メモリアルっ!!!

あぁ、あの「審判の日」からもう1週間、
いつかは来るとは判っていても(とりあえずの)詳細が決まったのは
1年以上前、そしてその頃は「ホンマにそんな時が来るのか?
どこかで路線変更するんじゃないのか?」と思いつつも、
いざホントに始まってしまえばあっという間に、
怒濤の如くフィナーレに雪崩れ込んで、気がつけば終わってしまってた・・・
そんな感じの、俺のいる あまおけ の100回記念定期公演が終わった今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

毎回であれば本番が終わった翌日に
忘れないウチに備忘をするのですが。

さすがに100回。明くる月曜日も色々と残務処理が。
それも尋常じゃない、あちこちのトラブルシュートが。

この歴史ある団体にあって、たまたま・偶然であったとは言え、
100回目という記念すべき回の責任を担えたことは
確かに、確かに光栄なんではありました。

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ありました、が・・・

それは同時にここまでの膿みをできるだけ噴き出して
治療する作業も意味していたんだ、と。。。

全てが終わった今、ようやく気がついた、って訳です。
そのあまりの・膨大な情報量に圧倒されて、
先週はまだ「終わった感」もなく、
実は今でもまだ「終わった感」がないのですが。

まあ、色んな意味で「側面・表情」が見えたのが
唯一の収穫、って演奏会だったんでしょうね。

ちうことで、まずは本番の備忘。
* 今回自分でもびっくり?ですが。
今になってようやく備忘できる精神状態になると同時に、
案外、リアルにまだ記憶が残っているもんだ、と。

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(1)デュカ 交響詩「魔法使いの弟子」

まず最初はこれ。これのPic。
んでもって、これやるの3回目。
んでもって、この曲、1st、2nd、Picの3管編成。
んでもって、おかげ様で全パート制覇!
んでもって・・・ようやく自信を持って言えます。

「出来るモンは出来る。出来ヘンことは出来ヘン。」
「これ、実際の演奏は不可能でしょ?」
ってもんです。

内輪ネタ?ですが。特にPicだと最後の1ページ、「52」から先。
これ、ぜーーーーーーーーーったい。無理ですって。
無理無理無理無理、無理言いイイイイ!
と、吹き終わったとたんジョジョ立ちしてみたかった、この曲。

そりゃ、確かにおフランス、管の国。
だから作曲当時には目の前にいた笛吹きは出来たのかも知らん。
けど、旧帝大OBのオヂサンは(なぜか自慢げに)
「これ、BPOのパユですら死に物狂いで吹いて、ようやく吹けてる
シロモノだから、絶対ダメだよねー。」って。

まぁ、細かい所は無理だろうけれど、音程取るところも取れてないんだったら、
実は「それ以前」ではないか、と。

ま、そりゃともかく。
意外と?ファンタジア効果?
知られてるようで知られていない、でずにー映画とは言え、ファンタジア。
だからこの曲、楽しいのは楽しい(聞く側ですよっ!聞く側!だろうけれど、
「それだけ」で終わるのか、と思っていれば・・・

俺の弟@オケのご両親が聞きにいらしてたそうで。
そしてまずこういうの(クラシック)に縁遠い御父様が
「この曲知ってる!」というレスだった、とのこと。
(ご両親が来られてた理由はあとで、ね。)

うーむ。おそろしや。でずにー。

ともあれ。今回、出来て当然、音楽を深めましょう・・・というのではなく、
とにかく「マツリだワッショイ」系な選曲でしたので、
最初に取り上げて賑やかしにはもってこい、な曲でした。

え?俺の出来はどうだった、って?・・・
細かなことはまとめて後で。でもこの曲は・・・
開き直ってタンキング止めただけで随分ラクに。
逆に、冒頭の延々続くロングトーン。色々あって、結局失敗。
技術点で「-2.0」しょっ引かれたって感じでしょうか。

でも後のことを考えたら、これはまだマシだったかな?・・・

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(2) フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」

