宴の後・2題

今年も12月になって
とうとう残り1ヶ月・・・・・
という「まくら」って、
実は毎年同じこと書いてないか?
と思いつつも、
ご挨拶だししゃあないやん、
と、あらゆる意味で開き直りたい今日この頃、
皆様いかがお過ごしですか?

なんでも。
今年の1ヶ月・3ヶ月予報とやらによると
暖冬だ、ということだそうですが。

ホントかなぁ?ここんとこ、毎年そう言うわりに、
突然どか雪になったり、強烈に寒くなったり・・・
ってパターンやったやん?

って思ってたのですが。
今年はホントに暖冬っぽいですねぇ。

先週、結構・急に寒くなって
「ほら、やっぱり~?!」って思ったのですが、
それを過ぎると再び暖かな日々・・・

え?最高気温が18~20℃?
ホントに12月なんかいな?

とまぁ、そんな、あれやこれや
「おかしく、ね?」って諸々を思いつつ。

長期間・色々と備忘したこの住まい。
本当の備忘?は初めて、かも?
音楽ネタでは多分、初めて?なこと、
今日は・ちょっと記しておこうと思う次第。

でも、いつものように?雑学な俺のせい?
色々なことを並列して思い浮かべました。
どれもこれも、当てはまるような気がして。。。

引っ張ってナニですが。
先週の俺のいるアマオケ本番がらみ、
のネタです。

2つばかり、ね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その1) 楽器の「故障」

ホント、これはまいった。未だに凹んでます。
これに関して、ずーっと「なんでやろ?」と思ってばかり。
マジで、悲しい出来事、としか。

「そうならないため」に、毎回本番直前に
楽器屋さん主催のメーカー無料調整会で
見てもらってるのになぁ・・・

特に、今回、43歳になったばかりの ヨハネス・ハンミッヒ 
だったので、なおさら丁寧に見てもらったつもりなのになぁ。

しかも「見てもらった部分」に不具合が出てしまって。。。

なので、先日の定期公演、
やっぱ俺の中じゃ「黒歴史」になってしまった。

演奏会の直後はホント、放心状態。
色々な人が「お疲れ様」って言ってくれたような気もするし
(記憶もちょぴりあるし)、「シェヘラザードのような「色物」曲でも
すごくフィットしてましたねぇ!」という褒め言葉は、
それだけは覚えているのですが・・・

実際の所どうだったんだろ?
カミさんには「ちゃんと音は飛んでたよ。確かに不具合が
でた箇所は「あれ?」って思ったけれど。」と言われて、
猛烈に(そこは)気が休まったのですが・・・

聞いていた友人・身内も
俺の事故のことは分かっていなかったようですが・・・

いやいや、プレイヤー自身が分かってるのと、
自分で絶対許せないタイプのミスだったなぁ・・・
というのが重なって、ね。

せめて、同じ笛吹きで信頼できる/している
弟@オケは、どう思ったんだろ?・・・

って待てど暮らせど、ぜーんぜん、知らん顔。
何の音沙汰もなし。

打ち上げが終わって別れ際に「お疲れさん」って
声をかけたら、単純に?嬉しそうに?
「ありがとうございましたっ!
俺、楽しかったです!
ホントに感謝してます!ありがとうございましたっ!」
・・・って。

その場じゃなーんも聞けなくなって。
翌日にでも何か声かけて欲しかったけどなぁ・・・
まぁ、本番終わってから楽屋で少し話をしたけど、
その時俺は放心状態だったしなぁ・・・
自分からはとても(コワくて)事故のこと聞けなかったし・・・
気を遣って、ヤツもナニも言わない?
けど、放置プレイかいな・・・そっか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で。
楽器の不調の原因。
1週間が過ぎてほぼ全容が分かりました。

