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zoom RSS クラーナハを見て〜500年前の美人

<<   作成日時 : 2017/02/06 13:15   >>

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鬼は外、福は内、を「実行」するのを忘れた一方、
ちゃんと恵方を向いてがぶりと食べることはしっかり済ませた、
そんな今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。

年が明けた〜!と思ってたら
もう1ヶ月が過ぎたんですよね。

毎度毎度のネタですが。
ほんっと、この冬の天気、ってどーにかならんのかな。
スコーンと晴れて、最高気温も12〜15℃になったかと思えば、
翌週はどんよりどよどよ、最高気温が5〜7℃、
オマケに雪も降る・・・?!

どっちかが続いて・安定してりゃいいんだけど、
こうもコロコロ変わるとなると、
ホント、それだけで疲れてしまう・・・
のは、おトシのせい、かしら・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、そんなヘンテコリンな天気が続く昨今
なんではありますが。

今年最初の「美術展」めぐり、
底抜けの青空のもと、
ほどよい暖かさの中、
出掛けてまいりました!

いっや〜、ホント、抜けるような青空、って
久しぶりに見た、かも。

行ってきたのはこれ!

「クラーナハ展〜500年後の誘惑」

今回も?!
例によって?!
いつものごとく?!

やっぱり、カミさんに「こんな展覧会があるよー」と教わって
お供した次第。
いつもありがとうございまする。<(_ _)>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クラーナハ。
なんとなく、名前は聞いたことあるし。
ポスターに使われている絵も
なんとなく見たことがある気もしてましたが・・・

まずはそのポスターの絵。
これ
「ホロフェルネスの首を持つユディト」なのですが。

生首を持ったおねいちゃん、というと、
クラヲタな私としちゃ、まずは「サロメ」だったりしますが。

色白なお嬢さんが、
ある意味恍惚とした表情で
こっちを見てる・・・
でもその手元には「生首」・・・

そのインパクトと女性(ユディト)の美しさと
のアンバランスがなんとも言えぬ雰囲気、なんですよねぇ。

で、それの横に「500年後の誘惑」と・・・

500年?
つまり、500年前?1500年頃の絵画?
そんな時代に、こんな写実的な絵画もあったのか?!
まずはそこに驚き、へぇぇぇ〜、って感じます。

んで。例によって・・・
500年前ということは、1500年頃・・・
我が国の500年前・・・
ってのを考えると・・・・・・・・

それって。

直虎(@大河ドラマ)の時代と違うのん?!
まだ、今年は「決め文句」が出ていない、
(早く出ないかなぁ?)あのドラマ。
直虎の時代・・・

ってことは、安土桃山時代の始まり頃?

まぁ、無理矢理共通項を見つける必要なんか
ないんだろうけれど。
その頃の日本、って西洋との接点が膨らみだした頃、でしょ?
(でもまだ、このクラーナハと日本とは接点はないのでしょうが。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この人の女性像、って
なんというか、こう、ね。
写実的、という言い方は生々しすぎる気もしますが。

とにかく、普通に美しい、っていう感じ。
そう、美術・絵画にするために、あえて美しく描きました!
というんじゃなくって。
例えば、レンブラントやフェルメールのような
オランダ系の、あの美人達、とは違った、
ある意味、もっと「リアル」な女性像。

いやいや、結構親近感があったり。

そして、エロティシズム。
全裸だけど、「一応」ヴェールかけてますよー、という絵画。
でも、そのヴェールが薄い=透明、ってことで。
なので、「高貴な」(?)エロさを感じましたね。

いやいや、「オヤヂ」が感じるエロさじゃなくって。
これはまさに「絵画」なり、ってことかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて。このクラーナハ。
工房を構えてて、しかも筆が速いので、
絵画を(当時の視点で)大量生産できてた、とのこと。
速筆だった、とは言っても、
殴り書き、ってわけではなく。
細部まで凄く丹念に描かれてて、
それがまたビックリ。

装飾具とか、衣服の柄、縫い目とか。
同時代の他の人・・・ってのは
すぐには判らないし、知らないけれど。

なんて言うかなぁ。。。
世界史の教科書なんかで出てくる
15世紀の説明に使われてるような挿絵?
とは全然違って、もっと写実的、って部分に
すごく惹かれました。

そして、やっぱり裸体図、ですかね。
婦人の裸体図?とでも言うのかな。

エロくないけど、エロい。
むしろ・・・同時代より、19〜20世紀の画家達に
影響を与えた、というのも
なんとなく、「ほー、そーなんかー。」
みたいな納得感も。

肌の色のほどよさとかは、
なにげに、その後のL・フジタを想像しましたし。
目鼻立ちは、それこそもっと絵画技術が進んで?
レンブラントあたりに行くのかなぁ?と思ったり。

