uta's world SideA

アクセスカウンタ

zoom RSS 「用件を聞こうか・・・・・・」

<<   作成日時 : 2017/11/06 17:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

いよいよ11月になって、今年も残りあと2カ月、
例年だと「そろそろ」秋が始まるかな?という印象ですが、
今年はなぜか「秋深まる」をあちこちで感じる中、
よくよく考えたら、
俺が子どもの頃なんて「それが当たり前」であって、
食欲の秋は10月、芸術の秋が11月、って記憶だったのに、
今や、10月までが夏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一体全体、やっぱり気候変動とやらは恐ろしい、
とふと秋晴れの空に思った今日このごろ
皆様いかがお過ごしでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、先月は音楽の秋ではあったのですが。
うちの本番がねぇ・・・
ま、ここでは言えないこと、言っちゃダメなこと、
たっくさんありましたが。

え?そんなことでも
ねほりんぱほりん?

いやいや、それは、ねぇ。
ただ1つ得た教訓。
仕事を引き受けたからには嘘偽りはいかん。
真のプロフェッショナルとはどういうものか、
ということを痛感させられた・・・
ってことでしょうかね。

そんな「真のプロ中のプロ」・・・

そんな人がいるのか、と聞かれれば思い浮かべるあのお方・・・

依頼料はめちゃくちゃ高額、
しかも一旦依頼をしたら全てを任せて
こちらは一切手出しをしない、
その代わり、全てを任せた挙げ句には
完璧に依頼推敲をしてくれる・・・

その「彼」が世間に登場して50周年!
その記念の展覧会、
これはぜひ見に行かねば!と思い、
実は風邪ひいちゃったカミさんを家に残して
ブラブラ、出かけちゃったんではありました。
(カミさん、ゴメンナサイ・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

行ってきたのはこれっ!

連載50周年記念特別展
さいとう・たかお
ゴルゴ13
「用件を聞こうか・・・・・・」



この孤高の超A級スナイパーの物語。
これが50年もの間、しかもずっと連載、
一度も休載されることなく
今まで続いている・・・

これもまたある意味、完璧な「プロフェッショナル」
なお仕事ですよね。
(口先だけ偉そうに言う人とは全然ちがうや・・・)

その50周年を記念して、の展覧会。
実はさいとう・たかお氏は今堺市在住とか、で。
だから会場も天保山という近場で。
それがまたなんとなく嬉しい限り、ではありますが。

なんと、行った日、「ナマ」さいとう・たかお氏を
拝めることに!
杖はついて、足下もさすがに「ご老体」でしたが、
眼光はめちゃ鋭かった気がします。
表情は柔和なのに、ね。

「そういえば・・・」だったのですが。
この日、さいとう・たかお氏の特別サイン会があった、とか。
まぁ、そこまでの追っかけではなかったですし、
会場についたときは受付締切だったのですが。
でもロープ越しにお姿拝めたのは
なにやら来年いいことありそう!なオーラすら!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて。この展示会、文字通り
あの男の50年をたどる・・・
みたいな構成でしたが。

途中(そしてサイン会でも)御本人のインタビュー、生声が聞けたり。

そこで改めて「えええ?!そうやったんや!」みたいなお話も。

例えば。
都市伝説で、最終回の話はすでに仕上がっていて
事務所の金庫に眠っている、というヤツ。

あれ、ホントなんですってね。
そりゃ、金庫云々はある程度「盛っている」とは言っても。

それはこういうことだったそうです。
・ 連載開始当時(50年前!)少年漫画はあったけれど、青年漫画はなかった。
・ 仕事で007をマンガで描いた
・ きっと少年漫画で育った人が見たい青年漫画というものがあるだろうな。

なので、ストーリー性、見せ方、を重視したマンガを考えた、と。
あたかも、「マンガ」ではなく「映画」が頭にあったと。

でも、いざ考えはじめたら自分の頭じゃしょぼい展開しか描けず、
しかも連載は決定したものの、
それが「少年マガジン=少年誌」なので、
連載はそこそこ10話程度で終わるだろう、
だから10話分の構成で最初から終わりまで考えてた。

つまり、この時点で「最終回」はすでに仕上がっていた、と。
実際、台詞とかコマ割りとか、今でも脳裏に残っているのだ、とか!