キーバランスがむちゃくちゃになってたのね・・・
たった1枚の、小さいフェルト・紙が「剥落」してた、
たったそれだけで・・・

壊れた、というのは正確ではないかも。

ともあれ。
Aisレバーの裏側のフェルトがはがれ落ちてて、
それが(多分)原因で、B♭キーが浮いてしまってた。。。
なので。Aisレバーを抑えるとちゃんとふさがるけれど、
他の連結キーを押さえてもB♭がちゃんと閉じない・・・
力を入れて抑えたら閉じるけれど・・・

そんな感じ。

確かに、シェヘラザードの途中あたりから
音の鳴り具合に「ムラ」があったなぁ・・・と
感じてたなぁ。

1曲目の未完成の時、異常に低音が鳴らなくなって。
その時「もしや?」と思って
トーンホール調べたら、
D♯トリルキーがつばでべちゃべちゃ。
なのでその時は「これだったか!」と思って
応急措置・・・

結局、これも「ミスリード」だったのな。
だから余計原因を見逃してた、か・・・

けど、ホントの不具合はそこじゃなく。
結局、シェヘが始まってむしろ状況は悪化する一方。
なので、必死に変え指で対応したつもり。
けれど、変えようがない運指の場合はもうアウト。

それがむき出しのソロの低音域だったから・・・

百歩譲って。オケ・音楽を止めてしまわなくて良かった。
俺一人が自爆して赤っ恥かけば、それで済んだからなぁ。

で。そのソロ、演奏する前から
「こりゃ、アウトだわ。ダメだ。」って分かってしまって。
なのでそこからの数分間は断頭台へ連れて行かれる気分。
ホントに惨めだったなぁ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、その時、色々思いました。

● 一番冷徹に対処するなら、2ndの楽器を分捕ることでしょう。
けど、俺には出来なかった・・・

野村監督と森監督の日本シリーズで
森(ライオンズ)が勝った後の、野村夫人の台詞。
「森さんは(4番の)清原が不調だったら平気で切って捨てて
交代させてた。あの冷徹さが勝ちを呼ぶのよね。
でもうちの人は最後に情けを出すから、アレができず、負けるのよね。」

そう。あの日のために(間に合わなかったけれど)
必死で練習してた、大切な俺の笛・・・
他の笛でソロが上手く行っても。やっぱ凹んでたろうな・・・

ソロになる直前
「こんなことなら、弟@オケの笛を借りてりゃよかったか?」
とも思ったけれど、やっぱ結論は一緒。

ソロ吹く前に「いやいや、ダメでもこの笛で最後まで。」
って思ってしまったです。
(なぜか、数十秒の間にそういう話を一気に思い出した・・・
それだけは「覚えて」います。)

● 先日、Eテレで聴いた井上道義氏の台詞。
「そりゃ、本番、事故はあります。けど、やむを得ない事故か、
防げた事故か、はわからなきゃ。
単に技量的なミスはダメだよね。そういうのははっきり言う。」
と。

チェリビダッケ氏はそこがものすごく厳しかったそう。
でも優しかったそう。

練習ではちゃんとできていたのに、本番「たまたま」ミスったり、
それこそ明らかに楽器の不調で事故った後、
その団員の所に行って
「君はよくやった。充分よくやった。本当は君はできるのだ、
ということは他ならない私がちゃんと分かっている。
今日のはたまたまだったのだ。だからもう切り替えなさい。」
と諭したのだ、とか。
(そして同じパートの人達からも励まされてた・・・
そういう空気があるオケだったんだそうですネ。
当時のミュンヘンフィル。)

いいなー。
俺も誰かに「あなたはよくやったのだ。」とひと言・・・
カミさんに言われたから、それはありがたいし充分なんだけどなぁ。
同じパートかぁ・・・
せめて、アイツにも分かってて欲しかったな・・・

● やはりEテレで。
ヤルヴィ氏の話。
昔バーンスタインに教わった時に言われた台詞。
「本番前まで完璧に覚えろ。全てを自分にたたき込め。
けど本番になったら全部忘れろ、ベイビー。」

確かに。今回舞台セットのこともあって。
夏に聴いた上野星矢氏のリサイタル、彼のスタイル思い出して、
とにかく「音を飛ばそう」「たっぷりと吹こう/鳴らそう」
と思って練習していたから、かなぁ・・・

