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zoom RSS 伝統と革新と/ルツェルン祝祭管弦楽団を聞いて

<<   作成日時 : 2017/10/16 13:17   >>

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10月も半ばになったから
その意味じゃ当たり前なんだろうけれど、
振り返れば、酷暑だったけど夏は短かったし、
秋だって、もしかしてもうそろそろオシマイなんじゃ、ね?
って思う、飴が冷たくなってきた今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか。

いやいや、先週までの晴れ、暑さ、って
一体何だったんでしょうね?
ふと天気図を見れば、台風が発生した、とのこと。

だぁぁぁ・・・・・
来週、俺のいる あまおけ の本番だ、っちゅうに。
台風直撃?
もうこうなりゃ「呪われた10月」と言うしか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな最中。
すっきり汚れきってしまった耳と感性と、
の大掃除のため、ひっさしぶりに演奏会ってのに
言ってきました。
今日はその備忘!

行ってきた演奏会はこれっ!

ルツェルン祝祭管弦楽団 2017 京都公演

プログラムはオール・リヒ!でした。
「ツァラトゥストラはかく語りき」
「死と変容」
「ティルオイレンシューピーゲルの愉快ないたずら」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは。なにはともあれ、
この公演会場、いつも俺のいる あまおけ が
定期公演に使っているのですが。

来週本番を迎える舞台を「客席」から眺める、っての・・・
ほんと、何年ぶりだろう?

一緒に行ったカミさんも。
(またしても!カミさんのお勧めでお供した次第!)
いっや〜、何年ぶりだろね?客席に来るのって・・・
という印象。

よくよく考えたら。おへそが約359°ひん曲がった俺様としちゃ、
ここよりも、むしろ、ザ・シンフォニーとかフェスとか、に
よく行ってる感覚。

なので、最寄り駅からホール、そして客席までの同線が、
実は当日めっちゃ新鮮でしたね。

そして、やっぱり、設計者の意図だった、とは言え、
なーんか、こう、中途半端に「歩かされてる」なぁ、
って思ってしまった。

で、多分、お客さんとしてこのホールに来るのは、
約5年ぶりくらい?うへー。。。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホールのことはとにかく。

このオケ。
今更、でしょうが。

フェスティバルの歴史そのものは結構古いものの、
オケは、トスカニーニが結成してた時期があるものの、
現在の「祝祭管弦楽団」になったのは、
C・アバドの「治世」が始まってから、とのこと。

そやなあ。2000年?2001年?だっけか。
アバド。確かガンかなにかでBPOを10年で退団して。

当時、指揮者はBPOの監督が「あがり」って感じだったもんね。
だから、そこをやめてどうするんだろ?って思ってたけど。

ルツェルンの話を聞いて、なるほどなー、って思いましたね。

歴史のある、しかも実力もある・・・どころか、
実力は世界Top(クラスじゃなく、マジ、Top)のオケ。
そこを振るには、単に「指揮者とオケとの音楽性のせめぎあい」
ってきれい事ばっか、じゃなかったろうに。

カラヤン亡き後、BPOで溜まってた鬱憤をはらすべく
「なんでも好き放題やらせてくれる指揮者がダイスキー!」
とばかりに選ばれたのがアバドだったか、と。

なので、とある評論家によれば「酒池肉林状態」まで
好き放題しまくるオケになってしまった・・・とか。

でも、そこまでオケが好き放題やったから、なんだろか。
BPOをやめたアバドは、特定団体のオケには行かず、
このフェスティバルオケの監督、ってのをチョイスしたんですよねぇ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これはある意味正しかったかも。
だって、結成直後、アバドがやりたかった音楽って
きっとこれだったんだろな・・・って思った覚えが。
(TV中継でしたが、ね。)

でもメンツをよく見たら
「ベルリン・フィルハーモニー with オールスターズ!」
みたいな編成だったもんねー。

笛なんて、パユが1stやってて、確かもう1〜2名BPOだったか、と。
その他、要所要所にBPOの顔が見えてた気がします。

でもBPO全員じゃなかったんだよねー。

まるで「全員を受け入れるつもりはさらさらありません」
ってな台詞を吐きつつ?
アバドが本当にやりたいBPOメンバーを「選択・排除」
して出来たオケなのかなぁ?・・・
って思ってましたね。最初の頃は。
* でも。マーラーユーゲントメンバーも結構はいっていた、とか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で。そのあたりの「生い立ち」を聞けば、
最初は「なーんだ、小澤のサイトウ・キネンの欧州版じゃ、ね?」
って思ったもんです。

