい「カルメン」。
でも演奏者は「死に物狂い」(?!)な「カルメン」。
彼、もしかして「SM系」なのか?!そこまで自分をいじめる
編曲?
でも「上野星矢」の名刺として、これ以上のものはないでしょうね。
歌ありテクあり、深みあり。
これもどっかで楽譜見つけてサインもらって楽譜庫へ・・・いやいや。


とまあ、駆け足で(といってもたっぷりになっちゃった)全曲の
インプレッションを備忘しましたが。

全体を通して。
数年前京都で聞いた彼のソロリサイタル。
その時は全身からはち切れんばかりのオーラを発散して、
「もう、ボク、フルートが大好きで大好きで、皆聞いてよー、
聞いて聞いて!!!!!」ってエネルギーが
ホールをブチこわさんばかりで、元気いっぱいだった印象なんですよね。

だから、彼なら200席の小ホールじゃなくって、ザ・シンフォニーくらいの
ハコでやるのが丁度いいはず、って思ってたのですが。

やはり彼もそれなりにトシ取った(といってもアラサー?!)か?
元気でパワフルなのはそうなんだけど。
パラディスのシチリアーノのような、「子守歌」っちい、でも
深みはますますキレイに深くなっていく音・音楽性。
でも当然、ハイレベルなハイテクニックはますますキレが膨らみ・・・

そんな彼も、まだアラサーなのに「将来への投資」とか、
「新コロ」の状況を利用した新しい活動をどんどん展開していく・・・

ホント、いよいよ目の離せない、日本を代表する
若手「男性」フルーティストとして、
これから世界に(より一層)羽ばたく姿を追いかけたいもんだ・・・

と思うと同時に、彼の笛を聞いた後、自然と自分の手が
笛に延びて、ついつい吹いてしまう・・・

これって聞く人を幸せにする、ってやつなのか?
いや、ホント、ボキャ貧な自分を呪わざるを・・・ですが。

ハートウォームなリサイタル、ありがとうございました。
そしてピアノ伴奏の内門氏のなんとBRAVOなこと。
そしてその場を提供したドルチェ楽器さん・・・
今度、彼と同じ笛(か、木でもいいや)、ひとつちょーだい。

おかげ様で、生誕記念日の前の日まで(しか聞けなかった)
だったけれど、幸せな6月第1週を過ごせました。

ありがとう!

PS
で。これ。マジでディスクにしないんっすか?
なんか、「現在」という時空しか持たない「ライブ」だからこそ、
の感動なんだろうけれど。
それでも「ディスク」になってほしいな、と思う今日このごろ。

上野星矢フルートライブ&オンラインハイブリッドコンサート を聞いて(その1)

時と世界には可逆性はないんだよ、
とは冬月副司令のお言葉。
なんだかんだと振り返ってみれば
やっぱり2/3月からの新コロ騒動が
ネガティブに印象的だったこの1年。

思えば学生時分からン十年オーケストラ、
ってのを「趣味」でやってきて、
ついぞ数年前には責任者にまでなってしまって、
でもここまで長い期間オケから
離れるの、ってめちゃ久しぶり?

大災害の時に必ず言われますが。
「もう前の時代には戻れない」とか。
「「普通」の意味が変わってくる」とか。
でも結局ホントに変わったのかよ?
と言いたくなるも、こんどばかりは
本当に変わっちゃうんだろうな。

でも俺の上の連中がヘンにしがみついている限り
(って人のせいにしちゃいけないんだー)
それを考えると俺だって、いや俺の方が、
とますます自惚れる今日この頃。

また一つ、「めでたく」齢を重ねてしまいました。
親父はもう20年以上前、ある日ある朝突然に
旅立ちましたが、母親はホントに元気でなにより。
そしてこんな俺と20年以上も一緒に過ごしてくれた
カミさんにも心から感謝するしか。

なんだか、こう、俺らしくないしおらしい話?(笑)
ですが。
ようやく、人生の折り返し点?
いやいや、最近は周回コース(3周くらい)が当たり前、
だったら、まだ1周目をおわったあたりか?