でも連載を始めたらこれが受けて。
なのでどんどん連載が続いていって
気がつけば50年たっていた・・・と。

なので、「今書いている話」は、全部「最終話」に至るまでの
「挿入話」でしかない、そういうつもりで描いている・・・

とのこと!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんとっ!
ある程度「話と時代の整合性」という問題はあるのかもしれないけれど、
今の話が全部「挿話」でしかない、なんて!

これにはめちゃビックリしましたねぇ。
ホント、ますます最終話がどうなるのか、早く見たい・・・
でもそしたらゴルゴも終わっちゃう・・・

さいとう・たかお氏曰く
「個人的には80歳になったゴルゴも描いてみたいけどね。ふふ」
なんだそうですが・・・
80歳でも「アレ」だったら、ますます

すげー!

でしょうなあ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、肝心の展覧会。
会場は、やっぱり「いかにも」なニィちゃん、オッサンが
そこそこいる・・・のですが。

意外と?オバハン予備軍なお嬢様?!も。

なんでも GOLJO というジャンルが・・・
いや、男尊女卑、ってんじゃないですが。
やっぱ、ここは「男の浪漫」の世界・・・
って思ってましたが。
それに憧れる「女性」がいても、
そりゃま、当然か。と。

でも、 GOLJO ねぇ・・・うーん・・
それ、あたかも、ワグナー友の会とか、
ブルックナー親睦会に入会希望する女性かのような・・・

ところで。彼は一夜を過ごすだけ、とはいっても
実は結構女性も色々な人が出てるんですよね、
話の中に。

俺は全部、くまなく連載を読んでいる・・・
というヲタレベルには届いていませんが。

女性の中でも、やっぱり
「海に向かうエバ」が一番印象的でしたね。

まさに「彼の女性版」。
作中でも「彼と対峙させればどうなるやら、興味があるな。」
という台詞に対して「エバ」は「私は遠慮したいわ。」と。

でも偶然の出会いを経て数年後、
カジノで再会する2人。
「あら、あなたはあの時の・・・偶然というのもあるのね」
というエバに対して
「偶然では無い。」と答える彼。
たったそれだけで全てを悟り、仕事をキャンセルし、
自分の商売道具を捨て去り、
最後は操縦席のガラスに弾痕の残るモーターボートのシルエットが
ファインダー越しにドンドン小さくなっていく・・・

ホント、これ、映画そのもの。
そしてエバという女性も素敵・・・というのとは違うな。
でも、良質の映画を見終わったのと同じ印象、残像でしたね。

しかしさいとう・たかお氏曰く、
「自分の願望を投影したんじゃなくって、
きっとこういう女性像を(この話では)見たいだろうな、
と思って描いている。」
とのこと。

この姿勢もまた、50年続く要因なんだろな。
常に「見る人が見たい、と思っている劇画を提供したい。」
というさいとう・たかお氏の姿勢・・・

これもまた、プロフェッショナル、だろね。
押しつけるのはプロフェッショナルじゃないよね。
(単に食い物にしてるだけでは?としか。
でも実はプロフェッショナルを名乗るそういう輩は多いのかも。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とかなんとか展示を見てたら・・・

そしたら!
展覧会でも、まず世界観を知るために・
初心者にお勧めするのに、一番の話!
ということで、これが出てましたね。
しかも、この話の原画が「全部」展示されてました。

これはなかなかのもの。
なるほどー、原画、ってこんな感じなのかぁ。
そして、改めてまるで映画のコンテ本みたい、
って思いました。

以前、マンガ道、だっけ?Eテレで、
さいとう・たかお氏が取り上げられてたことがあった、
と思いますが。

そこでも言ってたっけ?

そもそも「劇画」という単語。
これ、さいとう・たかお氏の造語なのだ、とか。

青年向けに「マンガ」もいいけれど。
やはり劇を描きたい、という欲望だったそうで。
そこで参考になったのが映画だった、とか。

なので、コマ割りやアップ、話の展開など、
確かに「超ストイックな男の浪漫」が詰まった
話になってる・・・のかな。

そういや、展覧会場でのインタビューVTRで、
「この男は自らの信念にだけ基づいて行動しているが、
そういう行動を取れる人間なんて、ほぼいないんじゃないか?」
「自由に過ごす、というのとは違うが、自分を貫き通す、
という姿に共感してもらえたのだろうか、と思っている。」
とは、さいとう・たかお氏のお話。