で、2曲目がこれ。とても、とても、オフラ~ンスで繊細な曲。
当然、笛吹きとしちゃ3曲目の「シシリエンヌ」ですわな。
ハープとフルートのため「だけ」に書かれた、といっても過言じゃなかろう、と。

アルルの女(メヌエット)、カルメン(3幕への序奏)、んでこれ。
それと牧神、ダフニスとクロエ・・・

当然、我が笛パートとしては、この曲の1stを任せられるのは「顔」となる奏者。
なので迷うことなく弟@オケを指名したら「2nd、ぜひ うたさん にお願いしたい。」
という、ありがたいお言葉。うーん、持つべきモノは弟のような親友だ。

・・・と書くと綺麗ですが。
実はン十年前、当団でこれを取り上げたとき、その時のパートリーダーさんが
「うたクンにも(当団での)経験積んでもらって、技量を認知してもらう必要もあるから。」
という理由で、これ、やらせてくれたんですよねぇ。
ホントにありがたいお話。
(でもカップリングはベー7だったので、そっちもやりたかったり・・・)

まあ、練習中から結構イヂられましたが。
(指揮者のセンセとは良く知り合ってた仲だったので。)

シシリエンヌ、最初の通し練習が終わった後「うたクン、それ、そんなに湿っぽくやりたい?
フランス曲とはいっても、これ、イタリアンみたいにカラリと出来ないかな?
ホントはそういう風に吹けば、結果音楽がしんみりさせてくれるはずなんだけど、
吹いてる君がべっとり湿気たっぷりだと、ちょっとね・・・(苦笑)」って言われて。
俺が真っ赤になってちっちゃい声で「・・・ハイ」と言った刹那周囲を見ると、
俺と同じ学オケ出身とか、俺を知ってる人は、みーんな下向いて、肩ふるわせて笑ってるのね。

で、あとで(尊敬する)先輩から「お前、まんま、そのまんま指摘されてたのー、いやいや、
笑わせてモロタわ。本番、カラリとしたやつ、頼むで!」と。

あっちゃー。。。。。お見通し・・・

でも今回の本番は、ホントにどこに出しても恥ずかしくない弟@オケ。
きっと今回の演奏会での印象の殆どを持っていくんだろうな、と半分やっかみつつも。

やっぱりエエもんはエエですもん。
俺の大好きな音色で、まさに「間奏曲」たる(ですよね?)この曲に相応しい音色。
ただ、それを吹くのが「(でも)オッサンですやん」とは、ウチのパートの女子。
うーん。でも見た目が爽やか・イケメンだし、そこはスルーしたげようよー。

お客さんの拍手のボリュームも一段と高かったですね。
よかったな!
隣で吹けたの、光栄でした。

* ちなみに。俺が吹いたとき、その次の回から入団する、って旧帝大OBさんが楽屋に来て
「ほー、さっきの吹いたの、君かぁ。いやいや、あれだけ吹ければ上等上等、はっはっは・・・」
って・・・一体何サマなん?と思いつつ、今に至る。だからその耳を自分の演奏に向けて、
っちうに。

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(3) ホルスト「惑星」

さて、やってまいりました。本日のメインイベント。惑星。プラネッツ。
1年半をかけて準備してまいりました、惑星。
100回記念の惑星・・・100回記念「で」惑星・・・?

いっつもいつも、俺が今の・代表者の椅子に座る前、さんざん言われてました。
「この曲選んだの、だれ?」って。
俺はそれがもの凄く気色悪くて。だから選ぶ過程を見せるべきだろうな、と。
そしてそれがたまたま100回。
じゃ、団員総選挙で100回目の曲、恨みっこ無しで決めましょね、となった次第。

で蓋を開ければ・・・
本命「復活」対向「第9」大穴「惑星」という感じだったのに。

なんと決まってみれば「惑星」が最多得点。
この時、皮肉に「おもろかった」のが、ブラ1。
シニア層などは「記念回だし、みんなで一緒やりたい曲をやるべきだ!」「皆で一緒に」
のくり返し。既に数年前から「ワン・チーム」を連呼してた?