ピカソだってクラーナハの裸体図に影響を受けて
幾ばくかの作品を残している、とのこと。
クラーナハ、キュビズムにしてみましたぁ!みたいな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして。唐突に!
ユディトのような、生首を持ってほほえむ女性の絵画が
3点、連なって展示されていたのですが。

その向かいに!
森村氏の「ユディトU」がっ!
「あぁ、そっか!だから見た覚えがあった感覚がしたのね!」
と、妙に納得しきり。

こんな所で・まさか、の森村作品!
いっや〜、これなんか、「影響受けました」どころか
「完コピ」目指しました!な作品だもんねー。
しかも、「T」じゃなく「U」。パロディ色が加わった「U」。
ホント、よくできてる。
2つの絵画の間を行ったり来たりしていまいました。

ちなみに。
この「生首を持ってほほえむ女性(少女)」ってのは
結構画家などには惹かれるモティーフなのかなぁ?
確か、聖書の一節、ほんの数行しか書かれていない話だった、
と思うのですが。(サロメのくだり。)

500年も前から、やっぱり「強きは女性なり」だったのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クラーナハの作品ですが。
絵画だけじゃなく、版画も結構手がけていたのだ、とか。
説明によると、この時期の版画、って
画家をパトロンの束縛から解き放つ
新しいメディアだったのだ、とか。

また、500年前というと、宗教改革が始まった年なのだ、とか。
そういや、世界史でマルティン・ルターとか、習ったなぁ・・・

実は、そのルターと親交も深かったのだ、とか。
これまた「知らなかったー!へー!」なお話。

そしてルターの自画像もあったのですが。
「これ!世界史の教科書で見た!」って記憶が。

そっか、やっぱり「立派な人」は「そういう人(画家)」に
肖像画、っての書いてもらうんだなぁ・・・

と、全然関係ない部分で関心してみたり。

となると。版画を使う、ということで大量複製が可能。
となると、「今の宗教界は間違っています!」
というプロパガンダを広めるのに、
版画ってのはすごく役に立った・・・

という説明もふんふん、とうなずけます。

そして、500年前も今も一緒なんだろな。
文字ばっかじゃ読まない、飽きてしまう?
だもんで、挿絵、ってのも結構必要だったんだろね。
当然、無関係な挿絵・・・なワケじゃなく。
宗教を題材にした版画も、数多く展示されてました。

ホント、細かい。

けど、自画像とか、その他の絵画だと
パトロンの意向に沿う必要があるんだろうけれど。
=1点もの、だからねー。

版画だと、大衆が買ってくれる、ってものだろうし。
だから、画家にとっての版画ってのは
実は「商業する」って面で=食っていくために
結構必要な、有益なものだったんだろな。

だから、展示されていた版画は
結構宗教がらみが多かったような気も。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クラーナハの作品群。
やっぱり、ホント、めっちゃ緻密なのね。
で、ふと思ったのですが。
500年前にしてこの緻密さ。
そりゃ、どこかで破綻するか・・・
と思ってたら、1900年前後?に?
日本の浮世絵が西洋に届いて・・・

そりゃ衝撃だったろうな。
同じ版画のはずなのに?!なに、この色彩感は?!
ってなことだったのかも・・・ね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで。
そんなこんなで。
展覧会の当日はめっちゃ底抜けで
綺麗な青空。
今年初めて見たかな?真っ青な晴れた空。

そんな中、地下に潜って、
おねいちゃん、いや、婦人の高貴な裸体画の数々。
印象派とも違った、でも写実的な婦人画。
人間、500年程度じゃ、
そんなに外見って劇的に変化するもんじゃないのね・・・

と見終わって思った瞬間、
「それが500年前に描かれていた」という事実に
改めて「ほー」と深いため息をついた、
そんな2月初めの晴天な一日、でした。

芸術。
やっぱ、エエもんは、エエね。
年明け早々疲弊しきってた脳みそ、
ちょっとは、お洗濯できたかしら。


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