なんであれ、齢ここにいたって、もうこれ以上はええわ、
ただ単に「普通」が欲しい、ほっといてくれ、
ってなもんで。仕事もオケも「普通」がええなー。
ただただ、それを願うのみ。です。


そんなこんな、な、俺様の祝日を祝って(んなワキャない)。
斬新?なコンサートが先週行われたので
今日はその備忘。

コンサートは

上野星矢フルートライブ&オンラインハイブリッドコンサート

そう、今1人で、いや、彼の仲間とともに時代の先端を
突っ切ろうとしているフルーティストの上野クン。
マムシの斎藤道三ではないが。
「ヤツから目を離すでないぞ」な存在の(俺にとって)星矢クン。

いや、どうしてもクン、って書いてしまって、ゴメンナサイ。
(って本人が見てるわけでもないだろけど。失礼!)

これ、新コロの時代にあって、いわゆる「ソーシャルディスタンス(SD)」
がどーしたこーした、って言われてますよね。
でも舞台芸術ではSDを守ることと舞台を成立させることは矛盾した行為。
舞台芸術なんて、リハーサル、練習の時から完璧に「3密」だもんね。

だから俺のあまおけだって3月からずーっと活動停止中、今年いっぱい
続くンじゃ、ね?みたいな感じなのですが。

* でもプロオケはやっぱり「それで食べざるをえない」ってことで、
6月から徐々に再起動し始めてるようですが・・・

あ、ちょびっと脱線。

だからまず現時点で「今まで通り」のオケは無理。お客さんを客席総数の半分に
したところで、舞台上でブルックナーの8番なんて、SD的に無理無理、むりぃ!
(号泣)

でも、客席を半分(以上)間引いて、舞台上が1人(ピアノ伴奏あり)なら?
それならできるんじゃね?

という意図(かどうかは知りませんが)で、多分新コロ騒動で自粛「要請」
が続いて、それが解除されて、多分一番最初に「ライブコンサート」を
行ったんじゃないのかな?彼?

* いや、まぁ(ガッコのセンパイの)ジャズTbのTommyさんが
「自粛?なんやそれ?」みたいに、飄々とライブハウスで演奏してるのは
知っていましたが・・・

まずはその彼の勇気に心からの敬意を。
普通、思っても実行・・・なかなかできへんよね?
それも新コロ相手に?

そしてこの「ハイブリッド」なるもの・・・・
え?要するに舞台中継とちゃうのん?
と最初は思っていたのですが。

ほら、自粛直後にあちこちのオケで「無観客演奏会」とかでネット配信してたけど。
あれも質的にものすごいばらつきがあって。
ましてや、素人さん(って俺もそうだけど)の「無観客演奏会」なんて、
ただでさえも「自己満足・自己チュー」な「アマオケ活動」の「自己満足」ばかりが
クローズアップされて、俺は正直「キショイだけ」=良くないイメージが拡散するだけ
って思ってたのですが。

プロオケだって、無観客はいいけれど。
それ無料配信・・・もありがたいし、
大フィルなんて、27万回線?が接続?
つまりワンステージのお客さんが27万人?

それはそれで新しい境地を生み出しそうですが・・・

やはり演奏が終わって「ぺこり」をしても、なーんもない、ただの静寂・・・
そして「無料」配信。
なんか、自分達の作る芸術を「たたき売り」してませんか?って
違和感はあったんですよねぇ。

やはり、スポーツと舞台芸術は、プレイヤーとお客さんと、があって初めて成立するんだ、
と強く思ってた所だったんですね。
だからそこには当然「対価」が発生してもおかしくないし、
発生してしかるべき、って思ってたので・・・

で、やっぱり脱線しちゃったので改めて。
このハイブリッド。
ソロライブステージをネット配信する、という意味でのハイブリッドなんでしょうが。
それなら、松竹オペラ(メットの映画館上映)と何がちゃうん?って
思いつつ、でも星矢クンの音色は、数年前京都で生音聞いてぶっとんで、
それ以来、チャンスがあれば・・・と思ってたから、どうしても聞いて見たかったんですよねー。