その口から出る曲が「ブラ1」という、なんともアンポンタンな状況。
ウチには、TbもTubaもいるんですが・・・・・・・・・・・・

そういう無知識?裏表?も古株団体にありがちな膿みなんでしょうかね・・・

指揮者センセによると、関東圏では今やメモリアルな時には「復活」をやるのだ、とか。
少し前は「第9」だったけど、Tubaがないよー、ってことで、
「復活」に流れがいって。場合によっては「千人」をやる場合もあるのだ、とか。

ただ、確かにどれも「ジャン!」で終わって「拍手喝采・おめでたう!」と
やりやすい曲ですが。。。

惑星は、遙か宇宙の彼方から流れてくる妙なる調べに引きつられるようにして
宇宙の彼方に消えていって・・・・オシマイ、という曲。

なので指揮者センセに言わせると「記念回でこれを選ぶのは渋い!大人!」だそうで。

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で、肝心の演奏ですが。
俺はこの曲は1st。
パート員の御都合、レベル等を考えると、どうしても俺が全乗りになっちゃうんだけど。
いや、それは構わないんだけど。

今回、100回は呪われたような出来事ばかりがオフステージで。
そしてその都度「委員長、どうしよう?!」という駆け込み寺状態。
言い訳に過ぎませんが、マジ、全然練習できずに本番に臨みました。
これ、最大の悔いです。
せっかくの100回記念で、皆楽しそうに盛り上がっているのに、
俺は、といえば、全然練習不足。
しかもようやく回りの音が聞けるレベルになったか、と思うと、
回りは「いつもの面々」が「好き放題」に吹き散らかしていアンサンブルを崩壊させている、
という現実。
でも時既に遅し。そういう吹き放題でキャッキャしているプレイヤーの音をキーに
1stFlが入る、というシークエンスも結構あって。
ピッチはあわそうとしない、テンポも好き勝手・・・それを頭の真後ろで展開されたから、
余計に混乱しまくり。

こういう場合、単純に自パートを吹き込めばいいんだけど、それすらできず・・・
演奏以前のトラブルシュートが本番近づくにつれ加速度的に量が増加・・・・・・
なんで、おればっかり?

皆楽しそうにしてるのに。

何で、俺ばっかり?

だから正直、「プロデューサー」としては大変満足のいく「演奏会」でしたが、
一フルーティストとしては「猛烈に後悔だけが残る」演奏会でした、ね。。。

だから、せめて「ご苦労様」の一言くらい・・・と思っても全然そんなのなし。
そろそろ俺にもご褒美ちょうだいよ。

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それとも1つ。やっぱこの曲、しっかり人を揃えて、お互いが自覚すれば
意外と?ちゃんと出来るもんだ、と思った。

大昔、関西圏であった「ザ・シンフォニーホール・ユース・オーケストラ」
みたいなプロジェクトオケで演奏すれば(出せてもらえるかどうかはわからないけれど)、
きっと「お祭り色満載」で心底楽しめただろうなー。。。。。

せめて、ヤツにだけは笛も企画も運営もよかったっすよ・・・って言われたかったな。
(演奏会が大成功、とは言ってくれたけれど。笛はノーコメント。やっぱダメだったんだな。)

ちなみに。
惑星、やれば・その気になれば出来る、という観点で言えば。
魔法使いの弟子よりはまだハードルは(1mm程ですが)低い、と見た!
絶対無理無理ムリー、ってのは、木星と冥王星に1~2箇所ある程度。
それ以外はしっかり練習すれば出来ますよ。「しっかり」練習して「お互い聞ける」余裕があれば、ね。

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(アンコール)
当然、お客さんとしては、フェードアウトして終わった曲「で」全体が終わると
なにかこう、ね。中途半端だろうな、と思って。というか、委員長の独断?で?
魔法、マジック、宇宙・・・と来たらもうこれしかないっしょ?
ってことで、やってしまいました。

「スターウォーズ/メインタイトル」
しかも「20世紀フォックスファンファーレ」付!