実際、夏場のフェスティバルのライブ録画、BSで流れるのを見て、
「うわー、めっちゃ上手い!さすがBPO系!」って
勝手に思ってましたねぇ。

そんなこんな、の、いわゆる「フェスティバルオーケストラ」。
たしか?たぶん?同様なのが、バイロイトですよね。
あそこもドイツ中から奏者が集まって、
ただひたすらワグナーに浸る・・・という図式だったはず。

そう思うと、やっぱり「腕の立つオールスターが集まったオケ」
ってのが一番正確な説明、なんでしょね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イベントがあって、この指止まれ、で人集めして。
で、「いつもはできないことをやろう!」ということだったら、
俺も随分昔に経験したけど。

いやあ、あれは楽しかった。
いつもとは違う人々と、志を同じくして舞台にたって、
一つの作品を作り上げる。
純粋にそれだけの気持ちで集まって音楽をする、ってのが
とっても素晴らしい・美しい思い出に包まれた体験だ、
ってのは、その時堪能したんですよねぇ。

まぁ、レベルは全然違うけれど。
要するにこのルツェルンも、フェスティバルオケ。
当日のプログラム(冊子)によれば、
(当たり前ですが)
殆どTutti練習をしない、というか、出来ないそうですね。

でも集まってしばらくすれば、自然と、何か
共通したことを思い出して、
さほど時間もかからず、
お互いアンサンブルがバッチシ組み合わさって。
そうなると、あとは自然に
「ああだ、こうだ」でお互い試し合って、
新しい一つの作品を作り上げる・・・

そしてその各プレイヤーの個人レベルが
あそこまで高いと、ああも完璧なリヒャルトが出来るのか!
ってのが、聞き終わっての第一印象でした。

まぁ、とにかく、上手い。
どこをとっても、めっちゃ上手い。
当然、技巧的な破綻もなく・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただ・・・

おへそ曲がりな俺としちゃ、
ついつい「クンクン」って臭っちゃうんですよね。

新監督になったシャイーも言ってたそうですが。
「伝統のあるオケ、BPOやWPhだと、
何か新しいことをやってみようにも
なかなか「伝統」が遮って、存分に出来ないこともあるけれど。
このフェスティバルオケにはそういった「伝統・歴史」がないので、
音楽的に何か新しいことを提案すると、
「じゃ、とにかくそれ、一度やってみようか?!」
という、とても柔軟なことが出来る、しかも全員レベルが極上なので、
本当に・良い意味で、
各自が好き放題出来る開放的なオケなんだろう、このオケは。」
みたいなこと・・・?

そう。歴史がない代わりに革新がある。
実はこれ、諸刃の剣なんじゃないのかな、と思うこと、あるんですよねぇ。
いや、メチャクチャ、もう、めっさ、ハイレベルなことなのでしょうが。

率直に言って、あまりに各自が上手すぎるので
「ブレンド感・ユニット感」が、どうしても「既存オケ」と比べると
弱い感じがしたんですよねぇ。
それこそ、こないだのサイトウ・キネンオーケストラの
マラ9・演奏評でも見た気がしますが・・・
上手すぎるが故に、どうしてもユニット感が・・・って話。

いや、リヒの細かい、難しいパッセージも、ホント一糸乱れず、
ってことで、ただただ、その技巧には「すげー」としか、なのですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

他方、そう・・・言葉には言えない感覚なのですが。
あたかも「10月9日、午前中にホールに集合して下さい!」
って言われて寄り集まった、
世界的ヴィルトーゾプレイヤーのオーケストラ・・・
って感じなんですよね。

なので、このオケが常設になったら、
それこそ、もっと色々な深みってのが出るんだろうな、って思うと、
そしたらそれはそれで(ホント、ハイレベルですが)
モッタイナイ、としか・・・うーん・・・

それこそ、世界トップのオケなので、
通りすがりのトッププレイヤーを集めて、
数時間、「ははん、そうだったけな?」
と鼻歌交じりに楽譜を読んで、
それから「じゃ、はいっ、合わせましょう。」で、
なんでも出来ちゃうんだろうな・・・

と思うと。
確かに、革新するには歴史やしがらみがない方がやりやすいし、
息苦しさもない、と思うけれど。
伝統ある部分は、それと真逆なのかな?
息苦しい部分もあれば、理不尽な取り決めもあるけれど、
フェスティバルオケとは全然違って、お互いのことをよくわかってるから、
「おのれ、そう来たか!」って舞台上で遊ぶことも
全然苦にならない・・・
そんな違いがあるんだろな、って思った次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でもね。ここまでのお話は、ホント世界「トップ」のお話。
うちら、アマチュアなんか、それこそ「毎週定期的に集まって
一緒に合奏して、その成果発表会を自己満足のために
演奏会という形で発露している・・・」
ってことだろう、もんね。