でも警戒態勢が解かれたとは言え、会場はお隣のイシン国・・・・
ちょっとなぁ・・・数字を操作してる疑惑もある、っていうし。
ホントに「ゼロ」なのか?って、やっぱりイシンと新コロはコワイし・・・

なもんで、ワタシャネットチケットをゲットしたのですが。

まず、きちんと「お金を取る」。これ、重要だと思います。
オケもいつまでも無料配信してたら、「無料で見られるものなんだ」と
自らの価値を下げてしまうんじゃね?と、とっても「???」だったので。
やはり「対価」を支払ってこそ「享受」できる「精神的な栄養素」でしょ?
文芸もスポーツ観戦も。
まずそこをちゃんと踏まえてるのがすごいなー、と。

そして実際聞いて見て二度ビックリ。
ほら、やっぱり素人さんとか、プロでも自室で自撮りってのも見ましたが、
どうしても画質・音質が・・・だなー、って思ってたのですが。

これが「ハイブリッド」を成立させる重要な要素だったんでしょうね。
ハイレゾではないはずなのに、普通のmp3のはずなのに。
臨場感が半端ない。もうN響アワーみたいな、もの凄い臨場感。
そして画像もきちんとした画像。
髭の一本も見えない、つるつるした星矢クンの肌(彼、髭剃ったことあるのかな?)まで
キレーに映り込んでる。女子にはもう言うことなし?
カメラアングルも2つ(全景と側面ソリストアップ)あって。

そこまでそろったら、もうあとは充分堪能。
ホント、ライブ会場がサロン的な小ホールだったので、
なおさら自分が客席にいる気分で、ってのは
こういうことを言うンだろうな、と。

ライブだと「その場の空気を共有できる」という得がたい無形文化財を手に入れられて。
それこそがライブの醍醐味だと思いますが。

ネットだと、ライブでは絶対見えない、ソリストのアップ、手の動き、構え、
その他諸々がよーく見えます。ベンキョになります。

* いつも行きつけの楽器屋さんでのライブだったので、
今度今回のライブの仕組みきいてみよっと。

しかも「お得」なことに。
このライブは1部が約1時間で3部制。
(これだけでももの凄いこと!)
で、ライブチケットは各部ごとに買わなきゃダメだけど
(当然、その対価は「経験度のデカさ」ですわな。)
ネットチケットの場合はライブ1部あたりの¥よりも安くて、
しかも3部全部を1週間堪能できる、という
出血大サービス?

おかげで、3部それぞれ3回も聞いてしまいましたよー。
でも、そか!通信料が!!!と1回目を終えて
ようやく気が付いて。
2回目以降は自宅の回線で。
でも、いわゆるテレワークのお供、でずっと聞いていて。
それがまた心地良い、というかなんちゅうか。

星矢クンの音は、前に京都で聞いた「元気、元気、もう元気ですー!」
という若さがちょぴり取れて?「お元気ですか?」的に柔和になってた感じが。
そして不思議なんだけど。
なぜか彼の音色を聞いたら「俺もあのレベル目指して(ってなれっこないって)」
と感じて、思わず笛を手にしちゃうんですよね。
いや、人の笛の音聞いて、俺もー!と思うのは、彼と弟@オケの2人くらい?

そうそう、そしてもう一つ大切な要素が。
それは内門氏のピアノ。昨今、フルートがキンキンしてて、
それに負けまいとピアノを殴るような・・・そんなリサイタルを
時々見かけますが・・・
又は「ワタシャただのコレペティでして。」みたいな・・・

いやいや、そうじゃないっしょ?伴奏ピアノ、というと響がアレですが。
彼のピアノはあるときは寄り添って、あるときは2人で調和して・・・
この呼吸が絶妙、特にハンガリー田園とかで強く思ってたら・・・

なーんだ、やっぱりそういう「仲」だったのな。
いいなー、幼なじみって。

そんなこんなで、繊細でハートウォームな音楽を
「あなたのお宅で」楽しめる、と。
家のTVに繋げば、もうリサイタル中継そのもの?!