ヲタな俺が20世紀フォックスファンファーレナシでメインタイトルやるわけないやん?
そして「この日のため」に、楽譜も買い付け、別な演奏会(子供向け)で何度か練習してたわけやん?
全てはこの日のために!(これ、マジっす。)

おかげ様で?以外と?これだけてんこ盛りでやった後にしては力の抜けた、
良いスターウォーズ/メインタイトル(?)だったなぁ、と思います。

お客さんも当然皆さん知ってる曲を「ライブ・オーケストラ」で聞けた、とあって。
100回記念の、本当のフィナーレ、エンディング、というオーラも加わり、
そして最後の最後、舞台上の全員で立礼した瞬間、スタンディングオベーションありの、
BRAVOの声援多数ありの・・・

ホント、「プロデューサー」としては嬉しかったなぁ。
でも涙するか、といえば、やっぱり直後「後悔」がムクムクと。
で、俺はやっぱ「プレイヤー」がメインなんだな、って勝手に自覚しちゃった、と。

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そんなこんなで、なんとか這々の体でフィナーレに雪崩れ込んだ100回定期公演。
最初は「100回」だからと言って、別に「記念」でもなく、
単なる通過点、って、イチローさんみたいにスカしたこと言ってたシニア層の人達が
終わった後、100回やってしもたな!できたな!と興奮している様は、やっぱり
「これだから旧帝大OBさんって・・・」って妙に冷めてしまいましたが。。。

とにかく、俺としては這々の体でなんとか母港に帰港できた、という印象。
でも、これほど後悔にかられて、しかも厨二病並みに「誉めて欲しいなー」と
思った演奏会もなかったかもね。

今まで色々、エポックメイキングな企画立案をやってきて、
どれも記録・記憶に残るモノだ、というちっぽけな自負はありますが。
今回は、その点ちょっと残念だったかもね。
なんだか「できて当たり前、できなければ総スカン」という空気が、ね。

だからヤツとだけでも祝杯を・・・と思ったら、
ヤツは来場されてたご両親のこともあったので、
打ち上げ途中でフェードアウト・・・・・・・

* ヤツは本当に「勝負所」の演奏会、聞いて欲しい会の時は絶対にご両親読んでるみたい。
それって、スポーツシーンでもありがちなヤツかな?「ここ一番」は身内に聞いて欲しい、
というヤツやね。でも結果は素晴らしかったじゃないよ?(毎回そうだけど)
 シシリエンヌ、一時は「牧神よりも緊張するかも?」という、俺の神経逆なでするような
こと言ってくれてたけど(笑)、本番直前は「いつもと同じ程度の緊張です」って・・・
 やっぱりイイやつなんだな。旧帝大とは言っても、ガッコが違うと、モノも違う・・・のかな。

でもカミさんが誉めてくれたから、それで充分良しとするか。

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とかなんとか、で終わった演奏会。
1週間もたった今、ようやく反芻できるようになりましたが。
後で指揮者センセにご挨拶・御礼メールを送ったら、
えらくまた労ってくれる返信頂いて。
そりゃまあ、有頂天ではありましたが・・・
できれば皆の前で言って欲しかったナー・・・ちうのは、ちと贅沢・我が儘かな。

ウチのオケが嘘つきじゃなければ、ホントの旅行先は宇宙じゃなく、
アルプス山脈だったんですよねー。
スターツアーズだって、色々言いながらも感動する舞台になったっしょ?
だったら、次は、ね。


さて、そんなこんなでふと気がついたらもう12月も半分。
あとは「もう一つの審判の日」で気分悪ーくなって・・・なのかな。

そろそろ、こっちにも「良い話」が回ってきますように。
ちょっとだけでもいいから、こっちにも寄越してくださいな。

どうぞ、よろしくおねがいします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

PS

それにしても。あー、マジ、疲れたっす・・・・・・・
特に(ここでは絶対書けない)オフステージ。
みんな「自分だけ」って思ってるだろうけれど(個々もヘビーでしたが)、
自分だけ、とちゃうのよね。
そんなこんなも知らず、自分の望み通りにならないと
すぐに癇癪起こしてオケを混乱させる・・・・
ホンマ、ナニがしたいんだろね。
次からは、皆で楽しくやって、皆で幸せになろうよ~!ダメ?


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