確かにね。
自分の信念=自分のルール=それに従わない相手とは付き合わない。
でも自分を信頼して自分のルールに従うなら
至上の解答を提示する、と。

そんな生き方ができればどれほど嬉しいか。
いや、きっと苦しいことも沢山あるんだろうけれど。
でも安直に自分に出来ない姿に憧れる、って所かなぁ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

他にも。
さいとう・たかおプロダクションの「武器庫」
から持ってきた、という、数々の銃。
・・・もちろん、展示用の・作画用のモデルガンですが。

でも愛用のM16・・・
これ、リアルなモデルガンで(引き金を引けないだけ)、
重量も現物と同様、とのこと。
これ、触って良い、ってことだったので
持って見たら

「重っ!」

いや、マジ思いわ、これ。
他の人も構えた瞬間「えっ?」「うへ?」
ってな反応。

例え「作り話」の中のこととは言え、
これを愛用して、持って、走り回って・・・

そりゃ、確かに強靱な肉体と精神力が必要だわ。
・・・ってものすごナットクしてみたり。

その他、細かいコーナー?でしたが。
彼の軌跡をたどる展示では、
そういや、そんな話もあったなぁ、とか、
まさにそういう時代だったよね、みたいな話とか。

はたまた、珍しいシーンってことで
笑う彼とか、最初に登場したときの白ブリーフ姿とか。
(これがあまりにかっこよくって、白ブリーフが結構売れたのだ、とか?)
相手の握力を調べるために、彼が握手をしている図とか。
頭を下げて「ごめんなさい」と謝る図、
神父になった姿・・・

ホント、そんなシーンもあったのね、という程に
プチ・感動。

しかも、知らなかったけれど、彼、
京都の送り火に来てたのね。
当然、見に来たんじゃなく、鴨川の床で仕事した、
ってお話だったようですが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いっや〜、展示全体そのものは
普通に楽しかったけれど。

見終わって、なんでこんなに彼に惹かれるんだろう?
彼の話がこんなに面白いんだろう?

とふと考えて見ました。

で。
結局、フィクションとノンフィクションとの間に微妙に位置取っている、
「映画」みたいなコマ割り、シナリオ、でも
表情は「人間」にはできない・「描くこと」でしかできない表情になっている
(これはさいとう・たかお氏が言っていた)、
そして、やっぱり「男の浪漫」ってやつなのかな。
あくまで自分の信念を貫き通す、
そのプロフェッショナルな姿・・・

まぁ、それをみてさすがに「スナイパーになりたい」
とは思わないし、なれっこないけれど。

男子たるもの、夢の1つの形態はこれだな・・・
っていい歳のオッサンになった今日この頃、
改めて、夕日が沈む天保山で思いました。

うーん。
鋼のような精神力・体力を備え、
受けた仕事は決して裏切らない、
しかし自らの信じる・定めたルールにより動く、
かぁ・・・

ある面、そうなれれば、いい・・・かなぁ。。。

とにかく。先生がまだまだお元気で、
これからも色々な「彼の劇画」を読み続けられますように!

PS
実は数年前も別の場所で展覧会やってて。
その時のスタッフTシャツ「俺の後ろに立つな」「さて、用件を聞こうか・・・・・・」
という文字が背中にプリントされてるやつ・・・
あれ、売ってないかなぁ?と思ったのですが・・・

・・・・・残念・・・


PPSS
そういや、展示の注意もなかなかなもので。
あの鋭い眼光の下に
「展示品に手は触れないでもらおう・・・」とか。

「まずお前のすべき仕事はこの先の展示をただ黙って眺めて進むだけだ。」
みたいな台詞とか。

うーん。ええねぇ。、そういうの。大好き。




SOS大東京探検隊 (KCデラックス ヤングマガジン)
講談社
大友 克洋

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by SOS大東京探検隊 (KCデラックス ヤングマガジン) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ONEPIECE展 公式図録 記憶 ?ETERNAL LOG? ワンピース展
集英社
尾田栄一郎

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ONEPIECE展 公式図録 記憶 ?ETERNAL LOG? ワンピース展 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル





ONEPIECE展 公式図録 記憶 ?ETERNAL LOG? ワンピース展
集英社
尾田栄一郎

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ONEPIECE展 公式図録 記憶 ?ETERNAL LOG? ワンピース展 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

SOS大東京探検隊 (KCデラックス ヤングマガジン)
講談社
大友 克洋

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by SOS大東京探検隊 (KCデラックス ヤングマガジン) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
「用件を聞こうか・・・・・・」 uta's world SideA/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる