今改めて見る「コナン」

まいとし梅雨時期とは言え、
俺様生誕月間の6月は
1年で一番大好きな季節だというのに、
今年はやれ新コロだ、オリンピック延期だの、
無観客なんちゃら、いやいや言い方がよくないので
リモート試合だ、だのなんだの、
で、挙げ句ようやく始まったプロ野球で
今年も期待に違わず我がトラさんチームは
まだ「シーズンイン」してるのにきがついて
ないんじゃなかろうか?
と思わざるを得ない、今日この頃・・・・

俺の6月を返せー!

と叫んでしまいましたが。
もうこの時期、だんだん昼が短くなってきてるんですよね。
でも偉大な宇宙・大陽はそんな1日・一月単位で
動くもんじゃナシ。
もう異常気象がどうのこうの、というレベルを過ぎて、
実は地軸がとっくに歪んだんじゃなかろうか?
という日々激動のお天気状態。

毎日のお天気お兄さん、お姉さん曰く、
「今日の明け方は4月並ですが、お昼には7月頃まで急上昇」だの
「昨日の最高気温は7月上旬並みですが、最低気温は5月上旬並みまで冷え込みます」だの。

毎年毎年、異常気象だとかなんだとか、言ってましたが。
ホント、こうなりゃ地軸が歪んで、日本は亜熱帯入りした、と思うしか?

だってさー。
たしか先週だっけ?
シベリアで38℃?いや、マイナスじゃなくプラスで38℃?
しかもそのせいで溶けた永久凍土から炭疽菌が這い出てきて・・・

おいおい。それがcovid-19と合体したらどないなるねん?
と、素人丸出しの疑問におびえるハメになったではないかっ!?

行政府も堂々と「規制解除」を言うのはいいけど、
解除するたびに、気のせいか東京での感染者が再び増えてない?
いやいや、センセ様の解説を聞くと、まだ安心理論でちゃんとわかるけれど。

なんですか、行政府、あれだけ自分達の盾になってた
専門家会議を何も言わずに突然「解散!」って、それどういうことっすか?

3月から6月にかけて、どれだけ助かったと思ってるんだろ?
医療従事者のみならず、社会を動かす人々、
サービス業、エンターテインメント、
それら全ての人々が行政府に求めたのは
「スピード感を持った対応」だったろうに。

どうも永田町での「スピード」は「時間空間のひずみ」が存在しとるんかな。

でも今の俺はただ一つ。いや、二つ。
はよ金くれ、そしてはよ安心させてくれ、ですな。

そんなこんな、のパンデミック月間?
アニメ製作が間に合わない、という理由で
急遽準国営放送で始まった「コナン」をみて、
いろいろ思い出したので、今日はそのインプレッション。

「未来少年コナン」

これ、準国営放送局(当時は国営放送局?)が
局史上初めて「アニメーションに乗り出す」ということで
すごい注目が集まった作品だった、と思います。

でも放送局上部は「どうせすぐコケるだろ」と思ったのか、
総監督・演出に起用したのは当時新人?だった「宮崎駿」氏。

この時点で見てる側は「勝ったで」やったんでしょうが。
(いや、まだ当時は今のような著名度はなかったはず。)

でもこの作品から実に色んな人が旅だって、
それぞれのジャンルで自分の色を出している、ってんだから、
やっぱり「アニメの歴史」でのマイルストーンな作品なんでしょうね。

そしてなによりビックリなのが。
これ、1978年放送?だったんですよね。
で、時代は2008年の最終戦争が地球の破局を迎え、
それから約20年がたった後の世界・・・じゃなかったかな?

それ、2028年?もうすぐそこじゃん?

別な見方をすれば、これ、32年前の作品?
30年ほど前から見た21世紀初頭、ってことですよね。

となると。。。
1980年代(前後)の世界世相と言えば、
米ソ冷戦まっただ中。レーガン・ゴルバチョフの会談はまだまだ先。
2次大戦が終わって、キューバ危機があって、
それからベトナム戦争で米軍が史上初めて負けて、
で、アフガニンスタン戦争でソ連軍が史上初めて負けて、
いよいよ米ソが深刻に争ってた時代?

そんな時代に「滅びた後の世界」をアニメにして、
しかも確か夜7:30、今はもう言わないか?ゴールデンタイムで
家族そろって見る冒険活劇。

最初から宮崎さんはやっぱり冒険活劇が似合うってことだったのかな。

まずはその国営放送局の英断。
子供だからわからなかった、というのは言い訳だけど。
なにげに「あぁ、自分が40~50歳の頃、下手すりゃこんな世界に
なってるのかなぁ」とペシミスティックになってみたり。

でも作品そのものは宮崎氏の温かい眼差しが随所にベースとなって
見え隠れしてる気がしますね。

それと、やはり作品の構築力が今見ても立派なんだな、と。
今や全26話、でのストーリー割りができるドラマなんて
そうそうないんだろうけれど。
ワンクール13話、って定義になってから余計なんだろうけれど。

いえ、ですね。

作画が追いつかず「総集編」的に穴を埋めたことが初回放送にはあったと思うけど。
改めて見たら、「全26話」で大きな話の括りはきちんと起承転結ですっぽり
収まってるし。
(最近のアニメ・・・はよくわからんけど、中途半端に打ち切りになったり、
ヘンに話を水増ししたり、要するに全放送の中で綺麗に回収もできて
エピソードも解決できてる、っての、今やすごい稀じゃないっすか?)

やっぱり力量・素材、その他諸々、民放とは一桁違うバックボーンを持つ
放送局なだけあって、「今」見ても全然色あせないんですよねぇ。

なんでも、現在放送中のアニメが新コロ対策で中断、
だからそこを埋めるために、昔の名作を4Kでクリーニングしてリメイクした?
コナンを放送してるわけですが。
だから、画像が今のセルアニメと全然遜色ないくらいに美しい。

でも実際、今の中高生がこれ見て、どう思うのかなぁ。

これもある意味パンデミックなお話っしょ?
エヴァンゲリオンじゃないけれど。
セカンドインパクトで地軸が曲がって、日本は常夏の国に?
でもにア・サードインパクトが起こって、海はずっと赤いし・・・
って説明もなんか端折ってる、っていうか、
「もう知っているでしょ」的な振り切りだし・・・

そう思うと、未来少年コナンには最新鋭で、キレッキレのデザインの
兵器・武器やメカがでるわけではなく。
むしろ、ユーモラスなロボノイドが実は良い味だしてたり。
滅びた後の交通手段・移動手段としての「船」も
そこらヘンの残骸を集めてなんとか船にしました、って感じで。

だから、これ改めて見てる人はともあれ、
新しく見る人は「宮崎駿だ」だけじゃなく、
ちゃんと「作品」を味わって欲しい・・・って思ったりしますねぇ。

それにしても。
一度滅びた世界で生き延びた人々が再構築した世界。
対照的なインダストリアとハイハーバー。
大らかな自然で豊かに見えるハイハーバーも、裏へ回ればごろつきがいたり。
全てがシステム化され管理されてる社会のインダストリアも、
下に潜れば「反抗勢力」の「善人」がいたり。

やっぱり世界が一度滅びても、憎悪は滅びることがないのかな。
善対悪というのは、やはり人が背負って立つ業なのかな。
そんなことも「たかがアニメ」で思ったり。

こういう中で、コナンとラナは、思い切りアニメな活動
してるけど、思わず見入ってしまうんですよね。
コナンのアシとか、バカ時からとか。ラナの「気の強さ」とか。
こういうのこそ、「アニメの真髄」かと
トシとって思ってみたり。

ボーイ・ミーツ・ガールとか言うンでしょうが。
別にそんなこたぁどうでもいいさ。
ただ、純粋な男の子が初めて見る女の子を大好きになって
女の子のために尽くす、それがやがて周りの人も巻き込んで、
一つの大きな「社会体」になっていく。

今、この路線でアニメを起こしても、きっと「こっぱずかしい」
とかであまり受け入れてはもらえないのかも知れないけれど。

今、パンデミックに揺れる世界の中で、
これが日曜日の深夜に放送されている、というのは
なんというか、どういうか・・・

(まだ「復活の日」を引きずってますが)
原作はこれとは全然違う、もっと陰々滅々としたもんじゃなかったっけ?

最後は再び地殻変動に襲われて、
なんか「異形のもの」がコナン達に迫ってくるけれど、
なんとかそれを押し戻して、これからもガンバロー、
みたいな終わり方?
うーん。あまりハッピーエンドじゃなかったような気が。

でもこちらは・そこは宮崎アニメ。
インダストリアがとうとう終末を迎えたあたりから、
全部にケリがついて、最後にロケット小屋に戻ってみたら・・・
!!!

という大団円。

国営放送局はいきなり最初のアニメで超名作を生んでしまった?
だからその後のも面白かったけれど、
やがてこの局でもアニメが「普通」の存在になっていって・・・

いやいや。そろそろ。
原作もの、アニメ原作ものでは無く(広義で言えばコナンも原作アリなんだろうけれど)、
この局の持つ総力ならでは、の、
いつまでも老若男女に残るオリジナルの「名作アニメ」、
作ってくれへんかなぁ・・・とふと考える、
もうすぐ水無月食べないと、
と思う、まだ6月の今日この頃、なんではありました。

あー、水無月。
そっかー、実際は京都オンリーな風習だったのかー。。。