それもあって、本番どうだったのか、
めずらしく、あんまり覚えてない・・・

だから、低音域がアウト、という事故も
低音域の箇所がさほどなかったせいか、
あまり分からなかった・・・のかも。

● 先週末の柔道の「グランドスラム・東京」での
81kg級の永瀬選手のコメント。
(誤審で反則負けになったことを受けて)
「これがオリンピックでなくって良かった。」

まさに。おれにとっちゃ
「これがブラ4でなくてよかった。」
ただ、今はそれだけ。

● 同じく。昨日の福岡マラソンでの川内選手。
足の不調の原因がわからず、8位フィニッシュ。
「普通に負けたかった。」

うん。なんか、もっとわかりやすく、
普通に・単純にミスって終わった方が
まだスッキリ切り替えられたのかも。

今にして思えば。
本番前日の練習中から不具合は感じていました。
けど、それは俺の技量のなさ?とばかり思ってて。
けど、よくよく思い出したら
「そういえば、演奏中に俺の足下に小さい切片(紙片?)が
ひらひら落ちて行ってたなぁ・・・」
多分、それが本来あるべき「フェルト」だったんでしょう。
その時、剥離したんだろうな・・・

その時、単に技量だ、とコンプレックスに陥らずに。
丁寧に楽器をチェックしてれば、防げた事故だったんだろうな・・・

でも、当日も吹きっぱなし、ステージの準備もあるし、
色々と準備周りで不意の事故があったり、
オマケに俺は「スタッフじゃねぇ!」ってのに
「どうするの?どうしたらいいの?」って振られたり・・・

いや、全部言い訳だし、口実に過ぎんな・・・

無料調整につられたから?
いやいや、俺のヨハネス、年明けにオーバーホールして
完璧に調整してもらったばかり。

ただ、楽器が43歳なのと、
今回ハードな使い方をしたので、
そりゃ新品に比べりゃバランスは崩しやすい笛だけど・・・

けど、やっぱこの笛、好きなのよねぇ・・・
新品にしたら?って楽器屋さんは商売するけれど・・・

このヨハネスともう一本のサンキョウと・・・
ここまで一緒にやってきたんだもんね。

とにかく。
今はただ時間が過ぎて行くのを待つしか。
そして「どうなるか、見てみようじゃないか。」・・・

そして・・・
ごめんよ。
ちゃんと気がついてやればよかったね。
とただただ思うばかり。
なんで、そんな最悪なタイミングで最悪なことになったのかなぁ。
俺、そこまで悪いこと、してたのかなぁ?
その罰なのかなぁ?・・・(T^T)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その2) 舞台セット

いつも当団が使っているホール。
音響設計さんのポリシーで、
本来であれば「すり鉢状」にして
使うように設計されているのだ、とか。

けど。
開館当初10年ほどそれでやっていたのですが。
とにかく「自分の音しか聞こえない」
「バランスがわからない」
ということで、すり鉢を使わなくなってたんですよねぇ・・・

実際同じコンセプトで設計された舞台で
設計通りに明確なすり鉢にして使ってる所、って・・・
あるのかなぁ?
異口同音に「ちょっと使い勝手が」って声を
素人ながらに聴きますし、
写真見ても「使ってるの?」みたいな・・・

けど。
最近、すり鉢を使わない状態だと
客席で聴く分には「バランスは良いけれど迫力がね・・・」
ということだったのだろうな、とも思うわけで。

けど。申し訳ないが。
音響設計がどうであれ、結局の所
「音を出す人」の色々な意味での「使い勝手」では
なかろうか?とも(偉そうに)思ってしまうわけで。

で。
今回の指揮者さん、設計通りに再現してやってみたい!
とのこと。

指揮者さんの人徳も多分にあって?
すり鉢にしたのですが・・・

俺、これはやっぱり「ネガティブ」でしたね。

まず、自分の音がとてもデッドに聞こえる。
けど、これは笛の発表会で経験したパターン。
(こんな風に役立つとは!)

