死との約束

相も変わらずcovid-19が
跋扈しているけれど、
よく考えたらあれからもう1年、
あの頃は「1波」が過ぎれば
人類の英知を結集して
きっと2020年中に収まるだろう、
だからオリンピックも1年延期でちゃんと開催できるんだろう・・・
と無邪気に考えていた自分が
なんだか悲しく思えてくる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

そうですよねぇ。
だいたい、な感覚ですが。
去年の2月になって、「なんか、これ、やばいんじゃ、ね?」と。
客船クラスターに始まり、全国各地でポツポツと。
でも当時もオリンピックにこだわったのか、
行政府の指示は混乱するわ、後出しになるわ、で
気がついて見たら3月中旬。
いったん終息しかけた、と思って油断したのが
桜の花見、歓送迎会に卒業式・・・

学校関係は強力に中止できたけれど、
あとのことはまだ知見がゼロだったが故?
「なんちゃらの3連休」(がまん、だっけ?)を
呼びかけたにもかかわらず、
結局そこでの緩みが仇となって
4月?5月?の再増加、そして緊急事態宣言、
事実上のロックアウト・・・

あれから1年。
なんか、似たような状況じゃ、ネ?

国民の側は「もうガマンすることは全部した、
あとは何をせい、ちゅうねん?」と言うけど。
外出自粛するくらいだわな。

でもそれを(去年の春にやったみたいに)やると、
お店も全部クローズ、働く人への賃金も
ちゃんと支払われるんだか、どうだか。

ともあれ、先例がない自然現象・未知の病気のパンデミックだから、
そこは割引いて考えてあげないと
行政府の人も可愛そうだろうけれど・・・

けど、責任のパス回しばかりやってる姿見ると、
なんかこう、ね。
専門家の意見も聞きつつ、最後は「エイヤ」で決めるのが
最高責任者、ってやつなんじゃないのかな?

自分もある意味にたような立場だから
ちょっぴり同情はするけれど。

けど、やっぱり「後出し」っぽく見られるのはねぇ。

そんなこんな、で、宣言は消えたけれど
以前として「緊急事態」のはず、な今日この頃。

いくらがんばってもステイホームでの体重増加には
勝てず・・・トホホ。

例によって撮りだめのドラマ・映画を見ることに。

先週末みたのは、これ

「死との約束」(A・くりすてぃ/三谷幸喜潤色)

wikiで確かめたら、このシリーズ(?)
最初は2014年の「オリエント急行殺人事件」。
そかー、もう7年も昔の作品になるのか。
それでも、置き換え(潤色)がとても上手かったのと、
いわゆる「オールスターキャスト」な陣容にしたので
とても印象に残っていますねぇ。

ケヴィン・ブラナーの同作では、ポアロがピストルもって
走り回る、という、「ちょっとそれはヤメレ」な部分も
ありましたが。

この三谷版では昭和8年の設定。(これ、あとで重要?)
インディージョーンズのシリーズで
スピルバーグやルーカスが言っていたかと思いますが。
1930年代というのがなかなか中途半端で、
ミステリー、オカルト、なんでも「ないのにありそう」な
ことが出来てしまう時代。
そういう背景もあって、なのか?
潤色とは言え、原作に忠実に再現していたので
結構楽しめましたねぇ。

で、その次が2017年の「悪井戸殺し」と、
ようやく?一ひねりした(三谷氏らしい)、再びの潤作。
これの時代設定が二次大戦直後。
ちょっと「特急東洋」から時間が経ちすぎてないかな?
原作でもそんなに年が経過してたっけ?

ポアロが野村萬斎、というのも正直オリエントではちょびっと「?」
ではありましたが。
本作ではなんとなくポアロの「いやらしい」部分のバランスが
よくなって、安心。
これまた上手に潤作してるなぁ、と思いましたネ。
なんでも「アクロイド殺し」を「悪井戸殺し」って言い換えるのは
なんとも言えない感覚。
(その他登場人物は原作の名前を強引に日本人名にしてるのは
ご愛敬?)