そんなコンサートをあえて「この時期」に開催した
上野星矢クンと、それを実現してみせたドルチェ楽器さんの勇気には
心からの敬意を!

と書きまくってしまったら、肝心の印象を書く時間が無くなってしまった。
ちゃんと覚えてるカナ?いや、あれだけ印象に残るリサイタル×3を3回も
堪能したんだし、大丈夫だろ・・・って、言えるかどうかアブナイ
お年頃になってきたのよのお・・・

うーん。頑張って・来週につづく。

(でも、基調は「素晴らしいソロリサイタル」だったですよ!、ということで。
あー、ボキャ貧だ。もっと言葉での表現も覚えなきゃ。)


あまおけ の 「エア」本番@2020.5.31

もうすっかり季節感が崩壊したものの、
半強制的にテレワーク(昔はリモートワークって言ってなかった?)が
できてしまうではないか?と気付いてしまったのに、
脳みそが筋肉な役員連中はそれでも
「フェイス・トゥー・フェイスこそが団結を保つ秘訣だっ!」
と叫んで社員に出社を強制しつつ
そこで目にするものはといえば、
相変わらず一般紙や週刊誌を「情報収集」と称して
読みふけるだけのオッサンたち、
さて、どうしてくれよう、この気持ち・・・
という今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。


いえ、ね。テレワーク。
俺のやってる仕事とは実は結構親和性があるだろな、とは
思っていたのですが。
1週間のうち、出勤は2日、あとの3日は自宅、ってパターン。
出勤時に、大量の印刷物を吐き出して必要なヤツを持って帰って
家でじっくり考える、と。

そりゃこの世界も古いもんだから、
今でも「綿密に顧客(開発社員)と顔をつきあわせることこそが肝要」
って信じてる「絶滅危惧種」な連中もいますが。

俺はこの世界に入ったとき、
「打合せ=相手の時間を強奪する行為」と教わりましたからねぇ。
そりゃ1度は必要だろうけれど、1度話を直接聞いたら、
あとは電話・Fax(うわー、昭和)、メールのやりとりだけで
済ませられる「程度に」最初に話をしっかり聞くべし、
ってたたき込まれましたからねえ。

昨今便利なもので、ポケッタブルなICレコーダーなんかもありますが。
俺の師匠はそれすらダメ、って言う程
しっかりメモ取れ、って人でしたからね。

それが染みついてるせいか、なにかあったら
すぐに飛んで行って・呼びつけて「打合せじゃー」ってやるの、
ってホントにそれでいいの?相手の時間考えないの?
って思っちゃうんですがね・・・

その点、この2カ月の間の半強制自宅待機・ロックダウン状態は
そういう「迷信」吹き飛ばす良いチャンスだと思うんだけどねぇ。

ズーム?スカイプ?スマフォでのビデオ通話?
わざわざ相手の時間を割いて、時間指定して「打合せ」
なんてやらなくっても、最初をしっかりしてりゃ
今やそれだけのツールもあるんだしねぇ。。。

ということで。
悲しいかな。
実は、昨日は、本当だったら俺のいる あまおけ の本番だったんですね。
でも新コロの野郎のせいで見事に中止・・・

え?5月に入って緩和されたからやっちゃえばよかったのに?

ノンノンノン・・・
それは「プロフェッショナル」な団体だから出来ること。
プロだと、本番の2~3日前から練習して本番、って流れ(のはず)だかんね。
けど、アマチュア、ってのは「仕事・家庭」の「サブ」でやってるわけで。
しかもそれを生業としない、ただ単に「やりたい連中」が集まるだけの組織。

いや、早い話、とても2~3回の「合わせ」でできるようなシロモノではない、と。

えっと・・・あと言い訳はなかったっけ・・・?

とにかく、1回の公演に最短でも3カ月(週1回の練習+α)が必要なわけで。

つまり、5月末の定期公演を「それなりに聞けるレベル」に「あまおけ」が
まとめ上げるには、ざっと3カ月程度は必要なんっすわ。
いや、もっともっと上手な首都圏のアマチュアさんだったら、
玄人裸足?!1~2カ月で仕上げる団体さんもあるんだろうけれど。
少なくとも、ウチはそこまでウルトラ上手なアマチュア、じゃないので(汗)。

だからっ!
5月末の定期をやるかどうか、ってのは3月の時点がデッドラインだったんですよ。
そう、新コロの感染が急上昇してる時期。

しかも、当時は(今でも)生物兵器説だの、市中感染だの、
クラスターだの、オーバーシュートだの、もう訳ワカラン単語が飛び交ってた時期。
そしてこいつの具合の悪いのは
対抗薬・ワクチンが存在しない!
そしてどういうヤツかも解明できていない!
そして、集団の中で1滴落ちただけでウソみたいに感染者が広まり、
ついにはコメディアン、女優さん、まで命を落とす、といった有様・・・・・

ホント、あの国から出てきたんだろなー、と思うと
さもありなん、とは思っちゃいますが・・・

ということで。
泣く泣く、2月中旬に本番指揮者の練習をやった後、
「こいつはちょっとヤバイで?」となって、活動停止、
そしてとうとう大クラスター発生と同時に、
ウチが練習で使ってる建屋からも感染者が出た!と聞いた日には・・・

もはやここまで。

なので、ホントなら今頃「昨日の酒」でジドーンとしてるはずが・・・
ただただ、涙。
しかも何がクヤシイ、って、こんな重大な決断を時間的余裕も無い中
迫られて、そりゃ訳ワカラン「流行病」なんてイヤだし、
そんなことでウチの団体が全国区になったら、せめられるのは俺だし、
実際「こわいからやめようよー」って声も内部から続々上がってたので

「中止」!

って決めた途端、「自分はかかるわけがない」というオバハン?軍団?が
非難囂々。「今からでもあいつをクビにして演奏会を挙行しよう」
「無観客、ってぷろでもやってるじゃね?」みたいな言いたい放題。
(彼らは今どう思っているんだろう?謝罪は一つ設けていないが。)

でもまぁ、実はとっくに手は打ってあって。
(そういうのは、クレーマーオバハンズには出来ない芸当なんだろね?!)
今回中止となったプログラム、実は来年秋/冬に決行できる
下地はもはや作ってあるんだよーん。

ということで。
ホントだったら、昨日はこんな演奏会、だったんですよねー。

(1) リスト 交響詩「前奏曲」
当団、昨年の12月に晴れてめでたく第100回を終えて。
(でも終わった後、そこまで醒める?と思ったのも事実だけど。)
当然、今回は101回。
でも俺は101回じゃなく、rebootを終えた上での「第1回」
って考えてたのね。

だから、前奏曲ってのは我ながら良いチョイスだなぁ。って思ってました。
(って、皆の投票で決めたんだけどね。=それすら忘れるクレーマーたち。)

これ、冒頭の木管群のアンサンブル、嵌まれば「ウツクシー」だったのですが。
なんか、こう、え?なんで?みたいな感じだったんですよね。
でも、指揮者センセは・・・
よーく考えたら、このブログの最初に登場してた?
副科でフルートやってたセンセ。
思い切り笛捕まえて、もっともっと、って上手に音色を引き出すのね。

実はこの曲の1stは大ばくち打ってまして。
良い音してるんだけど、実はフルオケ経験は初めて、って人。
だからホントなら「慣れ」の期間が必要なんだろうけれど、
実はそうも言ってられない事情もあって。

で、終わってセンセさま曰く、「あ?そうなの!でも良い感じなんじゃない?」
って。
だから、せめて彼女には「初フルオケ」の舞台を経験させてあげたかったなー。


(2) R,シュトラウス/Hr協奏曲第1番

こちらは只今当団のトレーナーをお願いしているHr吹きのセンセさまがソリスト。
でも、思い切り「ホルン」って音なんですよねー。
人柄もすごくいいし。アマチュア、ってポジションにも造詣が深い(というのかな?)。

だから、絶対一度はヒューチャリングしたかったんですよね。
でもこちらはオケ伴だけの練習を1回やっただけ・・・

ホントなら弟@オケ(RS好き)に1st任せて、俺は2ndで
ソロHrと弟@オケの笛を楽しむ贅沢を味わうはずだったのが・・・

新コロのバカ・・・

しかもヤツ(弟@オケ)はその練習日は仕事でアウト、急遽俺が1st代理で・・・
そしたら、センセさま、代理って知っていながら「じゃ、ちょっとそこ、笛聞かせてください」
って、やだーーーーーーーーーーーーー。

これでヤツ(弟@オケ)にはどれくらいの貸しが出来たんだか。
でも全然ヤツはその認識がないみたいだからなー。
ヒトコトでいいから、メールの一本でもいいから出してくれりゃそれで勘弁してやるのによー。

ということで、これぞ「幻」に終わって・・・・
いやいやいや、絶対これもも一度企画してやるんだいっ!


(3) ブラームス/交響曲第1番

そしてreborn第1回に相応しく!?
メインディッシュはブラ1、って企画だったんですよね。

* ホントなら、2曲目はベートーヴェンの交響曲第1番にして、
ベタな「1番プロ」にしちゃろか、とも思っていたのですが。。。

これは久しぶりの?降り番!
いや、ブラームスのシンフォニーは一度も機会が無い俺だけど、
なぜかこの曲の「2nd」は2回もやってて。
だから実は1番にはもうそこまでの思い入れもないし。
まあ、笛としても4楽章のアレなんだろうけれど・・・・

おおっと、やっぱり練習では捕まってしまったかー。
そりゃしゃあないよね。2ndが1stお構いなしに好き放題吹かれちゃね。

W・アウアー氏も、他のオケプレイヤーも、
2ndFlの大切さ、ってマスタークラスでよく言うんだけど。
2ndFlがしっかり1stを支える、それがあって
初めて1stが万全に演奏出来るんだ、ってね。
でも・今回のは・・・・・・・・
ま、笛吹くのが大好きなのはよーく分かってるからツライんだけど。

そろそろ、ちゃうんかな・・・・・・

それにしても、このブラ1。
もう周知どころじゃないだろうけれど、
構想に着手して完成まで20年?
今時、そんなの、映画でもありゃしないんじゃないの?

うーん、エヴァンゲリオンの実写とか、ガンダムの実写とか、かな?
構想ぶち上げて20年そのまんま、ってなると・・・

つまり。よくぞまあ、そこまで練りに錬って作ったもんだわ。と。
でもこれが出来て、堰が切れたように2、3、そして4番と。

せめておチャイコくらい、6曲は書いててほしかったなー。

ブラ5、なんてどんな曲になったんだろね。

でも。練習ライブでは1回きりでしたが。
コンミスさんの音がまた美音で。
そりゃ確かにVn皆で担ぎ上げたのは良く判る、ってなもんでした。
だから、そこだけでもいいから(2楽章だけでもいいから)
ライブで聞きたかった・演奏したかったなぁ・・・


とまぁ、そんなこんなで、「エア」定期演奏会も終わってしまったのですが。

この2カ月の「ゆるーい」ロックダウンで、
すっかり人心も荒れてしまった、とのこと。
こういう時こそ、スポーツと文化なんだろうな。

けど。
スポーツはまだ無観客でできるけれど、
フルオケは「その存在自体」がすでに「3密」だからなー。

どっちも「満員のお客さん」ってのは外せない構成要因だと
俺は思うけれど。

無観客演奏・・・ネット配信はいいけれど、
それ無料でやりすぎると、かえってクビしめないのかな?

と思いつつ、翌週に続く。ふふ。