それから、Obの音しかまともに聞こえない。
Clは「生音」だけになってしまって、猛烈に合わせにくい。
弦楽器は全然遠くの方でやってるなー、ってなだけで。

* 大阪の専用ホールも確かに「お互いが遠い」
って感じはした記憶があるのですが。
けど、満席のお客さんが入っても
「お互いの音は聞けるし、反射音も聞ける」から
演奏している分には「わかってしまえば」・・・
って印象だった記憶があるんですよねぇ。。。

そして、舞台上、自分の目の前は
弦の音の分厚いカーテンが。
頭上にはブラスの音の分厚い蓋が・・・

そうやって、自分の音が客席に届いているのかどうか、
さっぱり分からない。
反射音も全然感じられない・・・

目で見て合わせる・・・というのは必須だろうけれど。
「それしか合わせる術がない」ってのは、どうなんだろ?

結局。。。
音楽・録音スタジオのウルトラデッドな室内で
一人きりで演奏しているみたい・・・

なので。このすり鉢。
視覚的・体験的には「まれにやる」分にはいいのかも。
聴く側にしたら「こっちの方が迫力あっていいや」
「バランスも悪くないですよ-」なのでしょうが・・・
今回、大編成だったこともあって、
すり鉢の上に「マンガチック」に、
きれいにプレイヤーがびっちり並んだので、
見栄えはとてもオモロかった・・・とは思うのですが。

やっぱり、単純に、俺はイヤだったなぁ・・・

けど、今回は上記の通り自分の笛が大事故だったので
とても評価できるようなもんじゃないです・・・

それから。

同じ舞台を使うプロオケも
最近「すり鉢」に回帰している、とのこと。
なので、今回のウチのセットのひな壇、
高さは「それと同じにしたよ」とのこと。
ホールマネージャーが「気を利かせて」
高さを本来よりも低く設定してくれてたのですが・・・

いやいや、プロで通用する(音が飛ぶ)高さと、
アマチュアと、違いますから。

プロはトライしてその高さに決めたなら、
アマチュアだともう一段、高さを付けなきゃダメ・・・

ってのは初代のホールマネージャーに教わってたんだが・・・

「プロがそうしてるんだから」の一点張りで
対応してもらえず・・・
「プロと同じにしたい、って言ってたじゃない?」
といわれりゃそうなんだけど、それは、ウチの側の
横柄な態度がそう思わせたんであって。。。

うーん。

でも弦・金打楽器は概ね好評だった、とのこと。
そりゃ、全員OKな舞台セットってなかろう、とは思うし、
多数決に従うべきなんだろうけれど・・・・・

すり鉢。少なくともあのホールでのすり鉢は
どうなんだろ・・・ね?
(それこそ、井上道義氏は
すごく批判的だった、って覚えていますが。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とまぁ、そんな感じで
まだ若干?引きずっている先週の本番。

本番大事故やらかした、ってのは
思えば10年に1回、あったかも。

学生の時はモロ「技量不足・度胸不足」で
どえらい失態かましたし。

その10年後ぐらい・・・
そういえば、今回と同じヨハネスで、
同じ箇所の不調でミスったことも。
(でもその時は瞬時に原因がわかって
対処してたのに・・・・・ますます
今回の件が後悔してしまうなぁ・・・)

そしてさらに数年後。
やっぱり、こっそり本番でミスって
「あっぶなー」だったことも・・・

今回、本番翌日が結婚記念日だった、
ってこともあって、
自分で自分を祝い、褒める予定だったのに。

ただただ、残念。

オリンピックでの失敗は
オリンピックでしか取り戻せない

アスリートがよく言う台詞。

でもね。
舞台芸術、って。
俺のいるアマオケの舞台なんて。

「取り戻す」チャンスなんて、ないんだよねぇ・・・

それを改めて痛感した、
この1週間でした。

ちゃんと覚えておこう。



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