そもそも、サスペンス、推理ものでは「タブー」とされている
手法に沿った本作。
ここではどうなるのかなぁ?と思っていましたが。
その部分までちゃんと再現しているのも、またさすが、という印象でした。

そして本作。
「死との約束」。
今度は再び直球で原作通り。
でも、原作の死海沿岸・周囲を、和歌山県の熊野古道に置き換える、
というのは相変わらず冴えてるなぁ、と。

で。いきなり見終えての感想ですが。
やっぱり三谷氏らしい「本」でしたね。
ドラマ、ってやっぱりこういう「ホンモノの役者」が
やってるやつ程(最近は余計に)見入ってしまいます。

連続ドラマですら、最近「本格派」って
言えそうなネタ、ないですもんね。

あえて言えば、テレビ朝日の「警察」「病院」「京都」
のシリーズくらい?
たまにマトモそうなのがあっても、めちゃヘビーだったり。

で。本作。
この人(ムビ友も言ってたけれど)、やっぱりTVの本書きさん
なんだろね。古畑のシリーズも面白かったけれど。
映画にしちゃうと、なんか「薄まってしまう」というか、
これ、無理に大画面でやらなくっても、というか・・・

テレビシリーズがやっぱり一番面白いんだろな。
それも1時間枠の連続もの。
だから、「新撰組」「真田丸」という独特の視点を持つ
大河を生み出せたんだろな。

じゃ、クリスティーの潤作シリーズは?・・・
それなりに充実して面白いけれど?・・・・

これは、きっと「TVの2時間」であることと、
「原作」がめっちゃ上手く出来ている/面白いから、
なんでしょうね。

オリエント急行が「特急東洋」になったり。
「アクロイド」が「黒井戸」になってたり。
登場人物も、なんかひねってるし、ね。

そして三谷氏と言えば、「当て書き」でも有名でしょ?
その「三谷組」とも言うべき「上手な役者さん」が
演じていくわけだし、オリジナルの完成度たるや・・・

だとすれば、やはり三谷氏、映画の2時間にチャレンジするなら、
オリジナルじゃなく、やはり原作本があった方がいいような気も。

そして改めて役者さん、ですね。
この3本目にして、ワタシャやっと?野村萬斎のポアロ、
というのが嵌まりました。
自尊心が高く、嫌らしいまでに自信過剰?
でも絶対に間違えない?そして人情味もうっすら漂わせる?
ポアロという人物造形そのものが実は複雑だと思っていたので、
単純に翻案してもなぁ、と思っていたのですが。

まあ、クリスティー財団も野村萬斎がポアロを演じると聞いて
大喜びだったから、まあいいんだろね。

そうそう。三谷氏の当て書き。
オリエントの時はまだそこまで感じなかったけれど。
黒井戸の時は、大泉洋。
そして死との約束では、鈴木京香。
こうなると、あと1~2本はやってほしいけれど。
その時、どこかで堺雅人か香取慎吾が犯人訳になるんだろな。

やって欲しいのは「ナイルに死す」だけど、
これ、たしか黒井戸さんの時?かな?
警部との雑談の中で「鬼怒川下り殺人事件」ででてるからなぁ・・・
なんとなく「ナニワに死す」でやってほしかったけれど。

それとも一個きになったのが、時代設定。
オリエントが昭和初期、黒井戸が戦後、本作が昭和30年?
うーん。シリーズを前提としてはいないのだろうから
(だって、ほぼ3年おきの製作っしょ?)
シャアないんだろうけれど。

ちょっと次作の設定がムヅカシいかもね。

でも戦争中に、こんな優雅な世界で生じる殺人事件なんて、ね。

それにしても、やっぱり良く出来ているのは
クリスティーの本。
たしか、オリエントでは「全員に動機がなく、全員にアリバイあり」?
そして、ナイルでは「全員に動機があり、全員にアリバイがない」?
本作は、「全員に動機があり、全員が嘘をついている」?

そりゃ、やっぱり「面白い」推理小説だわ。
今更世間の隅っこで言ってもね、なんだろけど。

こういうのを見たら、やっぱり「昔呼んだクリスティー」を
また読みたくなってくるもんですね。

なぜか昨年ユリちゃんが流行らせた名言
「ステイ・ホーム」「三密回避」は今はそんなにコールしなくなったけれど。
(なんで毎回キャッチコピー変えるんだか?あのままにしとけばもそっとマシだったかも?)

1年経って、結局「本当のお医者さん」が言う通り1年では終わらなかった新コロ騒動。
おかげでますますデブってしまった腹いせに?
クリスティー、また読んでみようかな。
読み終わった後の爽快感、なんとなく思い出してきた/もう一度味わいたくなってきた。

さて、次作はどれを日本化するんでしょ?


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