だから。
一発オケでもなし、フェスティバルオケでもなし。
でもプロオケのような常設
=毎日練習している(ある意味学オケも同じ?)ってわけでなし。

限られた時間で、お互い気持ちを通わせて・・・
そんな演奏会が出来るアマオケであれば、
ホントに楽しいんだろうな・・・

そう、ついつい、考えてしまったルツェルン、でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうそう。肝心の!演奏そのもの!?
でも、俺は「オーケストラに詳しい評論家の○○さん」じゃないので・・・

ツァラはねぇ。聞いて単純にやってみたくなったですね。
これ、オルガン使うじゃないっすか。
で、このホールのオルガン、って実は日本でも5本の指にはいるほどの
立派な、ものごついヤツ、だそうでして。

しっかり16フィート管もあるので、超低音も難なく発音できる、と。
なので、曲の冒頭のオルガン音が、それこそ腹の底から
「ブリブリ」なってきて、めちゃ迫力ありましたねぇ。
曲の途中でも、ピュアな情景描写などでオルガン音が。

いっや〜、折角のオルガンなんだから、使わなきゃ、ね。
うちも、今度のメモリアルな時に使いたいなぁ・・・

そして休憩を挟んで、死と変容。
これ、遙か昔?20年ほど前?に、
俺のいる あまおけ で取り上げたんですよね。
思えば身の程知らずだったこと・・・

で。この曲の記憶といえば、ただただ四苦八苦しまくった、
ってことですかね。
(でも、木管群は今と全然違って、最低でもお互いを気候としてた記憶が。)

なのに、そこはヴィルトーゾ軍団!
全部書いてあるとおりに演奏すれば「こんな曲やったんやぁ!」と、
新たな感動がっ!
いや、ホント、美しい音楽。濁りのない、綺麗な世界。
・・・こういうのも、もう一度でいいから体験してみたいよねぇ。

そして最後は、俺のいるアマオケじゃ曰く付き?の
ティルオイレンシューピーゲル。

テンポはちょっとゆったり目?
でも、着実に、確実に、音をちゃんと「充てる」ってことが出来るだけで。
これまた全然違った曲に?!
すげーぜ、ルツェルン。

これも数年前、理不尽なカップリング(?)で取り上げましたが。
明らかに時間切れ?なんでこれにしたんだろ?
って後悔ばっかりな曲。
唯一の救いは、弟@オケの1stFlだった、かな。
(アンケートでもそこに手中してた気が。)

ということで、オールリヒ、しかも全部完璧(でもちょびっと事故はあったけど)。
となると、アンコール・・・なにやるの?

って思ってたら・・・

まさかの「サロメ」。「ヴェールの踊り」。
これがまた、全然乱れることなく・・・
これもまた、俺の あまおけ で 数十年前(!)に取り上げた事ありですが。
スピーディーに、というよりは、着実に踊る、といった感じではありましたが。
いっや〜こないな難曲が「アンコール」!?

そりゃ、やっぱ、ルツェルン、すごいわ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、やっぱ、おへそ曲がりな俺としちゃ、
肝心の 笛、ジャック・ズーン がちょっと、ね。

どうやら、笛が壊れてた?・・・

俺も壊れた笛で本番迎えたから、わからないではないが。。。
チューニングが終わった頃に舞台に入ってきて。
あれ?そんな、カール・ライスターみたいな性格だっけ?
って思いつつ、音楽が始まると、盛大に外してしまったり、
すっころがってしまったり・・・
ま、早い話暴走しちゃった?ってやつ・・・?

うーん。なるほど、これがBPO・オーディションの「ズーン事件」
の一端だったんだろうな・・・

って、ヘンなヲタネタを思い浮かべてしまった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とかなんとか、つらつら書いているウチに。
うちの あまおけ の本番、
とうとう来週になってしまった・・・

ここへ来て、俺の立ち位置が原因(という言い訳)で、
マジ、まーったく、笛、自分のパート、練習できてへんぞー。
いつもなら頭に入れておけるところ、
今回、その作業に時間がかけられず・・・

大丈夫かなぁ・・・
いや、自分はそこそこでちゅー、って自惚れてますが。
周りが、ね・・・自信もって、全然違うピッチで好き放題なボリュームで
吹き「散らす」ようなマネをずっとされれば・・・

アウアーが言ってたっけ。
Flの場合は特に「1st」じゃなく「プリンシパルプレイヤー」なんだよ、と。

久しぶりのメイン1st担当・・・なんか、その感覚、思い出してきました。

来週。俺だけでもいいや。がんばろっと。
(いやいや、弟@オケとカミさんと、一緒に頑張ろっと。)


んで。
ここまで備忘してたら、なおさら、サイトウ・キネンオーケストラを
ライブで聞きたくなってきたなぁ。。。
(実はまだライブを聞いたことがないの。)

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